協働事業「びびんこ」のこと聞いてきた…
北九州市市民活動サポートセンター(サポセン) イノです。
ソシオカフェ行ってきましたよー
先日ご紹介した協働事業「びびんこ」の説明もしっかり聞いてきました。
以前の記事はこちらです。↓
伴走支援の手法について、すごく興味があったし、サポセンも取り組まなければならないと思っているところでした。
4月に初めて参加させていただいたときは、リモート参加だったので、あまり参加のみなさんとお話しもできなかったので、今回は現地に潜入してきましたよ(笑)
ソシオファンドの協働事業「びびんこ」の伴走支援
ソシオファンドの「びびんこ」っていう取り組みは、「協働事業」という立て付けになっているんですよね。
支援を決定したら、
3~5名のサポートチームを組成
そのチームと申請者で2週に1回のミーティング
正会員(=パートナー)とその内容を共有。(もちろんそこでも意見を出しあう)
サポートチームと申請者はパートナー同士となり同じ立場(目線)で
事業を進めていくという印象です。
金も、手も、口も出す!みたいな感じ…笑
支援内容も「こういう支援です」的な
感じではなくて
・広報物やHP制作の支援
・クラウドファンディング含めたファンドレイジング
・関係者間のネットワークを通じたマッチング などなど
申請者のニーズに合わせた形でやっていくような印象です。
当然、時には厳しい言葉がかけられることももあるようです。
申請者側にもこの協働事業に取り組むには、それなりに覚悟が必要になってくるでしょうね。
個人的には、それは伴走支援を行う立場、支援を受ける申請者としては、当然あるべき姿なのだろうと思いました。
プレ協働
もう一つ「いいな!」って思ったのは、「プレ協働」っていう取り組みです。
申請者は、協働による支援を決定されるまでに、プレゼンを行う必要があるんです。
そこに向けてプレゼン作成に関する支援を受けられるんです。
この時点で自分たちの団体や活動のことを外の人達にしっかり見てもらえるんですよね。
このプレ協働を受けても、その後の協働支援を受けられる補償はないですが、「ふりかえり」や「たちどまり」をしながら、これまでの活動を見直し、そこから先のビジョンを描くという感じですね。
すごく有意義なことだと思います。
昨日ご参加されていた方の中には、「プレ協働」のみ受けられた方もお越しになられていましたが、その描いた将来像は全部実現していっているということでした。
プレ協働だけ参加されてもその後のソシオファンドとの繋がりは継続されて、しかもそれがまた良い関係性を維持しているようでした。
サポセンの補助金について
サポセンもNPO関係の方々を対象とした補助金制度をもっているのですが、交付決定したらしっぱなしというか、出した後どんな状況か?って認識しづらいんです。
こちらも逐一報告を求めるわけではなくて、報告書がでてきて初めてちゃんとやれたんですね。。。みたいな感じになってるんですよね。
言い換えると、サポセンの補助金って申請した皆さんが独自でやれることを提案してもらって、基準等に照らし合わせ審査を行い。
どれを応援するか決めちゃうみたいな感じになってるんだと思います。
ある意味使いやすいといえば使いやすいのかもしれません。
でもそれって一時的な効果に過ぎないのかと思ったりもしています。
これから書面審査、プレゼン審査としていくのですが、今年度から少しづつですが、伴走支援的要素もいれて行こうとは思っています。
スタートアップや団体や法人の育成という面での効果を考えるとソシオファンドの取り組みのようにあるべきなんだろうと感じています。
役所の中ですし、原資は税金ですから、好き勝手に制度が変更できるわけでもなく、いろんなハードルを超えていかないといけませんが、少しづつでも我々の補助金もそっち側にシフトしていった方が、中間支援機関としての役目をしっかり果たせるのではないかと思いました。
サポセンの補助金は、毎年、予算をはるかに上回る申請をいただいてはいますが、主旨をご理解いただけていなかったり、少し厳しい言い方をすると「覚悟」のない申請も中には見受けられます…
こんな感じ↓
そんなことを避けるためには、伴走支援的要素も入れながら、多少、申請者に負担を追加するような形になるのかもしれませんが、効果の高い補助制度に構築しなおしていかないといけないのでしょうね。
全く同じことなんてできないし、公設公営だからできることに取り組んでいかなければ意味もないでしょうからね。何からやるかは、これから考えます!
イノ
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