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アルモニーアンブラッセ大阪探訪

大阪梅田駅周辺にはたくさんのホテルがあります。

今回ご紹介する『アルモニーアンブラッセ』は、ニューヨークにあるフラットアイアンビルに似た外観が目を惹く建物の一角にあります。
近くを通る度、あの鋭角なスペースには何があるのか気になっていました。

また、客室には部屋番号だけでなく、それぞれ魅力ある名前が付けられています。
宿泊予定のBLACK TEA(ブラックティー)のインテリアをシェアしたいと思います。

FACILITY

空に浮かぶ鋭角の外観
スタイリッシュと上質を体現した空間がここに。

茶屋町の中でひと際目を引く、独特のフォルムとシンボリックなファサード。
ビル外観の設計を安藤忠雄建築研究所が担当し、建築中からも話題となりました。
中でも特徴的な三角構造の高層にあるのが当ホテル。
見上げた時のインパクトは圧巻で、茶屋町のランドマークタワーとも呼ばれています。
内観はロビーからお部屋まで洗練された上質さを極め、都心でのラグジュアリーステイにぴったりな空間が広がります。

ホテルホームページより抜粋
エントランス

通りから少し入ったところにひっそりと在るホテルの入り口。
気付かず通り過ぎてしまうくらいの静かな佇まいです。

シンプルな案内板
4タイプの部屋で構成

今回案内された部屋は、1604号室DOLCE Vita(ドルチェ ヴィータ)。
イタリア語で甘い生活という意味です。
イタリア映画のタイトルに使われたことで有名になった言葉です。

予約時は34㎡のBLACK TEAでしたが、ドルチェ ヴィータの面積は、56㎡。
ホテルの部屋の広さは、私にとって滞在時の快適性を左右する大切な要素の1つです。
今回の変更は、とてもありがたい提案でした。

バルコニーに面して細長く広がる部屋は、窓からの眺めを堪能できる設計になっています。

リビングの奥に続くベッドルーム

「甘い生活」と名付けられた部屋をご紹介します。
こっくりと深いチョコレート色のカーペット、植物の輪郭が描かれたベージュの壁紙、オフホワイトの天井など、ベースになる大きな部分はベーシックな茶系の濃淡でコーディネートされています。

また、壁紙の中で輪郭として使われている金茶色をソファの貼り地に繰り返すことで、赤ベースと黄色ベース2種類の茶色を上手く繋いでいます。

ホテルならではの高度なテクニックだと感じました。

ベージュとゴールドの組み合わせ


敢えて差し色は使わず、窓から見える青空の吸い込まれるような蒼さに目が留まります。
マルーン色(栗茶色)との対比が美しいリビング空間です。

夏空の色を愉しむ
意外と低い手摺

市街地にある高層ホテルでは見かけないバルコニーが、他にはない特徴です。
湿気を含んだ風は生温く、持ち出したグラスはすぐ水滴でびしょ濡れになってしまいましたが、外に出られる満足感は不自由を上回るものと感じました。
景色がうっすらと透けて見えるデザインを取り入れた手摺が、意外なくらい低いため、少し心許ない気持ちにもなりました。

浴室からも青空が望めます
アクセントカラーは深い赤紫色
布貼り仕上げのアクセントウォール

ここで宿泊したアルモニーアンブラッセを例に、ホテルライクインテリアを自宅で実現させるポイントを4点ご紹介します。

1.シンプルな色使い
2.機能的な家具配置
3.ストーリーを作る
4.繰り返す

色数を絞ることで、騒がしい空気感を無くすことができます。

細長い建物の特徴を最大限に活かして配置されたソファとベッドのレイアウトは秀逸です。どの位置からも視線の先が広がり、豊かな気持ちになれます。

この部屋には、ホテルには当たり前にあるアート作品(絵画やオブジェ)が一切ありません。
視線を留めるものは内ではなく、外に向けられるように仕掛けられていると理解しました。

リビングから続くベッドルームのアクセントウォールは、ピンクベージュの柔らかい質感の布が貼られ、同じ素材のカーテンがガラスで囲われた浴室との間仕切りに使われていました。

壁紙の中の一色をソファの貼り地に繰り返したように、ベッドルームでも素材を繰り返す手法をとっています。

すべてを取り入れることは難しいですが、何か1つだけでも真似ると、ホテルライクインテリアに近づけることができます。

ご参考になればと思います。

スーツケース収納

おまけ
渋谷スクランブルスクエアにある店舗「ホテルライクインテリア」で買い求めた旅行用のアイテムです。
オプションでイニシャルや名前を刺繍してもらうことが出来ます。

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