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「普通の私」にファンが出来るまで

私は、普通です。

飛びぬけたセンスとか、キラリと光る才能とかはありません。

ハンドメイド作家としての進み方も華やかじゃないし、戦略もない。

でもね。

「普通」だから、伝えられることが沢山あると思うんです。

ハンドメイドを始める前、うつ病だった頃の話

私は2019年4月まで、うつ病の薬を飲んでいました。

ハンドメイドを始めたのは2018年10月なので、うつ病を抱えたまま作家として歩き出したことになります。

その前までは建設業の会社に勤め、連日の残業と、ひとりぼっちの支店に通勤して働く毎日でした。

「私、何のために働いているんだろう。何のために生きているんだろう」

そんな思いを抱えながら仕事をしていましたが、体調を崩して退職。

転職も考えましたが、幼い頃から「集団に帰属する」ということにずっと苦しさを感じていたこともあって、パートナーに相談して転職活動をやめ、主婦となります。

それからしばらくして自分個人で出来る働き方を探したくなり、ノートに向き合って色々考えるようになりました。

そこでたどり着いたのが「ハンドメイド」という世界です。

不安を抱えたまま「えい!」と踏み出した

もともとは「買う側」で、色んな作家さんの作品をお迎えして、身に着けて楽しんでいました。

「こんな風に好きなことを仕事にして生きられたら良いのになあ」と憧れる気持ちはあったものの、「どうせ私には無理だよね…」といつも諦めムード。

当時も趣味でアクセサリーを作ったりしていましたが、とうてい販売できる物じゃないと感じていたんです。

でも、何度方法を考えてみても、やっぱり挑戦してみたいのは「ハンドメイド」の世界だった。

最終的には「このまま考えているだけでは何も変わらないのかも…」と感じるようになり、不安でいっぱいではあったものの、「えい!」とハンドメイドの世界に踏み込んだんです。

最初のエネルギー源は「執着心」

私は色々な作家さんの写真の撮り方や作品紹介文の書き方を参考にしてオンラインショップの形を整えてきましたが、なかなかうまくいきませんでした。

特にオンラインショップでは写真が重要になりますが、ここが全然うまくいかない。

撮っても撮ってもどうにもならず、しかも「作品を買ってほしいのに、売れない!」という苦しい思いが日々募るばかり。

そこから脱出したくて写真の撮り方について色んなことを調べ、実践する。

でもうまくいかなくて、また落ち込んで、また調べて、実践して…の繰り返し。

そうやって「買ってほしい!」という執着心(当時はそんな風に思っていなかったんですが)を軸に頑張っていたら当然ハンドメイド自体が楽しくなくなっていきました。

私は理論派?感情派?

「買ってほしい!」という気持ちで頑張ることが辛くなり、私は自分の誕生日を境にその気持ちを手放すことに決めました。

「ワクワクすることだけをやろう!」と、気持ちを新たにしたんです。

それからはやりたくないこと(宣伝のためにブログを書く、Instagramにブログのような文章を書くなど)をやめて、「ワクワク」を感じること(委託販売に挑戦する、コンセプトを考え直すなど)をどんどん実行に移してきました。

そこでやっと分かったのが、自分に合ったやり方をきちんと見極めることの大切さです。

私がそれまでやっていたことは「セオリーにのっとって進める」という理論派のやり方。

もちろんそれも大切なのですが、私にとってもっと大切なのはセオリーを知ったうえで「ワクワク楽しいと感じることをやる」という感情派のやり方でした。

今の私の「行動スタイル」

私は数字で根拠を見せられても、説得力は感じるものの、それと併せて焦りとか不安とか「私には出来そうもない…」という嫌な気分も感じてしまうタイプ。

一方でSNSなどで誰かが楽しそうにやっていることを見ると「私もやってみたい!」とムクムクやる気が出てきて、あっという間に行動が出来てしまいます。

例えば、私のオンラインサロンもその1つ。

知人に起業家さんが居て、その方が自分のオンラインサロンを持っているのですが、それが楽しそうで「私もやってみよう!」という軽い気持ちでスタートしました。

うまくいくとかいかないとか、そういったことは置いておいて、とにかく楽しそうなことをどんどん実行していく。

これが今の私のスタイルです。

理論派の方だったら、例えば計画を立てて進めるとか、売上目標を立てるとか、そうした方がうまくいきやすいのかもしれません。

どっちが良いかではなく、「どちらが自分に合うのか」を知る。

最初にこのことを知っておくと執着心にとらわれず、ハンドメイドを純粋に楽しめるのではないかなと思います。

作家としての売れ方は「十人十色」で、大丈夫

私は今日も「普通」です。

相変わらずハンドメイド作家としてドーーーンと人気が出ている訳でもありません。

「オンラインショップで人気が出て、収入になる!」というハンドメイド初期の予想は外れ、ずっと予想の斜め上の売れ方をしてきました。

今はオンラインショップ以外でも、複数の方法(雑貨店さんとコラボして商品を作る事など)で収入を得られるようになっているんです。

だから、ハンドメイド作家としての売れ方はひとつじゃない、十人十色なんだと確信しています。

以前の私はネットに書いてある記事やハンドメイド関連の本に書いてある方法を実践し、その通りにやったのに売れなくて焦ったり、不安に思ったりすることがよくありました。

でも、参考にした方法だって「ひとつの方法」に過ぎなかったんです。

「普通の私」にファンができるまで

私にとって既にあるセオリーを守る事より大切なのは、自分がどういう方法だとうまくいって、楽しめるのかを見極めること。

私は自分に合った方法に気付き、それを実践するようになってからファンがつくようになりました。

オンラインショップの作品紹介文で作品について熱く語ったり、楽しみながらハンドメイドをやっている姿を沢山SNSで発信したりすることが、今の私の「自分の魅せ方」

前述した通り売れ方は人によって違うので、「魅せ方」も人によって違うはずです。

だから私はnoteで、その方法を見つけるためのヒントを沢山発信していきたいと思っています。

そして「普通」の私が自分に合ったやり方を大切にして、思いきり楽しみながらハンドメイドを続けたらどうなっていくのかを残していく。

「普通の私」がハンドメイド作家活動を通してどんどん変わっていく姿、その過程を見て、何か感じて頂けたら嬉しいです。

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