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さぽのよる会~8月の夜~ ふりかえり
北九州市市民活動サポートセンター イノです。
昨日、noteアップするのさぼってしまいました…笑
時間に追われてしまい、時間をとれないまま…よる会の時間になり、おわってからも参加いただいた方とあれこれ話をしてて...って言い訳ですけどね。。。
今日さぼっちゃうとズルズルいっちゃいそうなので...遅い時間になってしまいましたがアップしようと思います。
ということで…今日は、昨日開催した
さぽのよる会〜8月の夜〜の振り返りです。
テーマは二つ!
でも今日は前半部分についてのみにしておきます。。。。
前回、ご参加の方からご提案いただいた、北九州市のある基金の現状等についてです。
これ資料を担当の課から取り寄せて、私の方でまとめて…と思っていたのですが、なんと担当課(地域福祉推進課)の課長が参加し、説明してくださることに!
お話しくださった課長はご自身もNPOで活動されている方で、私たちのやろうとしていることにも理解があり大変たすかりました。
行政とNPOの対話の会として、立ち上げたさぽのよる会ですが、非常に良い形になってきていると思っています!
基金のお話し
内容としては、ざっくりですがこんな感じ…
以前は豊富にあった運用益もこの十数年で大きく減少し、これを原資に市民活動に助成してきていたが、現状として大幅な見直しを余儀なくされている。
近年、助成団体が固定化したり、高齢者によるサロン活動に偏ったりする傾向があったため、見直しを行い、新たな活動にチャレンジする団体やこれまで助成を受けていない団体への支援へと重点化
現状の助成制度は、
スタートアップに関するもの(1年限り)と
その後の活動継続にかかるもの。ただし、最長5年間で、団体の自立を目指すものと位置づけており、年々補助額は減額されるという状態になっている。
担当課としては、目的、対象団体、助成額、年数などを整理し、団体にとって使いやすく、役に立つものにしたい。
助成だけではなく、育成や伴走支援も必要と考え、中間支援組織による支援の仕組みづくりを図ることなども必要なのでは?
サポセンでもいろいろ補助制度の課題は認識しています。
少しづつでですが、このよる会の前身の会でNPOの皆さんからアドバイスをいただき、いろんなチャレンジをしていっているところなので、横で聞いていて、すごく共感できる部分が多かったです。
同じような意識を全く別の局の課長もお考えということは、嬉しくもありました。
課題意識として…
このほか、地域福祉推進課として問題視している点、これから考えて行こうとしている点なども併せて説明いただきました。
これもざっくりですがこんな感じ…
1980年では、いわゆる核家族が42%あったのが、現在では25%当時19.8%であった単身世帯が現在38%となっていて、世帯割合でいくとトップになっているとのこと。
1980年当時は、まだまだ男性は終身雇用のもとで定年まで会社で男性は仕事助成は、主婦層も多く地域の活動(自治会、PTAなど)退職後の男性や専業主婦層の女性が多く参加できていて、地縁がしっかり維持されていた。
しかし、現在で考えると単身世帯が一番多いことに加えて、共働き世帯も増加し、自治会などへの未加入世帯も増加するなど、地縁での繋がりは非常に薄くなってきていることで以前標準世帯とされていた、核家族や三世代家族と単身世帯の間が大きく分断されてしまっている。現状もある。
という状況において、社会の支え合い機能が大きく変化(衰退)してきているという認識のもと、こういった課題について、NPOの方々の力でなんとか解決できないか?
ということでした。
家族構成の変化、地域コミュニティの希薄化、などすごく、すごくいろんな要素が詰まっていると思うんです。
単独の課ではとても対応しきれないことだと思います。
行政の縦割り組織に横ぐしをさせるのがNPOであると、よく耳にします。
ここでNPO法人や市民活動団体に目をつけていただいてるのは、すごくサポセンとしてはうれしいことです。(いろいろプレッシャーにもなりますけど…笑)
対話会…
説明をいただいたのち、意見交換として、課長のほうから参加の皆さんから意見など、教えて欲しいということで、いつもの感じで対話の会になっていきます…笑
以下、参加の方々からの意見を箇条書きで…
■基金による助成金に関する点
・施設借りる費用としてこの基金を活用してきた。
・継続的な支援を受けられることで、活動を続けていくことで、団体として力がついたし、自分たちがやっている活動を必要と感じることができた
・ある年突然もらえなくなるのは痛手ではある。
ただ、それに対して明確な理由があればそこは納得できるところ。
・確かにずっと同じ団体に出し行くわけにはいかないというのは理解できる。ただし、北九州市として長い目線で団体を育てる環境ができていないのも事実。
・スタートアップという意味では、これから何か始めていきたいと考える方にとっては、種まきだけでなく、やはり水やりも必要とは思う
・そういう意味でファームとなるような制度は必要なものとは思う。
・自走することを目的としているかと思うが、そこについてのイメージが見えない。
・この基金による助成が、世の中のどんな部分を担うのかがわかりにくいような気もする。もっと色を明確に打ち出してよいのではないか?
■ 新たな支え合い形について…
・まちづくり協議会が理想の形になっていないのではないか?
※北九州市は自治会とは別に地域を支える自治組織として概ね各小学校区ごとにまちづくり協議会なるものが組織されています。
・あらたな地域の支え合いの在り方としては、小地域福祉活動計画があるのではないか?これを決める際には、多様な主体の意見を聞くことが必要だという話になり、様々な立場の人たちに声掛け、参加してもらうこととなっている。
・北九州市が委託に出しているある事業の予算については、他都市と比べて厳しい。
市は本当にパートナーをつくろうとしているように感じられない。
そういった、民間団体に委託する予算が少ないと、そこで働く方々は、それを仕事として暮らしていける収入が得られないことにもなる。
そうなると若い人たちを育てることができなくなる。そういったところの改善も必要なのでは?
いつもながら...
ホントに歯に着せぬというか…率直なご意見ばかりだと思いません?
この話、この場にいない行政の職員にも本当に聞いて欲しいと思いました。
官製ワーキングプアなんて、本当にみんな意識してるかな?って思います。
他都市の指定管理施設なんかでも同じような事があるという話も聞いた事あります!
行政職員は、予算の削減などのあおりから、当然効率化を求められてしまうのですが…やはりその結果どうなるか?
というところも考えないといけないですよね…
でも行政のスリム化を求めるのは?誰?って話もありましたね…
どこに注力するか?っていう判断も的確にしていかないといけないという事にも繋がる話ですね。
補助金における自走のイメージ…
サポセンとしても補助金は2年まで...しっかりそこは考えながら、補助金の採択団体のみなさんと一緒に頑張んないといけないですよね。
ホントにいろんな気づきをいただける時間でした。
長くなったので今日はここまでで!
今日も読んでいただきありがとうございました。
イノ
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