森林ESDインストラクター研修行ってきました②学習指導要領のこと
今回の研修の前に、小学校での事前学習で使うスライドを、チームで作成しました。去年まで使っていたものをブラッシュアップしました。
林間学校では、子どもたちがグループで探求学習をするのですが、当たり前のことですが、グループの共通の知識は6年間の学びに基づいています。
そこで、6年間のうち小3から小6まで何を学んできたのか、学んできたことの何が森での探求学習に使えるのか、教科書を精査しました。私の担当は、国語・社会・道徳でした。
この作業大変だったけれど、やってよかった!
この役割を担当させてもらえて、よかった!
自分の子どもたちの頃と比べて、教科書が進化していました。
小6の国語の教科書では、私の大好きな二十四節気(歳時記)が取り扱われていました。
道徳の教科書は、説教くさい話ばかりではなく、教科横断的な話が掲載されていたのが、印象的でした。
社会はこんなことを学んでいたっけと、確認することができました。
この精査をもとに、森の役割=森の魅力に関わることばを、教科書から抜き出して整理しました。
それを、学習指導要領のなかのことばと照らし合わせ、ラベル付け→分類しました。
正直、学習指導要領ってまともに見たことなかったのです。
高校講師時代、授業を進めていく上で、参考にしたこともない。
ずっと、学習指導要領は教員をしばるもの、という認識でした。
今回は、学習指導要領をちゃんとすべて見たわけでもないのですが、教科書分析で利用するのはアリだなあと。教育を学び始めて40年近く、初めて少し肯定する気持ちになりました。
文科省が学びとしている内容を、肯定しているわけではないです。
教育に携わったことのない人が、学校現場に入るにあたって、子どもたちの背景理解のツールとしては、有効だったんだ、と。
また、学校の先生方と探究学習について打ち合わせする時も、共通言語を持つことができる。だって先生方は教育のプロであって、林業や森林について学んできたわけではないのですから。
学習指導要領、というと、学生時代からのアレルギーで思考フリーズしていましたが、お互いがわかりあう=対話のためのツールに使えるとわかったら、まあ付き合ってみるか笑、という気持ちになりました😆
それから....文科省に決められた範囲を超えて授業をやりたいとずっと思っていましたが、学校での学びの範囲でも、十分面白いことできるよね🤣少し謙虚な気持ちになれたのも、今回の私の学びかも。
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