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人生の岐路〜恩師との出会い①〜
人生の岐路は?と質問されたとき
あなたは思い浮かぶエピソードがありますか?
僕の最初の人生の岐路は
中学三年生の時でした
『お前は天才だ。また遊びに来いよ。』
ある人に言われたこの言葉で
僕の人生は変わりました
当時の僕はスポーツや遊びに夢中で
勉強なんて全くしてこなかった
小学生の頃までは比較的成績が良く
それなりに真面目に過ごしていた
5年生の頃バスケに出会ってから
寝ても覚めてもバスケ
授業中もバスケの教本ばかりを読み
バスケの実力が上がっていくのと反比例して
勉強の成績はみるみる落ちていった
時は進み中学2年の学年末テストが実施された
もはや『点数を取らなきゃ』という危機感さえも失っていて
結果は200人中の198位
評定も体育以外 1、2が当たり前になっていた
当時ヤンキーの先輩達に目をつけられてしまい
『目立っている』
という稚拙な理由で
集団リ◯チの標的となっていました
そんな僕の心の中には
こいつらが行けないような
進学校に行って平和な学生生活を送るんだ!
そんな気持ちが沸々と沸いていました
更に時は進み
中学三年の進路面談
僕の志望校はもちろん倍率の高い人気の進学校
『この一年頑張って人生を変えよう』
そう意気込んでいた僕に
担任の先生から残酷な一言。
『どんなに勉強してもこの成績では◯◯高しかないね』
担任の先生の言うこの高校は
いわゆるヤンキー高
僕と対立していたあの先輩達がこぞって通う高校
辛い日々を思い出し頭の中が真っ白になった
"どんなに勉強しても"
このワードが頭の中をループし
何もかもやる気を無くしてしまっていた
惰性で過ごしていると
仲良しのS君が進学のために塾に通い出したと耳にした
その塾は小さくて建物も古く
月謝の安い人気のない塾だった
S君にどうしてその塾なの?
と訪ねると
『めちゃくちゃ頭が良くて面白い先生が居る』
S君はそう答えた
つづく
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