私には、私にしか咲かせられない花がある
「物語のある天然石のお守りアクセサリー」をお届けしております、作家のsarariです。
ハンドメイドをはじめた時、私はいつも、真っ暗なトンネルの中を進んでいるような気がしていました。
「これでいいのか」
「このままでいいのか」
そういうことをぐるぐる考えながら写真を撮って、素材を仕入れ、新作をつくっていたのです。
「我慢料」ではなく、「ラブレター」として、お金を受け取ってみたい
「趣味がアクセサリーづくり」というタイプでは、ありませんでした。
趣味だった時期もあったものの、誰に渡すわけでもなく、自分で使う訳でもないアクセサリーは、ただ溜まっていくばかり。
その頃は販売する勇気も時間もなく、溜まっていく作品を見ることが切なくなり、アクセサリーづくりから一旦は離れたのでした。
販売を始めたのは、それから1、2年経った頃。
会社を辞め、主婦になり、「今度は楽しめることをやって、お金をいただいてみたい」「嫌なことを我慢した『我慢料』ではなく、笑顔で楽しく作ったものに対する『ラブレター』として、お金を受け取ってみたい」という思いがあって、再び、アクセサリーづくりを始めたのです。
不器用で、ゼロからはじめたハンドメイド
SNS運用、写真を撮るテクニック、梱包、委託販売の準備…様々な壁にぶつかってきたように感じています。
いつも手探りで、「これでいいのかな」「このままで大丈夫かな」と不安を抱えながら、前へ進んできた。
TwitterとInstagramはプライベート用のものを少しずつハンドメイドに特化し、自分なりにそれぞれを「育てて」きたと感じています。
プライベートで写真を撮る習慣が無く、実は今でもプライベートで写真を撮ることはほとんどありませんが、作品の取り方だけは、ずいぶんよくなったように感じています。
最初から色んなことができた訳じゃない、不器用で、ゼロからはじめた私のハンドメイド作家活動。
「自分を育てる」
そんな感覚で、ここまで来たように思います。
目に見える大きな成長がなくても、今日の私はきっと、成長している
我が家では、種から椿を育てています。
今では1m近くまで背を伸ばした椿。
発芽するまで、何カ月もかかりました。
水を含ませたキッチンペーパーで包み、ジップロックの中に入れて、冷蔵庫で数か月。
そうしたら、芽が出た。
それを今度は鉢に植え替え、時に肥料をやり、背が伸びてきたら支柱を立てて真っ直ぐ伸びるよう支える。
毎日、大きな変化が見られるわけではありません。
でも椿は今日も、確実に、少しずつ、成長しています。
きっと私も、そうだと思うのです。
今日のnoteで何か大きな成長が見られるわけではないし、他のSNSやネットショップについても、竹のように一日で一気に伸びていく感じではなくて。
椿のように少しずつ背を伸ばし、幹を太くしながら育っていると感じます。
目に見える大きな成長がなくても、今日の私はきっと、成長している。
それはきっと、どんな人も同じだと、私は考えています。
私には、私にしか咲かせられない花がある
竹のように育つ人も居れば、椿のように育つ人も居るでしょう。
どちらがいいとか、正解とか、そういうことは無いと、私は思います。
竹の人には竹の人の良さがあるし、椿の人には椿の人の良さがある。
誰かと比べてしまう時もあるし、誰かを羨(うらや)んでしまう時もある。
そういう時もあっていい。
でも私は必ず「それはそれ」と線を引いて、自分の所に返っていきたいのです。
「人は人、私は私」
私には、私にしか咲かせられない花がある。
私はそんな花が見たい。
だからそのために、今日も自分を育てたい。
「誰かのようになりたい」ではなくて、「私の花を咲かせたい」という自分の視点で今日も考え、行動する私でありたいと、思います。
sarari
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