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続!これからの中間支援をデザインしてみる!


今日は昨日に引き続きこの事です。

グループワークで出た意見を備忘録がてらアウトプットしておこうと思います。

その前に…昨日書き残した事。


講師である実吉さんからの話しの中では、行政との関係性についてのお話しもありました。

この関係性については、今まさに転換期を迎えているのではないかというもので、

これは、先日政府から発表された骨太の方針の孤独孤立支援などについて記されている項目にも、NPOまたそれを支援する中間支援機関も、バックアップするべき対象であると明記されている事から

これから1,2年が大きな転換期になるといえるのではないか?という事でした。

協働についても触れられていましたが、これに関してはNPOにしてみるとあまり良い状況にはなく、やはり一般企業がソーシャルな分野に入って来ているという状況があってのことのようです。

グループワーク!

ではでは、グループワークで参加の皆さんから出された意見を書き出していきます。

ちなみにグループワークテーマは、
中間支援とは?という話を聞いてみて
ということで、北九州市及びそれぞれの立場に落とし込んでみてという感じです。

グループごとに、サポセンの職員を配置してますので
以下は、それぞれで書いていきまーす!

グループ1(担当 にーやん)

グループ1ですが、テーマは掲げられていましたが、
とりあえず、感想やもう少し聞いてみたいこと
ということで話が進んでいきましたので、
それを抜粋して。
ざっくりメモを取っている程度だったので、
勘違いあるかもしれません(汗)!


コミュニティ財団の事業について、
財源のお話などはあったが、
具体的にどのような支援(伴走支援のことなど)
をしているのか、もう少し詳しく知りたい。

1団体30万円程度で、毎年合計約1千万円の
助成を行っているとのことだが、
常勤スタッフ3名+非常勤2名で
どのように回しているのか気になる。
(助成事業だけやっているのでもないし。)

わくわーくさんの「おいしい輪」なども中間支援

神戸は震災を契機に求められて活動が始まり、
そこからの積み重ねがあり、
そういう地域性がある。

神戸と同じではなく、北九州は北九州で地域性に合った中間支援のかたちがあるのだと思う。

自団体は中間支援組織として基金で
助成事業を行っているが、
目標は市民が参画するようになること。
コミュニティ財団の価値観も、
市民活動が盛んになることとのことだが、
市民の自治などが、地域でどのように
広がっていっているのか知りたい。

インパクト評価には疑義があるといった発言があったが、
そのあたりの考えを詳しく聞きたい。
なんらかの価値測定は必要だと思うが、
現状のやり方では、
データが受益者など特定の人に偏っているし、
データを取る手間ばかりがかっている印象がある。

などなどの意見や感想がグループ1では語られました。

インパクト評価の話の途中で、
講師の実吉さんが入ってこられたので、
直接聞いていただけている
という思いでちょっと気を抜いてしまいまして…。
中途半端な内容となってしまい申し訳ないっ!

しかし、なんだかもう一度くらい、
実吉さん交えてお話ししたい感じかも…

グループ2(担当 イノ)

中間支援の役割という点について、
全部できないとダメという意識があった。
N研では、政策提言のような事ができないといけないという意識もあったが出来ず、うまくいかない点でもあったように思う。

結局、マイNPOを持つ者集まりであり、そこに資することが目的になっていて、中間支援機関というものとは少しちがうものであったのかもしれない。

N研は行くだけでいろいろな刺激を受ける事ができた。自分の法人ではない、他の法人の方々の視点は新鮮で、参考になる点も多く、ネットワークとしての機能を果たしていた。

ネットワーク的な機能はやはり重要ですよね。
以前よる会の中でも、N研の中で得られる気付きは、大きな原動力となったというお話しも聞かせていただきました。

中間支援からの助成金となると
上下の関係性になってしまうのではないか危惧される。

これって行政との関係性にも言えますよね…
委託業務による受発注の関係性というか…これが越えられていないため、協働という意識が薄れていってるような気がしてます。

中間支援に求める事として
自分で自分の団体に寄付を求めにくい。
寄付の推薦者になって欲しい

これについては、入門さんのこの記事をお読みください

専門分野ごと(防災関係であるとか、子育て支援)のような中間支援機関があるべきでは?
後にも出て来ますが、一法人ではなく、束になって向かうべき道を明確にした時、動かせるものの大きさは変わって来ますよね!

行政との関係性については、北九州市の場合
企業支援という方向に舵を切っている感がある
そうする事によって新たな雇用を創出するという事を大きなテーマとして動いている。

これには、市の人口減が大きな要因になっているのではないかと思いましたね…

行政が今後NPOに目を向けてもらうためには、
NPO
が勝馬になる必要がある
NPO
はまだ夜明け前にあると言う話があったが、現状のままでは、NPOは、これからも夜明け前の状況が続いていくのではないか?

そうならないためには、どこからメスを入れていくべきか?

これは、私も是非聞いておきたい内容でした。
などなど私(イノ)のいたグループでは、
中間支援については、それぞれ形態を模索して来たこと…
行政との関係性では、現状に危機感を感じていることが伺える意見がありました。

グループ3(担当 いちろー)

私を含め中間支援団体の立場の方々が多く、

企業からの寄付金もコロナ禍もあって思うように集まらない・・・

ポケットマネーを投じて助成金の原資としている・・・

助成事業や寄付金集めの悩みについて意見が交わされました。

また、企業の巻き込み方、アプローチの仕方や、その後の繋がり方もっと企業の力を市民活動に繋げられるとよいのでは? という話もありました。

「地域資源の掘り起こし」についても、

北九州市全体地域の独自性など潜在する資源はどこを探せばわからない・・・

今後の中間支援に関しては、
ソシオファンドの得意な事があり、N研の得意なところもあり、それぞれが得意分野を持ち寄れる事で、できることがないか?

などのお話しも出ていました

地域資源の発掘や照会などはこれこそがサポセンの課題なのかなぁと感じました。

グループ4(担当 あんbe)

そもそも中間支援って北九州に必要?

今まではみんなが頑張ってきたから必要なかった

下が元気になれば自ずと中間支援が生まれてくるのでは?

近年、各団体の疲弊を感じる

2周周回遅れの公設公営の北九州市だからこそ出来ることがあるのでは?

NPOが当初の制度趣旨のように行政の手の届かないところを補完していくのか、
 それとも行政のスリム化のための安上がりで代替的な存在になるのか、今まさにせめぎ合っているところだと思う

といったとても考えさせられるご意見が出ていました。
こうした傾向は市民活動の分野に限らずですね。実際、市の各課ではヒトとカネが削られ、短期的な成果を求められているキライがあり、長期的な視点で事業を組み立てることが難しくなっているように思います。
こうしたことを言い訳にしないように、各団体さんを見て、話を聞いて、職員が成長して、知恵を絞っていかなきゃいけないなぁ~と、グループワークをしてて身の引き締まる想いでした。

グループワークのまとめ…

とまぁ、それぞれに思いがありました。

個人的な事いうと、公設公営でできる事なんて限られていて、そこをみなさんに助けていただきながら…みたいなちょっと甘えた考えをしていますが、それはそれで、ちょっと教えてもらえるとか、そういう関係性が今ある事は、ウチの強みでもあるような気がしてるんですよね。

最初から中間支援の業務全部できるわけがなくて…
みんな違ってみんないい!ってのをそれぞれに言ってるだけではなく、今後はそれが繋がりながらお互いを認め合える関係性が必要になっていくのが北九州スタイルとしては、理想的なような気もしてます。

続きはまた明日!

長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

イノ

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