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札幌すすきので一人飲み列伝

今50~60代くらいの男性で、学生時代に札幌に出てきたみなさん!
すすきのと青春、懐かしい情景をどうぞ。
(職場のエライ人にエッセイを頼んだら、思いのほか素敵な話でした・・・)

すすきのと私の青春

北海道の大学に入学した途端、札幌が私の遊びの中心地と化しました。たった二日で学生寮を抜け出し、街の中心部を探索していたことを今でもはっきりと覚えています。札幌は巨大な都市で、繁華街と歓楽街が複雑に織り交ぜられていました。

そしてそんな札幌の中でも「すすきの」が特に鮮やかに記憶に刻まれています。初めて訪れたその時、華やかさと生気に目を奪われたものです。それは昼間だったかな、確か関西出身の大学の友人と一緒に足を運んだはずです。派手な広告看板が飛び交い、活気あふれる街並みが広がっていました。

大阪のなんばに似た感じがして、そこは文字通り「大人の遊び場」だった。日本三大歓楽街と言われるすすきのは、昼と夜で異なる顔を持っています。昼間は予想外にも女性たちが多く歩き回っていて、楽しげに過ごしている様子が眼に映ります。

しかし、夜が訪れると、その風情は一変します。お酒を目当てにした人々が街を満たし始めるのです。すすきのは多種多様な飲食店が並んでいて、スナックから高級クラブ、風俗店までひしめいていました。それは、まさに男の遊び場。お酒好きには最高のパラダイスだったのです。

私は時折、友人と共に、あるいは一人でのソロ活動としてすすきのへ足を運びました。

居酒屋からスナックへ、成長の一端を覗く

大学生活が三年生に進んだ頃、わたしは働きながら一銭を貯めていた。その勤務地はすすきの駅からほど近い、居酒屋だった。札幌駅前通りと国道36号が交差しているあたり、日々の四時間をすごしたのだ。居酒屋の仕事は簡単で、わたしの役割は主に料理の提供だった。

特に揚げ物を中心に、ビールや焼酎ハイなども作り、その真心で絶妙な料理の味わいを知ることになった。そして土日になれば、違うすすきのの居酒屋で自分自身をご馳走にする時間をもっていた。居酒屋の雰囲気はリラックスでき、料理もリーズナブルだったから、一人でも訪れることができたのだ。

カウンターで一人、焼酎ハイを傾けながら揚げ物をつまむ、そうやってお酒を覚えていった。そして時には、友人と共に居酒屋からスナックに移動する。ハイボールを飲みつつ、カラオケに興じてすすきのの夜を満喫した。

スナックの雰囲気は個人的に好みだった、料金も手ごろで自分好みの酒を楽しむことができた。必ずしも美人ではないけれど、愛嬌のある女性店員が働いていて、親しみやすさに惹かれていた。ソロ活も行って、カウンターでの一人飲みも楽しい時間だった。やがてスナックは、友人と行くよりも一人で行くほうがいい場所になった。

お酒の後は、やはりラーメンだ

すすきのでお酒を楽しんだ後に空腹になる、それが男性のリズムだ。スナックを出た後は、近くにある「さっぽろラーメン横丁」へ向かった。そのラーメン街は、北海道へ来た時から必ず訪れたかった場所だった。

旅行雑誌で目にしたラーメン横丁には、数十のラーメン店が並んでおり、その中でも「味噌ラーメン」が一番のお気に入りだった。ラーメン横丁は、賑やかな夜を過ごしたあとの、私たちの胃袋を満たす最高の場所だった。

最初に訪れた時は、どの店を選べば良いか迷ってしまったが、やがて自分のお気に入りの店を見つけることができた。その店の名前は「札幌らーめん たんぽぽ」。ここで提供される味噌ラーメンは、まさに絶品で、味噌のコクと野菜の甘みが絶妙にマッチしていた。

深夜でも活気あふれるラーメン横丁で、スープと麺、そして具材が一つになった瞬間の喜びは、言葉で表現できないほどだった。熱々のラーメンを前にして、私は一日の疲れを吹き飛ばすことができた。私のラーメン愛が深まるほど、私自身もまた、この北海道の地に根ざしていく感じがした。

すすきのの夜を過ごし、自分を見つける

それから数年が過ぎ、私は大学を卒業し、札幌で働くことになった。すすきのの街で過ごす時間は少なくなったが、その魅力に変わりはなかった。居酒屋での飲み会、スナックでの一人飲み、ラーメン横丁での夜食、これらすべてが私の日々の一部となり、私を形作った。

そして、すすきのの夜を過ごすことで、私は自分自身を見つけることができた。一人でも、友人とでも楽しむことができるこの街の雰囲気は、私が自分の居場所を見つけるのに役立った。何より、北海道での生活を満喫できる場所を見つけられたことが、私にとって最大の幸せだった。

これからも、私はすすきのの魅力を追求し、自分自身の成長を続けるだろう。そして、すすきのでの体験を通して、私はこれからも多くの人々と交流し、自分の人生をより豊かにするつもりだ。すすきのの夜は、無限の可能性と出会いを秘めている。

すすきのの未来へ

すすきのは、その魅力的な夜の風景とともに、未来へと進んでいる。私も、この街と共に、新たな挑戦を続けていくつもりだ。

この街で新たなビジネスを立ち上げるという考えが私の頭をよぎった。すすきのの夜は、さまざまなビジネスチャンスを提供してくれる。お酒、食事、エンターテイメント、これらすべてがこの街には満ちている。私のビジネスアイデアは、北海道の素晴らしい食材を活かした料理を提供するレストランだ。また、地元の醸造所から仕入れたビールを提供することで、北海道の魅力をさらに伝えたいと考えている。

その一方で、私はすすきのの持続可能な発展を考えている。地元のコミュニティと協力して、この街の魅力を守りながら、新たな価値を創出していきたい。エコフレンドリーなイニシアティブを導入することや、地元の若者たちに仕事の機会を提供することは、その一部だ。

札幌のすすきのは、これからも私の心の中にあり続けるだろう。私の生活の一部となったこの街は、私にとって最も大切な場所の一つである。この街での体験が、私の人生をより豊かにし、成長を促してくれることを期待している。

すすきのの夜は、これからもその魅力を放ち続けることだろう。そして、私はこの街とともに、未来へと歩んでいく。

札幌のイベントやデートスポット、おひとりさまの遊び場など、真面目なブログも書いています。こちらもぜひ! https://www.din-hkd.jp/