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捨てられない80代VSモノを減らしたい50代

暮れも近くなって、大掃除をしようかと。

毎年、年末ぎりぎりまで持ち越して、「ま、いいか」という箇所がいくつか出てくるのが恒例です。しかし、今年はわが家だけちょちょっとすればいい、というわけではなく・・・。
 
父が6月から入院=母が一人暮らし。義母が9月から入院=義父が一人暮らし。放っておけない日々です。
 
それにしても80を超える親たちの、モノが多いこと、多いこと。
使う気もないのに何本も置いてあるゼリーのプラスチックスプーンとか、いつから冷蔵庫にある?と聞きたくなるパック寿司の醤油、わさび、ガリ。こういう不要のストックが、家の中の現状を物語っていると思います。気に入ったという服を買ってきては溜めていく母には、ずいぶん前から「一着買ったら、一着処分!」と言い続けていますが、最近はBGMくらいにしか思っていない(絶対)。
 
ただ、実家はいいんです。強制的に捨て。「これ、いらないね?」「いつか使うかも・・・」「いつかは来ない(終了)」という会話を繰り返しながら、どんどん廃棄していきます。
問題は、夫の実家である義父宅です。
もともと家のことはすべて義母がやっていて、入院=今日から一人暮らし、となったとき、掃除機、洗濯機、炊飯器の使い方をレクチャーしましたが、どうだか。

義母の入院以来、義父に会う頻度は高くなりましたが、だんだん寒くなってきて「あれっ?」。いつ見ても同じセーターを着ています。気になって、気になって、夫に話したところ、「何年も前から着てるやつだから、もう捨てろって言っておいた」と。捨てるわけないじゃ~ん!!
 
先日、台所をのぞいたら、テーブルの上に水浸しのグラスがふせてありました。もうその時点で「何やってるの!」と口から出そうになりましたが、飲み込んで。テーブルを拭こうと雑巾を探したら、真っ黒なのが台所のすみに一枚。これもたまらず夫に伝えると、「このあいだ捨てたんだけどね」。それなら代わりのものを置いておかないと!!(捨てたものを戻しています)。どこに何があるのか分からず、使い続けているのが一目瞭然。ほんの一例です。
 
自分の実家と違って、パパッと捨てるのもためらわれ、あまり言わない、手を出さないようにしていましたが、義母が家へ帰ることができるのか、できないのか分からない中で、このまま遠巻きに見ているのも・・・。
 
「風呂とトイレは、このあいだのぞいたけどきれいだった」「寝室は掃除機をかけてきた」夫はそんなことを言っていましたが、「このあいだ」から何日経ってる?すみからすみまで、物をどかせて掃除した?と突っ込みどころ満載です。もう言いませんけどね。
 
どちらの家も荒んでいきそうなので、この暮れはせっせと大掃除。煙たがられてもいい、こちらの精神衛生の方が大事だからと割り切って。
 
「倒れないでよ、あなたたちまで」と心で叫び続けています。


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