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皆さま こんばんは。
玲月彩良(れいげつ・さら)です。

梅雨かと間違うようなお天気が続いていますね。

体調も不安定になりやすいこの時期は、無理をせずにたっぷり睡眠を取って乗り切りたいものです。


今日のお題は
「運命の人は決まっているのか。」


恋愛のご相談で「彼は運命の人ですか?」「私の運命の人はいつ現れますか?」という質問をされることがあります。


この質問自体が、とてもぼんやりした質問だと思いますが、お話を伺うと、自分と一生涯結ばれる=結婚相手や人生のパートナーのことや、自分が人生で一番愛する人のこと、また自分を一番愛してくれる人のことを指すことが多いようです。


私は運命の人は「決まっている範囲から選ばなければいけないという制約はあるけれど、運命の人は一人とは限らないし、最初から決まっていない」と考えます。



運命の人がたった一人しかあらわれず、相手が決まっているという考え方は、逆に目の前の「運命の人」との出会いを逃してしまう危険な考え方だと思います。

占いには「宿命」と「運命」という二つの考え方があります。


宿命とは、命を宿すと書くように、私たちがこの世に生まれて出てきた時にすでに宿っていたものを指します。


占いでは、四柱推命での命式、紫微斗数での命盤に示されたことです。


それは自分では残念なことに変えられません。


反対に運命とは命を運ぶ、すなわち自分の意思で授かった命を運んでいくという意味があります。


占いでいうと、命式や命盤に示された自分の人生を日々取捨選択をしながら生きる毎日のことを指します。


この部分は自分で変えられますし、選ぶこともできます。

また選ばないこともできます。


「運命の人は決まっている範囲はあるが、この人だと断定できるほど決まっていない。」の中の「決まっている範囲」のことが宿命の部分、「この人」の部分が運命です。



地球の歴史の中で、自分と同じ時代に生まれたこと、広い地球上で自分と会える距離に存在すること、そしてお互いに異性として意識できる年齢層であることは、宿命部分に該当するといえます。



いくら相性がよくても、宿命の範囲内にいないと恋愛には発展はしないからです。



自分が生まれる前に生存していた人のとの恋愛は不可能ですからね。



そして、地球の歴史という長いスパンで見ると、出会ったこと自体が奇跡的であり、必然だと言わざる得ない部分があると思います。

そう考えると、あなたが出会った人、これから出会う人すべてが「運命の人」の可能性があると思いませんか?


確かに出会う範囲は「宿命」で変えられないかもしれません。


それでも、その限られた出会いの中で、お互いに相手を必要とし、愛し愛される相手を探し、関係を築くために努力をすることで、単なる出会っただけの人が、運命のひとになるのだと私は思います。


人生の中でそう思える人、そう思ってくれる人がたった一人かもしれないし、複数現れるのかもしれない。


出会った人の誰もが運命の人になる可能性を秘めており、逆に、相手とどうしたいかという自分の選択によっては運命の人でなくなることもあります。



運命のひとを選ぶのはあくまでも、その時を生きる自分でなければいけないのです。

出会いについての格言にこんな文章があります。



「運命のひとは必ずあらわれる。ただ彼は、今頃アフリカあたりにいて、しかも徒歩でこっちにむかっているにちがいないわ。」



運命はじぶんが作り上げるもの。



もしかしたら、自分が思う運命の人があなたを必要としていないかもしれません。



そんな時は、泣いてばかりで下を向いていないで、あなたの行動範囲と行動手段を、今までと違う視点から広げてみてください。



上に上に、前に前にと後ろを振り向かずに進んでいきましょう。


視線の先には、次の運命の人。


あなたに見つけてもらおうとワクワクしながら待っています。

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