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Zoomでのグラフィックレコーディング反省点など…

先日、オンラインイベントでグラフィックレコーディングをさせていただきました。

成果物は、今回イベント参加者のみの共有としたので、解像度の低いもので小さく載せてみました。左がリアルタイムで描いたグラフィックレコーディング、右は、それを振り返り用に後から再整理したものです。なんとなく雰囲気伝わりますでしょうか。左はとにかく書いて書いて書きまくって、右の方はそれを再整理して、構造化して表現しています。

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今回のイベントでは、常にZOOMの画面共有でグラフィックレコーディングを写しながら、3名の登壇者を中心に、30名程度の方との対話を交えながら進行されました。

個人的に感じた、リアルイベントとの違い

今回、初めてオンラインイベントをレコーディングして強く感じたのは、グラフィックレコーディングが参加者の視界を占める割合が、従来のリアルイベントと比較して格段に大きいということ。

また、キャンバスが無制限であるのも、これまでのグラフィックレコーディングとの大きな違いでした。
(模造紙はスペースが決まっていますし、iPadでモニターに映すグラレコも、モニターの画角に合わせることが多く、実質サイズが決まっていたので)

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従来ですと、ある程度「情報の取捨選択」を行ってレコーディングをしていましたが、今回の場合「あまり適していないな」と感じました。全ての流れを網羅し、「今、どのような対話の状況か」を常に共有しながら進める方が、今回のZoomイベントには合っていると思ったのです。(発言する方も、発言しながらレコーディングを見ていますし、ピックアップされない状況を作りたくない、という思いもあり)。

そこで、とにかく「発言を拾う」ことに徹してレコーディング。

→結果、なかなかの筆量に。

また、色分けするなど構造化の処理をする時間が足りなく、上図左のように、文字が積み重なっていくようなグラレコとなりました。

データが重いとZoomから外される(?)

延長戦もあり、スペースが足りなくなる→iPadのキャンバスを広げる、を繰り返した結果、横が1万ピクセルを超える大きな画像に。普段、後からの活用を考えて解像度を大きめに設定していたので、とても重いデータとなってしまいました。

結果、気がつくとZoomから外される(共有が自動的に解除される)状態に。レイヤーを統合して重さを軽くしつつ、なんとか最後まで表示させましたが、最初の解像度などは今後気をつけないといけないなあ、と思いました。今回「ブロードキャスト」で共有していたので、他の方法(下記引用)だとそれは解決するのかな…(まだ未確認)。

レコーディングをもとに、振り返り用のノートを作る

このようにリアルタイムのグラフィックレコーディングは完了したのですが、見返すと、同じ話題が重複していたりして、どうしても読み解きづらい。

今回のイベントは、今後も継続して考えていく課題の「問題提起の場」でもあったので、参加者に振り返り用としてわかりやすく共有したく、後日振り返り用に構造化してまとめたものも共有させていただきました(上の右図)。

ちょっと負荷が大きくなるので、ケースバイケースだとも思うのですが、これは自分の思考整理にもなるし、レコーディングの練習にもなるなあと思います。

画面共有の方法がいろいろあるんだね

ZoomにiPadから良い形で画面共有する方法は、会社のグラレコ部の皆とも話し合ったり試行錯誤してきたのですが、いろんなレコーダーの方から、どんどん新しい知見が共有されています。


オンライン主体の状況になって、可視化のニーズが改めて高まっていると感じます。レコーダーに限定されるものではなく、参加者全員が可視化に参加する形など、いろんな形を試していけるといいなあと思っています。


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