大切な人、小さい頃の自分、若かりし頃の自分へ、“今”の思いを伝えてみませんか(788字)

私には幼馴染がいます。幼稚園入園前から小学校低学年を共に過ごし、電車で1時間圏内に転校してからも文通をしたり、長期休暇には互いの家を行き来して友情を育むことが出来ました。社会人となり、互いの関心や生活が違ったものとなっても年賀状や誕生日の御祝メールなど薄っすらと繋がっていました。

互いの生活が落ち着いて来たこと、幼馴染と関係が持続するのは大変恵まれたこと、と気付いた近年、度々連絡を取るようになりました。思い出話、近況を交換する中で、私が小さい頃に悩んでいたこと、苦しかったことに話が及びました。

“小さいながらにちゃんと感じとってた。”
“それでもいつもニコニコしてたから、辛くないのかな?不満に思わないのかな?って思ってた。”

“でもこうして話して、やっぱり辛かったんだ、とわかって、どうにかできたんじゃないか?と考えた。”
“あなたを困らせた人に、おかしいよ!と言えてたら…って、今、大人になって思う。”と話してくれました。

“あの時、何か出来たんじゃなかろうか。”と“今”の思いを伝えてくれて、心に持ち続けた氷が溶けたような気がしました。

私も当時どうしようも無かったこと、うやむやで尻切れトンボになっていることetc.思い切って気持ちをひとり、ひとりに伝えていこうと思います。“あの時はごめんね。”、“あの話、どうなったかな?”など、お互いの生命ある内に伝えられたら、と思います。相手が自分のことを深く思ってくれていたことを知られるとが、そのまま流れ去るよりこんなにも嬉しいものなのか、と知られました。

◯◯◯さんも、謝りそびれている人、感謝を伝えそびれている人などに思いを届けてみませんか。ある期間を共に時を過ごしたお方に思い切って連絡を取り、思い出話をしてはみませんか。そして、小さい頃の自分、若かりし頃の自分にも“今、こうなっているよ、大丈夫だよ!!”と伝えてやりませんか。

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