情念深い女による失恋後ルーティン
恋の力は、盛りの時よりも失ったときにこそ発揮されるものかもしれない。
失恋をすると、しばらくはその感情に振り回される日々が続く。
経験上、時間が薬になることはわかっている。
それでも情念深い女はなかなか気持ちを手放すことができない。
そんなときに支えてくれる音楽がある。
久しぶりの失恋でも結局学生時代と同じルーティンを繰り返していた自分に笑ってしまった。
1. Mariah Carey - Always Be My Baby
もう、何はともあれまずはこれ。涙が出るうちはこれを聴き続ける。
注目すべきはその歌詞。
完全にストーカーソングである。
が、失恋直後はこの心持ちでないと自分を保てない。
ひたすらこの曲を繰り返してなんとか気持ちを落ち着かせ、悲しみに浸るのが失恋第一期。
2. 元気を出して - 竹内まりや
泣き暮らしているうちに、段々そんな自分に疲れてくる。
少し前を向きたくなったらかけ始めるのがこちらの鉄板ソング。
正確には竹内まりやセルフカバーバージョンが好きなのだけど、
最後の薬師丸さんのコーラスラインが大好き。
この曲を聴き始めたら復活まであと一歩。
冷静に考えたら、当たり前だが失恋では死なないし、人生は続く。
彼を失ったことは悲しいけれど、地球上に人間は腐るほどいる。
3. 純愛ラプソディ - 竹内まりや
少しずつ立ち直り始めたら、次に聴きたくなるのはこちら。
やはり失恋といえばの竹内まりや。
爽やかなようで重い。
結局どうやっても好きじゃなくなるなんてできないし、感情は変わらない。
だけどその感情に与える名前を変えることはできるはず。
ここまで来ればもう前を向けている。
しみじみ感情の重い女だなぁと思う。
それはいいでも悪いでもなく、自分の特性なのだと思えるようになったのはつい最近。この特性のせいでしなくていい経験をしたこともあるけれど、それもひっくるめて自分の人生だとも思えるようになった。
番外編: 人生いろいろ - 島倉千代子
恋でも仕事でもなんでも、辛くなったらこれを繰り返す。
辛いのも苦しいのも生きているから。
そして今の自分が一番若い。
何より、何度も裏切りにあって借金15億以上抱えた人がこれだけの笑顔と可愛らしい声でこの歌詞を歌っているのだから、きっと何でもどうにかなる。
「人生いろいろ」に挟まれる「いろいろ!!」を熱唱しながら、そんなことを思う。
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