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夏の宙に浮かぶ、球体アナロジー。

大暑を過ぎ、猛烈な暑さに包まれる日本ですね、、、
皆さま暑中お見舞い申し上げます。
小暑の候に書きかけのnote、夕立ちの涼しさに助けられ書き終えてみます。

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暦は小暑、標高500m以上の当地は他の地域に比べ少し季節がゆっくり。
7月7日、梅の実をやっと収穫しました。

自給用に借りている畑は広大な森がセットなのですが(しかも格安…)、大家さんからは「材木を切りだして売ったりしなければ好きにしていいよ笑」と言われています。そんな広大なお山で、草に埋もれ・忘れられたようにポツーーンと立つ梅の木を発見したのは3年前。

大家さんにお願いしたところ「そんな木あった?うち、酸っぱいの苦手で使わないから好きなだけ採ってって」と(
梅干し大好き一家にとって、大きすぎず・小さすぎない無農薬の梅!が自分たちで収穫できるなんて!うれしすぎる出会いでした。

売ってある梅は傷ひとつ無いものが多いですが農薬なしでもこんなにつるんときれい。

(土地の持ち主から採取の許可を得たなら、山の中はウロウロしてみるもんです。昭和初期、多くの人が借りて耕していた田畑・農機具小屋は朽ち果て、その人たちが植えたであろう名残りの梅や柿・グミや桑の木が点在。ワラビやタケノコ、キノコなどの山菜も豊富です。
勾配のきつい山の奥のほうまで開墾された痕跡がありますが、子どもが多く食糧が乏しかった時代。たった100年以内にここまでしなければならない情勢が在ったこと、近い将来にも在りうること、それを報せ・映す鏡の様にさえ視えます)

以来、この木から梅干し用の梅を収穫させてもらっていますが、夏空の下、鈴なりに成る青梅の姿って爽やかで、なんて可愛らしいのでしょう。

やっと採りごろを迎えた梅を、おおよそ20kg収穫してきました。
買って漬けるのもいいですが、自分たちで「採って漬ける」という事自体が、木の手入れに繋がり、自然との循環を感じる、季節の楽しみになっています。どこかへ観光に行くのじゃなく、食につながることをしているだけで、結構イベント感があり楽しいものです。
収穫の恵みに対し植物に感謝をあらわす「お礼肥え」の肥料を還し、収穫イベント完了。まだ少し実が青いので、1~2日寝かせることにします。

熟した実は頬紅をさしたように上品で、いい香り~。
熟れすぎの実は梅干しには使えないので、梅シロップにもいいですね。

私はフリーのリモートワーカーで、原稿が届けば仕事、届かない時は畑仕事or家仕事、という生活を長らく過ごしていますが、今日は入稿間近にも関わらず原稿が届かない…やることなし…待ちぼうけです…

こんな時は、ぼーっとネットを見るのじゃなく、
何かしら手を動かす!学ぶ!が、ちょっとした自分のモットー。

そこで、本日は少し夏休み的工作など。
ご存知の方も多いと思いますが、野菜づくり界隈&キャンパーの間で流行中の「オニヤンマくん」というグッズがありまして(虫は苦手だけど殺虫剤成分は避けたいと考える人にいいかもしれません)これホームセンターなどでは1,000円前後するのですが、前から気になっており、でも効果はさまざま?のようなので、それらしければいいか!ということで作ってみることに。
(動画やSNSでも自作勢が増えに増え…そのせいかネットではセットで叩き売り状態になっていますw)

昆虫苦手な人、すみません・・・

羽根はクリアファイル、胴体は割り箸、目玉は家にあったビーズ、適当ですが完成しました。
(最初に作った羽根…リアルに濃く書きすぎたら昆虫感マシマシ…自分でも触れないくらい怖い風情を醸してしまい…あっさりしたラインの羽根に作りかえました…クローン技術で生き物を作っちゃうような人とか、我ながら怖いでしょうね(話飛んだ…))
オニヤンマは獰猛でハチもバリバリ食べるとか…蚊も寄って来ないとか。
畑仕事で試してみたいと思います。

それにしても、梅の実ってまあるくて、美しい球体です。
今まで、梅の実は梅の実として、それ以上に何も思うことはありませんでしたが、ある人から学んでいる「自然界のものは大小に関わらず相似している」という話をふと思い出し、

この丸さ・中にタネ(核)。地球とおんなじだ!

感じていないだけで、身の回りの自然に、こんな繋がりが現れ・溢れているのですね。(それを食べるなら、きっと体にいいこと間違いなし!)

夏の宙に浮かぶ、まあるい星々、そして果実。
自然と人の関係性、時間というものの不思議、今ここにいる意味について、
高くなる青空・想い馳せる夏です。

これから暑さも本番、自然の知恵やチカラを借り
酸っぱ~いものを食べ、爽やかに・健やかに乗り切りたいものですね。