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「伝わる!」動画の作り方 見てもらうためには手間は惜しむな

オペラのPR動画を作りました

今週末(2022年8月14日)公演される
オペラのPRビデオを作りました。


もともと、オペラの作曲者が札幌に来るということで
インタビューがメインでした。


インタビューは東京から来た作曲者、
そして、今回の演出家と指揮者の3人です。


最初は、
3人のインタビューを1人ずつ
まとめたものを編集しました。


もう、50年近く上演されているオペラなので
その世界では、有名な人のインタビューです。


今回の演目や
北海道でオペラを見ている人であれば
いいインタビューだと思いました。


ただ、一般の人から見たら
大変失礼な言い方ではありますが…。

オペラ「泣いた赤鬼」の台本・作曲の松井和彦氏のインタビュー


知らないおじさん3人です。
見たことのないオペラについて
語っているだけにしか見えません。



「3人のインタビューに説得力を持たせるには、
どうしたらいいだろう?」


YouTubeは他の人が演奏した楽曲は使えない

実は通し稽古を一通り
3台のカメラで収録していました。



理由は
他の人が演奏した楽曲が使えないからです。


YouTubeでは収益を上げることが目的でなければ
作詞・作曲の著作権は問われません。



その代わり、誰が演奏しているかが問われるので
CDや他の人が演奏したものは使えないのです。



そのため、どこを使うか決められないので
通し稽古をすべて収めたのでした。



その中でインタビューと重なる
フレーズの部分を何度も聴きました。


それで、編集の概要は決まりました。


人は余計なものを見つけると本筋に集中できない


ただ、撮影はあくまで稽古場での映像。

指揮者や演出家が映り込んでいたり。


舞台だったら、袖などにスタンバイしている人が
丸見え。



キーマンとなるオペラ歌手の
背後で意味なく立っていたり
動いたりする人も映り込んでいます。



大道具も卓球台や
稽古場にあるもので代用のため
ツッコミどころ満載の状態です。


指揮者、スタンバイしている人、大道具の代用品としての卓球台や椅子など


何度かお話ししていますが、
人は画面の中で本筋と関係ないものを
意識すると
本来の筋が頭に入らなくなります。


ということで、
インタビューに使う稽古風景の映像を
曲別に編集し、


トリミングなどをして
なるべくわからないようにしました。


キーとなる楽曲は4曲。
それぞれ1分程度に編集しました。


明確な編集イメージが
浮かんでいなかったので


曲を編集したことにより
インタビューとリンクしている
編集ができました。



その動画、気になる方は、こちらからごらんください。


人は手間を惜しんでいることをすぐ見抜く


編集した曲を全部
本編に使うわけではありませんが、
遠回りでも、
曲の編集工程は重要です。


世の中の物は何でもそうですが…。


手間を惜しんだものは
人の心を動かせません



人は動画の作り方を知らなくても
つまらない動画はすぐわかります。



特に効率を重視し、手間を惜しむなどの
作り手の手抜きを
視聴者はすぐ見抜きます。



ほかにもテレビ番組や映画などでは
当たり前である基本的なことが欠落しているため
見続けることが嫌になる動画は
たくさんあります。



別にむずかしいことではなく
ごくごく基本的なことなのですが…。


そんなことをこれからも
お話していきます。

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