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水と戯れられない龍。

その龍は水が苦手だった。

仲間の龍たちはいつも気持ちよさそうに水と戯れ

キラキラしていた。

その龍の記憶は
小さい頃に水は危ないと教えられたこと。

龍なのに水遊びができなかった。

龍なのに水と戯れなかったのだ。

龍なのに。。。なのにってなんだ?

鏡の中で鳥が横切る。
鏡の中でアゲハ蝶も飛ぶ。


龍は龍であることに違いない。

たとえ水と戯れることが苦手でも。

いつも龍はそこにいる。





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