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よる会(7月の夜)を振り返る

北九州市市民活動サポートセンターのあんbeです。
今日は昨日開催されたよる会について振り返っていきたいと思います。

今回は特別ゲストに名古屋市市民活動推進センターの織田所長がご参加されました。
先日、名古屋市の職員さんが視察に来られており、その際による会にご関心をいただいて、今回参加していただく運びとなりました。
名古屋市は本市と同じく公設公営のサポートセンターを運営しております。指定管理から公営に戻した経緯があるそうで、中間支援の難しさを痛感しておられました。
今後も連携、情報共有して、NPO法人支援に役立てたいですね。

ところで所長、魚町商店街で焼うどんを探した挙句、お好み焼きを食べて帰ったそうで…(大変褒めてらっしゃいましたが笑)北九州市のおもてなしが疑われるので、次回はきちんとご案内したいと思います!

さて、昨日のよる会のテーマは大きく2つ。

  • 孤独・孤立支援に関する助成金について

  • 中間支援について

孤独・孤立支援に関する助成金について

6月の会に参加できなかった地域福祉推進課孤独・孤立支援担当の中江係長から新たな施策のご紹介がありました。

コロナ禍における物価高騰等に影響を受け、支援ニーズの高まりによる業務量が増加している団体に対して、一定の活動経費を助成することにより、生活困窮者自立支援制度の機能強化を図るものです。
詳細はHPに譲るとして、ざっくり概要を。
<要件>
・生活困窮者支援に取り組んでいること(間接的なものもアリ)
・各区役所のいのちをつなぐネットワークと連携(予定でも可)していること
<助成>
・令和4年1月から12月の1年間の経費について、平成31年1月~令和3年12月いずれかの1年間に要した経費との差額を助成。上限50万円。
・概算払いの後、実績報告にて清算。
<対象経費>
人件費、光熱水費、燃料費、通信費…etc.
<応募〆切>
令和4年8月31日
https://www.city.kitakyushu.lg.jp/ho-huku/16500289.html
 
気になった方は市民活動サポートセンターにご相談ください。

中間支援について

先日開催された中間支援学習会での学びを受けて、今一度本市における中間支援について掘り下げてみました。
以下、こんな意見がありました。

  • 中間支援と括っても、伴走支援や協働等、色々な形がある

  • そもそも何のために誰の何を支援するのか

  • どこに何があるのか(公民ともにどんな支援があるのか)整理されていない、ニーズと噛み合っていない

  • “支援”と言うと、支援される側は口を出されたくないと思い、支援する側は「してやっている」と上から目線になってしまう。また、現場から離れると理論ばかりを振りかざす、頭でっかちになってしまうこともしばしば。

  • こうした頭でっかちな支援はちゃんと支援になっていない可能性も。

逆に一見して中間支援組織のようなソシオファンド北九州さんは、そのように自認しておらず、自分たちがそれぞれ出来ることをやっているという認識で、活動の中で必ず気付きがあり、それが活動のモチベーションになっているとのことでした。

また、N研では、普段は個々に活動しているメンバーの活動や考え方に触れることで、集まり自体がアンテナを張り直すきっかけになっていたそうです。それもメンバーが徐々に固定化されていったことで思うようにいかなくなったとか。 

中間支援にも互いにメリットが必要で、それってつまり協働の精神だよね
ヒトとカネが不足し、スケールダウンしていっているこの時代、協働を一番嫌がるのは役所と学校。
と、耳が痛いご意見も。 

サポセンとしては、このように集まった場でヒントを得ながら、団体のための事業が出来たらと考えています。 

また、話の中で、市内にある基金の仕組みを教えてほしい、プロボノ的な役割をしている人がどのくらいいるのか知りたいといった意見もあり、サポセンで情報を集めてもらえないかという宿題をもらいました。
どこから手を付けたら…という感じですが、、そのうちやると思います。係長が。笑

7月のよる会を振り返って

北九州市にはそのままズバリの「中間支援組織」は必要ないのかもと思いました。

NPOには制度の狭間にいる人を救おうとする目的を持った法人さんが多くあります。

よる会に限らずこのような集まりで、そうした法人さん達をはじめ、行政等様々な主体が繋がり、共感し合うことで、それぞれが誰かの中間支援となるのが北九州市の中間支援かと、そうして互いの活動が拡がり、今よりもっとレジリエンスな支援が提供できるようになれば素敵やん?と思いました。

とても抽象的ですが、そんな感じです。

7月の夜参加メンバー_遅くまでお疲れ様でした!

 by あんbe


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