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妊娠、いつ報告するか問題。

本日、赤子、心拍確認されました。

あーよかった。まじでよかった。
高齢妊婦だし、安定期はまだまだ先だから引き続き油断ならないけれど、第一関門突破!という心境。(心拍が確認されたら流産の確率は大きく下がるらしいのです)
妊娠がわかったときよりうれしくて思わず涙が出た。
赤子よ、がんばろうね、母もがんばる。

ところで、妊娠したことをいつ周囲に報告するのか。
これもまた、母たちの悩むところだと思う。

ちなみにわたしは、お芝居の仕事をしているので、所属している事務所には市販の妊娠検査薬で陽性が出てすぐ伝えた。

妊娠しても、体調を見ながらお仕事してますぅ、という女優さんもいらっしゃるけど、それはいわゆるスター俳優さんだから周りも体調に気をつかってくれるのであって(その人がいないと成り立たない作品なわけだし)、ほかの、そうではないみなさんは、どうしてるんだろう、ギリギリまで妊娠を隠して仕事をしているのかな。わたしも若かったらそうしたと思う。でも、こちとら、押しも押されぬ高齢妊婦である。例えばこの寒空の下、真夏の設定で半袖裸足で野外ロケ、とか、ちょっと今は勘弁願いたい。

そーいうわけで、いわゆる「仕事先」には、いの一番で伝えた。親よりも先に。これは事務所に妊活を応援してくれている人がいたっていうのが大きいかもしれない(そのこともいずれ書きたい)。事務所にとっては、「妊娠=仕事ができない=事務所の損失」なわけだから、はっきり言って女優の妊娠って、「めでたいけどイタい」出来事なんだよなあ。まあ、こちらもその期間は収入なくなるし、キャリアも中断せざるを得ないわけで……

閑話休題。そして今日。

親には、心拍が確認できたら言おうと思っていた。
これも悩んだ。今日確認できたのはできたけど、来週もう一度確認しましょうということになっている。そのあとの方が確実かなって。

でもよくよく考えると、うちの親も高齢出産だったため、もう80なんです。明日をも知れぬ命なのです。これ、もし明日明後日、親たちになにかあったら、「ああ、やっぱり言っときゃよかった」って思うよなあ。ならばよし、やはり今日言うべ、ということで、電話で報告しました。

結論、報告してよかった。
うちの親も、放蕩娘が結婚しただけでもよしとせにゃ、と己に言い聞かせ、マゴの二文字を心の奥底に深く封印していたところへ、開けゴマとばかりに飛び込んできた朗報に、父親(超いかつい)までも声を詰まらせておりました。生まれてこのかた、わたし、両親をこんなに喜ばせたことがあっただろうか。いやーわたし、いい仕事した!赤子よ、ウチに来てくれてありがとう、まじで。

これが赤ちゃんの力なんだなー。
親にも報告したら、なんだかホッとした。
なんだかんだで、一人で抱えるには重かったんだなあ。
赤子よ、みんなみんな、きみに会えるのを楽しみにしてるよ。
元気に生まれてきなね。

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