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冬もあったまる奄美の里の鶏飯ランチー鹿児島のおいしいもの

鹿児島とフランスを行ったり来たりして暮らしている
旅するボタン屋、更紗屋雑貨店のめいこです。
ながらく間が空いてしまいましたが、日々のできごとや旅の記録などを、気負わずにnoteで綴ってみようと思います。
今現在、故郷の鹿児島に滞在していますが
次は来年の春3月上旬にフランスに戻る予定です。

11月に帰国してひと月半。
帰ってきたならおかえりなさい会をしよう!と
中学時代の友人らに誘われて訪ねたのは、鹿児島市新栄町の奄美の里。
その様子を書いてみます。

奄美の里にあるレストラン「健美和楽 花ん華」

鹿児島市街地から産業道路沿いに指宿方面へ向かうと左側に見えてくる、緑にあふれたエリア。
奄美の里の入り口には大きめの駐車場とガーデンセンター「Champs de fleur」(シャンドフルール)があり、その奥に今回訪れたレストランや結婚式場、庭園や大島紬の製作風景も見られる工場などもあります。(工場・資料館見学は有料)

鹿児島市に住んでいる人は大抵聞いたことがあるであろう、「奄美の里」の名前。けれど案外行ったことがないという人も多いのでは…
かくいう私も、レストランの利用は初めてでした。

「花ん華」ランチタイムは予約がおすすめ

ランチに訪れたのは12月の平日、昼12時半ごろ。
あらかじめ1週間以上前に電話で予約をして行ったのですが、これが大正解。
とにかく人気のようで、広い店内はほぼ満席で待っているお客さんもいました。

オーダーした和楽膳の内容

オーダーした和楽膳

私が注文したのは「和楽膳」¥1,600(税込)
鶏飯一式・豚の軟骨煮・小鉢 ・サラダ・ドラゴンフルーツのデザートがセットになっています。

ところで鶏飯って…?

ナチュラルに「鶏飯・鶏飯」と言っていますが、鹿児島以外にお住まいのかたは知らない食べ物かもしれませんね。
AIさんに解説を頼んだら「とり飯」の説明になってしまったので(笑)ここはオフィシャルサイトから引用させていただきます。

奄美に伝わる郷土の味、鶏飯(けいはん)は、 鶏ガラをじっくり煮込んで旨味を引き出した鶏スープをかけて、彩豊かな具材とともに楽しむおもてなしのご飯です。

花ん華 ホームページより(ふりがなは書き手によるもの)

最近は地元鹿児島の学校給食でも提供されることがあるというこの「鶏飯」。
お店や家庭によって中身が少しずつ違ったりするのですが、基本は

・細かく裂いた茹で鶏肉
・錦糸卵
・甘く煮た薄切りしいたけ
・小ねぎ
・パパイヤの漬物
・海苔
・鶏がらスープ
・あたたかいご飯

で構成されています。

鶏飯専門店では具材とご飯とスープが別々に提供されることがほとんど

このお店では、具材はひとつの平皿にまとめられ、ご飯はテーブルの人数をまとめてお櫃で出てきました。
鶏がらスープはテーブル中央のクッカーの上で温められるので、常にあつあつのものをいただくことができます。

ご飯の上に具材をのせてスープをかけたところ

好みの量のごはんをお茶碗によそい、その上に具材を好きなようにのせた後で鶏がらスープをかけていただきます。
とてもシンプルなのですが、じっくり時間をかけて煮出した鶏がらスープの味わいがなんとも深く、風味と食感のことなるすべての食材をまとめてくれるのです。

長時間煮込んだ鶏がらスープというとラーメンを思い出しますが、丁寧に灰汁をひき、酒や醤油で調味するのか臭みやクセがなく、ほんとうにさらっと食べられます。
むしろこのスープ自体がメインじゃないかと思えるほど…

スープとともに特徴的なのがパパイヤの漬物。これはなかなか入手ができないもので、家庭では紅生姜やたくあんなどで代用されることもあるのですが、さすがは奄美の里。少量ですがちゃんとパパイヤ漬けが添えられていました。
漬物といってもほとんど酸味がなく、カリカリとした食感とほんのりとした甘さがアクセントになります。

全部の具材がお匙にのるようにひとすくいし、口に運ぶと……すべての食材がえもいわれぬハーモニーを生み出すのです✨
これは食べていただかないと伝わらないだろうなぁ…!

和楽膳には豚肉をやわらかく煮込んだ「豚骨」がついてきます

奄美大島の名物で私の大好物の「豚骨」。
上品な優しい甘さと豚肉のやわらかさがたまらない一品でした。
居酒屋などで出てくる豚角煮よりもさっぱりと味わえて、これだけでまたご飯がすすんでしまうという罪なメニュー。こちらもぜひ味わってほしいです。

デザートはドラゴンフルーツのソースがかかった杏仁豆腐

会話を楽しみながらも箸は止まらず、気がつけばお鍋にたっぷりあったスープも空っぽになってしまいました。

子供からシニアまで、幅広い世代に人気のある鶏飯。
ちょっと肌寒い季節、おいしい奄美の郷土料理であたたまるランチもいいなぁと再認識した時間でした!

奄美の里のお土産におすすめ「凪屋」のかりんとう

大人気の幻のかりんとう ここで買えるとは知りませんでした!

「花ん華」が入っている建物の少し奥には、離島を中心に鹿児島県全域のお土産を扱っている売店があります。
その一角で見つけたのがこの「黒糖かりんとう」。

売り切れ必須なので買えたらラッキーかも!

以前雑誌でその存在を知った私はお取り寄せを試みましたが、抽選だか電話予約だかで購入できなかった悔しい思い出が。
たまたま友人が入手したものを分けてもらい、それ以来ファンになってしまいました。
小ぶりで、軽い口当たりが癖になってついつい止まらなくなる、キケンなローカルおやつなのです。

鹿児島料理の定番、甘いお醤油が気に入ったらぜひお土産に!

鹿児島名物「甘い」醤油のお土産サイズもいろいろ!

また、地元ならではの甘いお醤油のミニボトルがずらりと並んだコーナーも。小さいので気軽に持ち帰ることもできますし、味見するにもいいサイズです。鹿児島の郷土料理、「とり刺し」や、枕崎の鰹のタタキを食べる時にこれらの甘い醤油がぴったり合うんですよ…✨
でも、黒糖入りのお醤油ははじめて見ました!ちょっと試してみたいかも…

奄美の里でつかのま旅行気分を

鹿児島市内にいながら、ひととき南の島を旅しているような気分になれる奄美の里。
季節ごとにさまざまなイベントも開催されているようなので、興味をもたれたらぜひホームページをチェックしてみてください♪
2024〜2025の冬は、お庭のライトアップイベントも開催されているようです!


奄美の里 ホームページ

健美和楽 花ん華(はなんか)ホームページ
https://hananka.amaminosato.jp/

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