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ミニマリストの夢をみたのは

「ミニマリストになりたい」と最初から思っていたわけではありませんでした。
そして今のところ、ミニマリストになれる見通しは特に立っていません。
でもいつかなりたいと、虎視眈々と狙って(?)います。

なぜ、整理整頓上手なマキシマリストだった私がミニマリストに魅力を感じたのか。
自分でもなんでかなーと考えていたので、今日はきっかけのお話です。

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昨年末頃から10ヶ月ほど、かつてないほど「帰れない」毎日でした。
お仕事はそこそこ充実している程度でしたが
アレクサンダー・テクニークの教師資格取得のためのラストスパートをかけて、仮免許取得&本免許までの期間を想定の半分に短縮したこと、
ビジネスサロンに通ったこと、オンラインサロンに参加したこと、
それ以外にもお友達との食事や勉強会、講演会への参加などなど。

今思えば「何かを形にしなきゃ」という焦りがそうさせたのでしょう。
とにかくたくさんをインプットするために出かける。
それ以外に入ってくる予定も何とかして詰め込む。調整する。詰め込む。。

平日も土日もなく、我が家の収納並みに予定を詰め込んで
23時より前に家にいる日が月に1、2日という毎日でした。

内向型で回避傾向が強く、ひとりの時間が必要な私にはかなり負荷が高かったはずです。
にも関わらず、負荷に気づかないくらいテンションを上げて頑張って出かけまくった結果、9ヶ月目くらいで、キャリアコンサルの先生の前で「帰りたいんですーーーーー」と泣きました。
(いや、家には帰ってるんですけど。。)

そのあたりで「この生活は私には向いてない。優先順位が違うのかも」と気付き始めたのが、きっかけのひとつ。

そしてもうひとつは「バスタオル」です。

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お友達に「増税前、何買う?」と聞かれたのがきっかけでした。
特に何も買おうとは思ってなかったのですが、
「そういえばバスタオル、全部同じ種類で新しくしたいなぁ」と思っていたことを思い出したんです。
そこで、増税前の恩恵というには少額ですが、バスタオルを新調しました。

ぴかぴかふわふわのタオルを、同時期に買ったタオルも仕舞えるランドリーケースに収めたあたりから、どこか、お部屋との不調和を感じるようになったんです。

タオルだけがホテルみたい。。

我が家は間違いなく片付いていましたが、例えばホテルのような片付き具合と比べると、情報量が異様に多いのです。
たくさん増やした収納に、きゅうきゅうと詰め込まれた色とりどりのお洋服・鞄・靴、
ありとあらゆる生活用品のストック、本、CD、楽譜、食器、家電……

色・形・文字などあらゆる情報の違う大小様々なものもの存在感を、クローゼットや引出しの向こうに感じていました。

「帰りたい」と泣くくらい家にいる時間を必要としていたのに、
同じくらい、帰っても落着けないことに、無自覚ながら気付いていたと思うんです。
帰れなくて、帰りたい気持ち・きちんと生活したい気持ちが増せば増すほど、私の持ち物が発している無言の声がうるさくてうるさくて、物の影でたまっていくホコリや汚れが私を非難する声が大きくなって
たとえ帰れても全然、うれしくないんだってことがだんだん自覚されました。

たしか同時期に、「持ち物をへらしてすっきり暮らす」系の雑誌を読んでいたと思うのですが、それも無自覚な心の声が行動させて、買わせたんだと思っています。
最初は「いやー結局は収納力でしょ。減らさなくてもいい方法ないかなー」と思いながら読んでいましたが、
最終的には減らすヒント探しのために、何度も何度も見返すことになりました。

自分は出ずっぱりが根本的に得意ではないということの再認識、
そしてひとりの時間も大切だからこそ、ひとりで過ごす場に情報が多いことは刺激になることに気付いたこと。
この2点がきっかけだと思います。

自分の時間と場を重要視した1つのふり切った例が、ミニマリストだと考えると、
不向きな方向性にふり切ろうとして疲れ果てた私が、逆向きにふり切った方へ魅力を感じた。そういうことじゃないかなーと、振り返って思うのです。



生活をミニマルにしても使いたいお気に入りのものはこちらにまとまってます

#note #コラム #ミニマリスト #マキシマリスト #内向型

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