なんでもない日の、おめかし
こんにちは、sarariです。
4月25日に、Thingsly池袋PARCO店さん、Thingslyみなとみらい店さんに新作を納品するため、毎日準備を進めています。
今日は、なんてことない、いつもの水曜日。
記念日でも誕生日でもないし、お出かけの予定もありません。
そんな、なんでもない日。
私はとびきり、おめかしをしました。
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今朝のことです。
「もう着ないなあ」と思っていたワンピースを妹に譲ろうと思い立ちました。
クローゼットからワンピースを取り出し、朝日の入る明るいリビングで写真撮影。
黒地に白の小花柄の、上品でエレガントな雰囲気のワンピース。
ナチュラルでリラックス、シンプルな服が好きな私には珍しい、ちょっといいところに行くとき用の服です。
撮影をしていたら「それ、どうするの?」と彼に聞かれました。
「もう着ないなって思ったから、妹に譲ろうと思って」
「そうなんだ…。なんで?」
「うーん。私、ナチュラルな服が好きなんだけど、これはキレイなお姉さん系というか…好みに合わないなと思ったからさ」
「そう?…着てほしいなあ…」
「え?」
着る?
このおめかし服を、今日着るだって?
*
池袋と横浜の委託店さんへの納品準備はリラックスできて動きやすい服でやりたいんだけど…。
それが私の本音でしたが、思わず出たのは「いいけど…」という一言。
「い、いいけど…。それなら、メイクも髪も、ちゃんとセットしないと…」
正直、めんどうくさい、という雰囲気たらたら。
でも「着て見せて欲しい」という彼のリクエストを断りたくもない。
という訳で、私は考えました。
朝からおめかしワンピースを着て過ごすのは、精神的に疲れる。
だから日中はいつものリラックス服で過ごし、夕方、彼が帰宅する前に、服とメイクを整えようと。
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そして梱包作業など、ハンドメイド作家としての活動を終えた、夕方。
ばっちりメイクをし、髪型も彼が好きな髪型にし、朝リクエストされたワンピースも着て、ハンドメイド作家の私から、「いつもより特別な私」へと、準備を整えました。
「これからデートなの?」「素敵なお店で外食?」というくらい、久しぶりの全力おめかし。
素敵なワンピースを着る、ということは、それに合う自分を準備する、ということ。
時間もエネルギーも使うわけですが…たぶん彼は、そんなことも知る由(よし)もないわけで。
しかし、色々な作業を終えてからオシャレをするって、なんだか特別な気分です。
「折角おめかししたんだから」ということで、夕食もちょっとオシャレにする予定。
彼の驚く顔、喜ぶ顔が見られたらいいなあと思いながら、私は、彼の帰宅を待っています。
私の活動に関心を寄せていただき、ありがとうございます◎サポートでお寄せいただいたお金は、作家活動費として活用させていただきます。