【適応障害入院日記】過去の栄光は忘れよう

12日目

頭痛い…
ちゃんと寝られたのに…。
う〜…となりながら朝食後薬と頭痛時のイミグランを飲んで、
午前中はアイスノンに頭をめり込ませてひたすら寝てた。

お昼になり、ちょっと頭を上げたら「あ、起きれるわ」
やはりイミグランとアイスノン(できれば冷えピタもほしいが)最強。
体温調節がバグってるから、気温差で片頭痛を起こしやすい。
入院中に持ってきたイミグランがなくならないかが心配なところ。

初めてのチャレンジ…

午後からは作業療法。
何をするか迷ったけど、あらかじめインスタで調べておいたグラスデコにした。

昔々、まだ私が純真無垢だったころ。
科学館やショッピングモールのイベントなんかで、
ホットプレートで焼くタイプの「ペタペタ焼き」はよくやっていた。
しかも少女いろどりは、上手だったのである。
はみ出すことも、薄すぎることもなく、ちょうどよく色を乗せる。

ペタペタ焼きのイメージがあったからか、インスタで見たときに
「これ、できるわ」と瞬間的に思ったのである。
のちにこの自信は打ち砕かれることになるのだが…。

ペタペタ焼きはすでに枠ができており、それに色を塗っていく。
しかし、グラスデコはまず下絵をなぞって枠を作らなければならないのである。

「まずは簡単なのを…」と、すみっコぐらしのぺんぎん？をチョイス。
枠にするインクを持って、意気揚々と描き始めた…

ブシャッ

ん？

細くなるように優しく力加減を調整したつもりが、
想像以上にインクがゆるくて太くなっていく。

これ…苦手なやつかも…

チョコレートのデコペンの要領でやるとガタガタになる。
口の先をつけると太くなるし、こすれて汚れる。

ぺんぎん？の口がどんどん茶色で埋まりそうになるところを、
綿棒とティッシュで必死に食い止める。

完全に舐めてかかってた。
グラスデコおそるべし。

今、作ってるのができあがったら、
得意な手芸にシフトチェンジする。
苦手を克服するより、私は得意を極めるのだ。(ただの諦め)

作業療法のあとは、デイケアで作るプラ板の下絵や、革工芸のデザインを考えたり。
師長さん(元デイケアセンター長。病棟で唯一心を許して話せる人)と、
来週の母襲来に備えての話をしたり。

明日は午後はデイケアに、そのあとはいつもの心理師さんとのカウンセリング。
安心要素しかない予定に、気持ちが軽い。
あとは明日の朝は頭痛が起きないことを祈るだけ。

今、私ができるのは「休む」こと。
できることを、一歩ずつ。
大丈夫だね。

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◯今日のご飯
朝食
頭痛で食べられず。何だったんだろ。

昼食
・麦ご飯
・みそ汁
・たらの山椒焼き
・とろろ

夕食
・ご飯
・チンゲンサイのスープ
・ちぐさ焼き(野菜がいっぱい入ったオムレツみたいなやつ。オクラ添え！)
・高野豆腐とがんもの煮物