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自分はここで何をしたいのか、伝えていきたいのか

昨日は、1年ぶりに大学に勤めていた時にお世話になっていたかたに、お会いしていました。在職中は、様々な相談にのっていただいていました。
私の職場は、ある先生に「(悩みの)寄せ場でんな」と言われたことがあるくらい、本来業務以外にも、学生の悩み相談が多く、また、地域の人や他の教職員との対応も困難なことが多かったのです。
それを、職場を離れてランチをしながら、酒を飲みながら聞いてもらっていました(正式な会議の場でも、運営委員として、適切な意見をいただいていました)。

特に教職員との対応は、なかなか難しいことが多く…と、当時は思っていました。

今思うと、自分のことなのに、自分がわかっていなかった。
組織の中で、自分がどこに立てばいいのか、わかっていなかった。


もともと補佐的な業務で入ったのが、試験を受け直して、半年後にはコーディネーターに。
ボランティアセンターを立ち上げる時だったので、方針が決まっているようで決まっていない。その中で、私の中に、どこかで人任せにしている部分があったのだと思います。

今の私だったら、決まっていないなら、自分のやりたいようにやる、と思います。その当時はそんな発想もなく、常にぐるぐる動く組織の渦の中で、自分もぐるぐる回っていたのだと思います。
そりゃあ他の教職員(特に、一緒に働いていたアルバイトさん)とうまくいくわけがありません。
自分がなかったのですから。

ボランティアセンターの位置付けが大学の中で変わった頃、私も自分で学ぶことにしました。それまでもコーディネーターの資格を取ることで、学んではいたのですが、もっと大きな仕組みを学びたいと思いました。

新しい上司から、業務のフローを提出するようにと言われたことがきっかけで、大学に勤め始めて2年目の終わり頃、国際協力機構(JICA)のPCM手法(計画・立案・モニタリング・評価)のWSを受講しました。その結果、自分の業務を客観的に見ることができるようになりました。
PCM手法を学ぶことは、組織運営には役に立ちました。組織の位置付けを考えることができるようになりました。その結果、もっと大切なことに気付きました。

自分はここで何をしたいのか、伝えていきたいのか。

手法以上に、必要なことはこれでした。
手法を学ぶことがきっかけで、大切なことに気づくことができました。

3年目はいろんなことを試しました。
自分がここで何をしたいのか、何を伝えていきたいのか、動けば動くほど、明確になっていきました。自分からどんどん外へ出ていき、いろんな出会いをして、それを業務に還元していく、そんな日々が続きました。

4年目はある意味やりたい放題の集大成。4年目の途中で、任期延長が決まり、さらにやりたい放題は加速しました。上司が「頭は僕が下げるから、思いっきりやってください。何かあったら相談にのるから」という最高な人に変わったのも、やりたい放題に拍車をかけました。困難な場面は多々ありましたが、味方がいてくれる安心感のもと、働いていました。

でも上司が私を認めてくれたのは、

自分がここで何をしたいのか、伝えていきたいのか

が、わかりやすく見えやすかったからじゃないのかな、と思います。

5年目は最後の年、やりたい放題を形にして、任期を満了しました。
今思うと、面白いことさせてもらっていたな。
できれば
自分がここで何をしたいのか、伝えていきたいのか
を、もっと早く明確にしていたら、とも思わないでもないのですが、きっと自分も成長するための時間が必要だったのでしょう。

自分が何をしたいのか、もやもやしている人、よかったらあなたの背中を押すために、お話しお聞きしますよ。
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