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【京都ライター塾】第6回:新規仕事を得るために

7月から受講していた、第9期ライター塾がフィナーレを迎えました。今回は、最終回のレポートをお届けします!


はじめに

書くことに向き合い、駆け抜けた3ヶ月間。書くことが楽しい、うまく書けなくて落ち込む…と、書くことを通して、いろんな感情を味わいました。

書くことの他に、私は京都ライター塾で裏テーマを設定していました。それは、自己開示をすること。
講座の中で、みんなの前で感想などを話す場面が何度もありました。同期生は自分のことを自然体で話していて、そんな姿が眩しかったです。私は自分のことを話すのが苦手だけど、そんなふうに自分を出していきたい。いいも悪いもなく、フラットに。そんな思いを抱きながら、毎回のペアワークで、少しずつ自分を出していきました。そして、最終回では、えずさんに「レポ記事を書くのは、苦手でした」とカミングアウトしてしまいました(笑)レポ記事は、時間をかけて書いていたけど、書き上がったものを読んでも、なんか、しっくりこない。どう書いたらいいのだろう、と毎回試行錯誤していました。えずさんは「自分のスタイルで書いていけたら、いいですね」とコメントしてくださり、勇気をいただきました。なので、今回のレポ記事では、自分の感じるままに、書いてみたいと思います。

フリーライターのメリット・デメリット

フリーライターとして働くことには、メリットもデメリットもあります。それぞれひとつずつ、私がいいなと思ったことを紹介したいと思います。

メリットは、会社に依存しないということ。何社かと契約して、柱を作っておくといいとのこと。一社に勤めていると、会社に何かあったら、受ける影響が大きいです。フリーランスとして、何社かとの契約があれば、一社との契約がなくなっても、そんなに大きなダメージを受けないのだそう。これは、金銭面だけではなくて、精神面にも影響があるんじゃないかなと思いました。私は現在、ひとつの会社に勤めていますが、精神的にどうしても会社の影響を大きく受けるなと感じています。何社かと契約することで、精神的にも自由になれるんじゃないかなと魅力的に感じました。

デメリットは、保証がないということ。会社員だと、体調を崩したら、有給を使って休むことができます。フリーランスだと有給がないから、健康に気を付けるようになったと、えずさんはお話されていました。これは一見デメリットに感じるかもしれないけど、メリットになりうると感じました。体調を崩さないように、健康管理する能力が高まるんじゃないかなと思いました。

つまりは、フリーランスにはメリットもデメリットもあるけれど、自分がどうしたいか?を考えて、自分に合った道を選ぶことが大事だと思いました。

ブログは名刺がわり

ここからは、仕事を依頼してもらうためにできることについて、ご紹介します。

ひとつめは、公式サイト(ブログ)を持つこと。ブログ記事に実績を載せておくと、実績を見た人から依頼が来ることがあるそう。また、好きなことをブログ記事にして書いておくことで、それを見た人から依頼が来ることもあるとのことでした。実際に、えずさんはブログに京都のおすすめスポットや楽しみ方を紹介する記事を載せていたところ、旅の雑誌を出版している編集部から、京都の記事を書く依頼があったそう。好きなことを書いて、それが仕事につながる、というのはとてもワクワクすることだと思いました。

その他にも、ブログがあると、人に紹介してもらいやすくなるのだそう。誰かに紹介するときに、ブログを見てもらえば、説明する手間が省けるとのこと。ライターとして仕事を獲得していくためには、文章の上手さだけではなくて、こういうことが大事なんだと思いました。この一手間がないことで、紹介するハードルがグッと下がると思います。
自分のことを知ってもらえて、過去の実績も見てもらえる。そんなブログは、名刺がわりになりますね。

ライター仲間を作ろう

ふたつめは、誰かに紹介してもらうこと。
ライター仲間から仕事を紹介してもらうということは、よくあることなのだそう。忙しかったり、スケジュールが合わなかったりで、受けれなかった仕事をライター仲間に紹介することがあるということでした。
そして、「この人と仕事をしたい」と思ってもらうことが大事だと、えずさんはお話されていました。えずさんは、仕事を断るときは、早くお返事をするのだそう。そうすることで、編集者さんは次のライターさんを見つけることができるし、また次に何かあったときに連絡をもらいやすくなるとのことでした。相手の立場や状況を考えて、動きやすくなるような気遣いをすることで、自分のチャンスもできるのだと感じました。

仕事は「人」を介してやってくるとのこと。「人」とのつながりを大切に育てることが仕事にもつながると思います。

交渉をしてみよう

フリーランスになると、いくらで仕事を受けるか、金額を自分で決める場面も出てきます。そういうときの対応についても教えていただきました。

提案された金額に納得できなかったり、金額が間違っているのではないか、と思ったら、聞いてみるといいとのことでした。そのときのポイントは、明るく聞くこと!申し訳なさそうに聞くのではなくて、明るく聞くことで、相手も軽く答えやすくなるのだそう。

金額の交渉をしてもいいというのは、驚きでした。教えていただかなかったら、納得できる金額ではなくても、そのままの金額で仕事を受けていたと思います。「金額の交渉って、していいのかな?」と、モヤモヤしながら。でも、えずさんから技術を提供するので、交渉する権利があるとお聞きして、プロ意識を持って、交渉し、仕事をしていきたいと思いました。

交渉するときは、なぜその金額にしたか、根拠も合わせて伝えるといいのだそう。たとえば、ライティングに加えて、撮影をしたり、Word Pressに下書きをしたりすると、別に作業が発生します。その作業が必要だと察知したら、クライアントさんに提案してからすると、お金に換えることができるということでした。そうすると自分のスキルも上がるし、単価も上がります。クライアントさんにとっても、自分にとっても、プラスなことだと感じました。
何でも自分で判断せずに、言語化して相手に伝えることが大事だと思いました。

まとめ

京都ライター塾の期間中に、ライターデビューした方や次のステップへ向けて行動された方がいて、本当にすごいなと思いました。私は、状況は変わらなかったけど、気持ちは変わりました。確実に。「書くを仕事にしたい」という思いが強くなりました。具体的に行動できなかったのは、何でかな?と振り返ると、もうすぐ育休が終了し、職場復帰を控えているので、躊躇している自分がいました。仕事と子育てをしながら、書く仕事をできるのだろうか。いっぱいいっぱいになるのが目に見えて、不安な気持ちがありました。それでも、少しずつでも行動しながら、書く仕事へシフトしていきたい。最終回を終えて、そんな気持ちになりました。人生の時間は、限られているのだから。

えずさんのもとで、同期生と学んだ3ヶ月間は、とても充実していました。書くことに向き合い、ときにはうまく書けなくて落ち込んだり、やっぱり書くことは楽しいと心を躍らせたり、大人の青春みたいな時間でした。
そして、ライター塾を通して、ライター仲間とつながりを持てたことが、とてもうれしいです。以前にライティングをしていて困ったことがあったときは、誰にも相談できなくて、どうしたらいいか分かりませんでした。これからは、相談できるお仲間がいると思うと、心強いです。

最後に、これからやりたいことを記しておきます。少し、恥ずかしいけど…!
インタビューを通して、その方の思いを言語化して、魅力を伝えること。
いつかエッセイも書くこと。
まだまだ未熟だけど、思い切って書いてみました。小さな一歩を積み重ねていきたいと思います。

3ヶ月間、導いてくださったえずさん、ご一緒したみなさん、本当にありがとうございました!

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