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頼った♪

藍子はのんびり生きている。
あまりせかせかしていない。
小さい時からこうなのだ。
ご飯を食べるのは遅いし、何か選ぶのも遅い。
走るのも遅ければ、しゃべるのも遅い。

いつも気がつくと人より何かが遅いことが多い。

特に比べることではないのだが、母親の口癖は早くしなさいだった。

藍子には1つ下の妹がいる。

真逆な感じだ。
せっかちさんと言うか…なんだかいつもあわてんぼうな感じなのだ。藍子はそれが楽しかった。妹にはいつもいろんな出来事が起ている気がして面白かった。

今は妹とは別に暮らしている。

お互いに一人暮らしだが一つ違う点があるとすれば田舎と都会という点ではないだろうか?

藍子は田舎のスピード感が合っている。
妹は田舎のスピード感も都会のスピード感も合う。
気がする。

藍子には最近変化が起きている。

この間、出先で車が動かなくなった。
いや動かせば動いたが帰るとエンジンがダメになる可能性があったのでレッカーで運んでもらったのだ。

その距離40キロ弱。

さて。どうやって帰ろうか?

徒歩、電車、バスを乗り継いで帰るか♪

。。。




そうだ…友達に聞いてみよう。

〝今日どこにいる?〟

その友達は営業をしていて各店舗を回っている仕事をしていた。

聞いてみるとなんと今日の勤務先はここから近い!

畳み掛けるようにお願いする!

〝お願い!車が壊れてレッカーしてもらうんで迎えにきてもらえない?〟

いいよ!

やったぁ!ツイてる!!♪

藍子にしては行動した←(笑!

以前だったら歩いて電車に乗ってバスに乗って歩いてクタクタになっても帰っただろう。

頼れた♪

ありがと😌

ありがとう。なんだけど

伝え方として『ありがと😌』な感じ。

友達には感謝しかない。






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