🌺齢をとればとるほど、物事を前倒しに片付けていくといい。特に法務局への自筆遺言書提出とか。

もうね、日々、予定外のことが、いろいろ起こるんですよ。
前歯が歯の根元から欠けて、歯抜けババァになっちゃうとかね。
体力も気力も減衰する寄る年波に、そういうことが起こると、
というますかね、そういうことばっかりですよ。シニアになると！

だから、何事も前倒しにやっつけていく！という気概でいって、ちょうどいいか、それでも遅れがちか、ぐらいの程度になると実感しているんですよ。

私の場合は、去年に大掛かりな断捨離と、今年にはいって法務局に遺言書を提出したことが、ほんとうに大きかったのですよ。
心の安寧の礎(いしずえ)になりましたからね。

遺言書？そんなに遺産なんてあるの？
いーえ、ぜんぜん有りませんよ！でも、いろいろなシニアの方のブログを拝読して、遺言を書いておいたほうがこの世に未練を残して死ぬようなことにはならないだろうなと思ったので、遺言書作成キットを買って、ネットでいろいろ調べて自分なりに遺言書を自筆して、法務局にブチ込みましたよ！死んでから幽霊になってこの世で迷うのイヤだから！
あ、「ブチ込む」なんて、法務局の担当者さんヒドい形容でごめんなさい！法務局の担当者さんは頼れる方々でしたよ！私が提出した自筆遺言書を精査下さり、「よく勉強されましたね」ってお褒めの言葉も頂きましたし。

私の微々たる遺産のこと？ほんとーに少額！それに、私が長生きしたら、長生きするほど、遺産は無くなっていくと思いますけどね、でも、私が死んだときに、いくばくかでも私の貯金が残っていたら、私の心の故郷の地域に有る児童養護施設と小さな神社に寄進する旨を遺言書に書いてありますからね。配偶者には、相応の遺産が行くように書きましたし、配偶者を遺言書の執行人にしましたからね。もっとも、配偶者は私の微々たる遺産なんてなくても、一人で生き死にするぶんには大丈夫だと思います。配偶者よ、私の死後はヨロシクやってくれ！

私は、児童養護施設を卒業した若い人たちの自立支援事業に寄付しています。僅かな金額ですけどね。
社会に出たばかりの若者は、思いのほか、弱い存在です。私がそれを実感して生きてきましたから。私は児童養護施設のお世話になることはありませんでしたが、「親ガチャ」なんていわれるように、「頭がおかしい親」と私は呼びますけどね、に、振り回されてもうコリゴリだ！と逃げるように就職して結婚して結婚後も働き続けたクチですからね。でも、そういう選択が幸せになるかどうかも、わかりませんよ。まぁ、人生、幸せばかりではありませんよね。ところで、「幸せ」と「辛い」の漢字って、よく似てますね。

若い人たちの自立支援事業への寄付は、とても意味があると思うのですよ。自立支援事業へ寄付することは、大人として一般社会に飛び込むことができるくらい強靭な人間に育った人たちに支援することです。18歳以上の人たちになるかとおもいますが、人間、18歳ぐらいになると、ちょっとやそっとでは死にませんからね。いうなれば、歩留まりがいい。
歩留まり？なんて不謹慎な！って怒るかもしれないけど、人としてこの世に生まれたからには、歩留まりが第一ですよ。まずは18歳ぐらいになるまでに、社会に出て人間としての役目を果たせる存在に成長することが、人間として必要不可欠ですから。その前に死んじゃったりグレちゃったり使い物にならなくなっちゃうと、人間として負け！なんですよ、厳しい言い方をすれば。
そういう意味で、べつに養護施設やそうじゃない家庭育ちだからに関係無く、人生そして世の中、歩留まりが第一です。私はそれを身をもって知っていますから。人として生まれたからには、世の中にとっての歩留まりが良い存在になることが、成功の鍵だと思いますから。私？歩留まりメチャクチャ良かったと思いますよー！歩留まり良すぎでしょ！私！だからリタイアしても平穏に暮らしていけてるんだとおもいますよ。

だからこそ、大人社会の入り口に立っている若い人たちを暖かく盛り立ててあげることが、「初心者マーク」で社会に飛び込む若い人たちを応援することになり、ひいては社会のためになるんだと私は思っているのです。大学に進学したいなら、進学して立派な社会人になってほしいし、成人式の御祝い金をもらったら、それで友だちと楽しくワイワイやるもよし、ちょっと背伸びして恋人と食事に行くもよし、ずっとほしかったものを買うもよし。今回の人生に一度きりの若い時を謳歌するのに使ってよ！

私だって、「初心者マーク」で社会に飛び込む際に、とても心細かったんです。でも、飛び込むしかなかった。猶予期間(モラトリアム)なんて、ありませんでした。ほとんどの人がそうだったと思います。そして、それで良いんです、良かったんです！人間は、大人になったら、社会に出て、社会のために自分を役立てることが、務めなんですから！
そうして、社会のために自分を役立てた人だけが、平穏な老後を送れると、私は実感していますから。

だからこそ、養護施設で育った若い人たちを、暖かい気持ちで応援して、彼らが社会の中で彼らなりにもがきながらたくましく生きていく姿を見守り続けることが、かつて若者だった、かつて自分も社会の中でもがきながら生き延びてきた大人たちの務めではないかと、私は思うんです。
私も、若い頃、天を呪いながら社会でもがきつづけたけれど、今思い起こすと、たくさんの人生の先輩たちに見守られて、事あるごとに手を差し伸べてもらっていたんだなぁと、しみじみ感じて、心から感謝しています。人生の先輩の皆様、有難うございました！私は、今、ここで、私なりに、平穏に暮らしています。

だからこそ、その恩返しとして、これから社会に飛び込んでいく若い人たちを、少しでも応援できればと思って、寄付もするし、遺言も書いたのです。
生まれ育ちに関係なく、下を向く必要なんて無い！　上を向いて堂々と笑って力強く歩いていってくれ！　裕福な家柄の子どもだって不幸でグダグダな子は沢山いる。そういう人たちを私は見てきたし、実際にいるでしょ？社会の恩を仇(あだ)で返すような超勘違いの若者が！親の顔が見たいよ！って、あーあんな顔してるのか！　そんな社会に対して恩知らずな親に育てられた子どもは、生まれ育った社会で生きていけないから、そこから出ていくしか生きる道は無くなってしまう。そういう哀れな若者って、親がいないほうがちゃんと育ったかもしれない。世間の人たちなんて、多かれ少なかれ、同じようなものだ。だから、胸を張って堂々と力強く生きていってくれ！
もちろん社会は厳しい。でも一生懸命ちゃんとやっている人に、社会は正当に報いてくれるものだ。だから社会は公平で、ちゃんとやっている人に社会は暖かい。ということを、私自身が体感して、今、ここに、こうして老後を平穏に暮らしている。

書いているうちに話しがそれてしまいましたが、まぁそういうことです。

🌳おしまい🌳

🌳さっぱりさんは、生まれつき頭がさっぱりなので、
　 コメントにお返事できない失礼をお許しください🌳