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紫微斗数 父母宮から親子の関係性を知る①

皆さま こんばんは。
玲月彩良(れいげつ・さら)です。

今日で、3月も終わりですね。明日から新生活をスタートさせる方も
多いのではないでしょうか?
春は「別れ」と「出会い」の時期でもあります。
親子関係でも、子供が成長していくと、だんだん「親離れ」「子離れ」していかなくてはなりません。
そんなきっかけの「別れ」の春。そして新たな成長への「出会い」の春。

紫微斗数では、自分から見た親子の関係は「父母宮」と「子女宮」で判断します。   

「父母宮」は自分の父母との関係を見る宮です。自分にとってどんなタイプの両親なのか、その縁は深いか,浅いか、関係性は良好なのかどうかを知ることができます。

「子女宮」は反対に自分の子供との関係をみる宮。
どんな性格やタイプの子供に恵まれるのか、その子との縁の深さを知ることができます。   

この両方の宮の状態が良ければ、親子関係では苦労がなかったり、心配の種が少ない傾向だと言われています。
それ以外にも、四化飛星を使うと、隠れた、親子の本質的な問題が明らかになることがあります。

紫微斗数で、父母宮の主星に太陽星が入ると「男親と縁が深い」と言われています。太陽星が男性を象徴する主星だからです。
太陽星は宮の位置が重要な星。お昼に位置する輝く「昼の太陽」であれば、
「頼りになる男親の加護が期待できる」と判断できます。

ただ、そんな輝く太陽星に自化忌(じかき)が付いている場合はどうなるでしょうか?「自化忌」は自分では気が付かないうちに、自分で災いを招いてしまうことです。ほとんど無意識の行動からですので、改善するのは難しい自分の欠点であり、弱みでもあります。この場合は、本来ならば頼りになる男親や目上の方の良い影響をうけて成長していく良い運を持っているのに、自分でそのチャンスを台無しにしてしまうと判断することができます。化忌星にはトラブルの意味もありますので、目上の方の親切心を素直に受け取れないことで自分の害になることも予想されます。

父母宮に、自化忌がついた輝く太陽星が入っている男性がいました。彼は、小さいころから、父親や祖父に可愛がられて育っています。学校でも男性の先生とは相性が良く、先生が目をかけて下さることが多かったです。そんな恵まれた状態ですのに、なぜか知り合って少し経つと、その方たちと距離を取ってしまうのです。どうして、手を貸してくれる人から離れようとするのか。ずっと私には疑問でした。

そんな彼の母親の命宮は太陽星です。反対に、母親の子女宮には彼の命宮の主星が入っていました。親子として関係性を結ぶことになった時点が、すでに奇跡的な出会いだからでしょう。親子というのは不思議なもので、紫微斗数でも四柱推命でも、関りのある星並びの親子を実にたくさん見てきました。

本当に、偶然なのか、必然なのか、世の中には解明できない不思議なことがたくさんあります。

長くなりました。続きは次回に。お楽しみに✨



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