季節のグラデーション
ここのところ、夢を見ることがない。天のものに、ただ、お願いしている。
森での眠りは、「好きなアーティストの新譜たのしみすぎる!」、「友人は悩んでいたけれど、少しは晴れたかな。」、「もうすぐお母さんclass再開するな。すっかり他人事みたいな感覚になっちゃって。あんたが関わってるんですよ!」、「自由って言っても、何もかもをまっさらにすると、ハチャメチャやな。生みの親いれば、育ての親がいる。森羅万象、自然、植物、尊敬する方々。自然の叡智…。宇宙の真理とは…。」果てなく巡る。ただただ、静けさと沢の流れる音があって、どこまでもただ、そこを感じていくと、いつの間にか深く深く眠っていた。夢はみなかった。
朝、森で使っていたシュラフやマットを洗い、お日様に干す。
わたしの顔は、水分という水分が、乾いてかわいて仕方なく、治安が悪い。オイル系は今、つけたくない。保湿クリームも「えっ!?いずこへ?」チャーリー浜さんも、降りてきちゃうレベルで(どんなレベル!?)、とにかく乾く。カサカサしている肌に、さらに、クレイファンデーションを重ねる。不思議なことに身体が「クレイがいい!」と、求める。まるでお菓子の最中の上に粉砂糖降るような「何コレ!?」状態だけれど、それが心地いいのでやってみる。金木犀のチンキと蒸留水の化粧水も吹きかける。心地いい。過去のわたし、ありがとう。
少し頂いた桜を塩漬けにしてみる。蕾だったのが、花開いている。
スペアミント、カモミール、ディルと蓬を植えて、水を注ぐ。
気温は日に日に跳ね上がって高くなって、スウェット→薄手の綿シャツ→半袖の流れの速さよ。新緑は色鮮やかになっているし。まだ4月だと言うのに、海の砂浜でビーチバレー、BBQ、夜は花火っしょ!と、はしゃぎ倒す。「うぇーい!」感しゃしゃり出てくる。(その世界線にいたこたない。キッパリ。だけど、夏のはっちゃける、もみくちゃフェス感は、好きだ。)そのノリと勢いに「ほれほれ〜あ〜れ〜」と浮き足立つ感じもまた、春。
ハーブの土をひっくり返してしまったのだけれど。
中から幼虫がごろん、ごろん。あちらこちらから、きもちよさそうに眠ってらっしゃる。この子達が、この土を豊かにしてくれているのだなぁ。それを感じられるのが、うれしい。
春、夏、そのあいま。言葉にしきれない、し尽くせない、感じる濃淡、深遠。どことも言えない。
日に日にジリジリ温度は待ってくれなくても。
「グラデーションは、たしかに、今ここに、ある」そう感じさせてくれる⚪
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