見出し画像

アカペラでハモるコツはただ1つ

【アカペラとは】
楽器なし・全員がひとり1パート・他の人とは違う音で歌う合唱スタイル。

この前提だけで、アカペラは難しい!と嫌煙する人は多いです。
カラオケでカッコ良くハモったりしてみたいけど、ハモりって難しそう…なのにアカペラなんて…
みたいな。

私は7年ほど、アカペラをやっていますが
その話をすると「絶対音感があるんだ!?すごいね!」と謎の思い違い褒め言葉を言われることもあるほど、ハモり・アカペラには謎のハードルの高さがあります。
(絶対音感、全くありません。大体音感で生きてます♪)

人の声は楽器のように決まった音を出すわけではないので、
ガイド音がないと不安になる気持ちはとてもよく分かります。
ですが、ハモりは音感の高い人だけのものでしょうか??

答えは「NO」です。

アカペラをやろう!となった時、初心者の人にありがちなのが
「耳を塞いで周りの音を遮断する(=自分の声だけ聞く)」なのですが
実はアカペラの極意はこの逆、ただひとつだけなのです…!

つまり、「他のパートの声・音をめっちゃ聞く」
これがアカペラで上手にハモるコツなんですよ♪
(もちろん、カラオケでカッコよくハモるのも同じ極意です!)

そもそもハモるとは?ということを考えた時に
アカペラでハーモニー、つまり和音を作るためには他の人=他の音が必要です。ひとりではハモれないですもんね。
他の人から発せられている音と自分の発している音との距離感・バランスによってハモり状態が生み出されるわけですから
他の音が聞こえていなければ距離もバランスも測りようがありません。

声は電子楽器のように決められた音しか出せないわけではなく、高低のグラデーションが作れるので
それはつまり、いつも「正しい」音を出しているわけではない、とも言えますね。
ほんのちょっとですが、全員が機械のような音程とは違う声を出しているんだと考えると
周りの声をシャットアウトして自分の音だけ「正しく」あろうとすることは、ハモらない状況(距離が測れない状況)を自分で作ろうとしているのとイコールだと気付くと思います。

というわけで、
不安に感じる気持ちはちょっと横に置いてみて、
・他のパートはどんな音を出しているのかな?
・どんな和音の移り変わりでこの曲は進んでいくのかな?
・その和音の中に自分の音があるんだな
といったことに興味と好奇心を持って、うたってみてください♪

アカペラ、めっちゃ楽しいですよー。


※ちなみにこの「周りをものすごく聞く」は
日本最高峰のプロアカペラグループ「TRY-TONE」のみなさんも常々、力説していらっしゃる話でもあります。
TRY-TONEレベルになると、むしろ自分の音はほぼ聞いていないとのこと。
他のパートがいないと自分がどんな音を歌っているのかわからなくなるほどだそうです(笑

#note #Nサロン #WORDS文章教室 #アカペラ #ハモり


読んでくださりありがとうございます☆サポートで美味しいコーヒーショップのミルクティを飲んで、またよい記事が書けるようにお勉強します!