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12月よる会を開催しました

市民活動サポートセンターのあんbeです。

先週末、月例のよる会を開催しました。
参加者は6名と少なめでしたが、アットホームな雰囲気でスタート!

今回のテーマに入る前に、これまで皆さんが補助金をどのように使ってきたかを聞いてみました。

補助金の主旨を理解する

一番ありがちな補助金を申請する動機は、語弊を恐れずに言うと、『貰えるものは貰っとけ』というもの。
事業を行う目的が明確なNPO法人にとって、これが最もポピュラーかもしれませんが、資金力の無い法人にとってはこれが生命線となることがあるとのこと。

一方で、行政が補助金を出す際には『社会課題の解決』等、政策目的が後ろにあるため、新規性を求められることが多く、単年で継続性の無いものもしばしば。

NPO法人としては、この補助金を貰えている間に事業プランの立て方を覚え、事業を回していく仕組みづくりを行っていく必要があるのですが、やはりこうした仕組みづくりには2~3年を要するため、そのくらいの期間貰える補助金があると助かるといったご意見がありました。

また、この話をすると必ず出てくるのが補助率1/2では足りない、といったご意見。
1/2だとシンプルにその倍額の事業を行う必要があり、また補助金には人件費や備品費に充てられないものも多く、結局資金に余裕のある法人が、事業の追い風にするために使われてしまうとのこと。

我々としても、補助率を上げていきたいという思いはある一方で、その本来目的は補助金を交付した団体が行う事業を通じて受益者(市民)の効用を高めることにありますから、事業や団体の未来について十分な継続性のビジョンを持つ団体に交付できるよう、なぜ交付するのか、何に交付するのか、採択団体にどうなってほしいのか等をもっと明確にし、金額(補助率)だけでない、付随する支援スキームの組み立てや開発、または採択の審査に臨む必要があると感じました。

余談ですが、助成金・補助金の情報はキラキラネットにて随時更新で掲載しておりますので、情報収集にご活用ください。

これからの光楽園についてみんなで考えようの会(妄想の話)

ここからがこの日の本題。

NPO法人光楽園の理事長尾籠さんから素敵なビジョンをお話いただきました。なんでも光楽園が持つ様々な機能を併せ持った新園舎の建設を検討しているそう。
ちなみに建てようとしている施設のイメージはこんな感じ。

温かみがあって、光楽園らしいですね!

現在の構想は既存の施設と新園舎で未就学児の保育や児童発達支援、里親支援、放課後等デイ、小学校以上の不登校対応等、地域に開かれた、あらゆる子ども達、そしてその親御さんへの支援をカバーするというもの。

これに伴い、NPO法人認定の取得を目指すことが一つ。
申請書類の作成は我々サポートセンターが全力でバックアップします!

その他で、こういうサービスがあったら良いな、こんなことも出来るんじゃない?といったアイディアを皆で膨らます場になりました。

ホットワインでアクセルを吹かしたOクボさんのご意見を皮切りに(笑)、ブレインストーミングのように、自由に活発に意見が飛び交いました。その一部をご紹介。

  • マクドナルドハウスのような、病気の子どもとそのご家族が利用できる滞在機能

  • のびのびフレンドリースクール(自然環境に恵まれた郊外の小規模な小学校に、通学区域を越えて転入学することを認めるもの)の機能

  • 本棚に隠れて、又は草原に寝転んで、ブランコ漕ぎながらお日様の下で絵本を読みたい

  • 近隣農家の朝市

  • 園内遊具や広場の地域の子ども達への開放

  • 大学、短大や専門学校との連携した将来の保育士の研修受け入れ

などなど。他にも県外の類似施設の情報も交わされました。

私がそういう目で見ていただけかもですが、先日開催された法人運営セミナーで学んだ、相利(相手の利益を考える)の視点でご意見いただいていたように感じました。

つまり、目的は異なるけれども、光楽園が既に持つノウハウや施設といったリソースを活用したい主体がいて、そうした主体を関係者として巻き込み、協力を通じて光楽園の目的が達成されるような仕組み。

例えば、朝市で言えば、光楽園のスペースで直売することで、農家は廃棄予定の規格外の野菜を売れる、光楽園は野菜を給食に使える(または空きスペースを活用できる)、父兄は送迎ついでに食材を買える、地域住民は集いの場ができるといった風に相乗効果が期待できます。

また、子ども達の送迎が終わったマイクロバスで今度は高齢者の送迎を行ったり…

妄想が止まりませんでした!

振り返って

まずは率直な感想。さすが光楽園、構想がデカい(小並感)。
そしてそれを実行に移す(しかも現実的な)桁外れの勇気と行動力に最敬礼。
本市の子育て支援に何が必要で、そのために光楽園が何をすべきか。
何より尾籠さんがこれらの話を一番楽しそうに語るのが印象的でした。

今回出てきた意見は実現が厳しそうなものや、尾籠さん的にちょっと光楽園には合わないかなぁといったものもあったとは思いますが、全部妄想なのでそうしたことはとりあえず脇に置いて。(笑)
どれか実現されたら面白いですね!

私的にもよる会ではいつも学んでばかりで、それはそれで良いのですが、今回はフリースタイルだからこその皆で何かを生み出そうという一体感があって、とても良い回だったように感じました。

よる会はテーマを募集しています。
ウチのことも取り上げてよ!という団体さん、是非ご参加ください。
他人事だからこそ出てくるアイディアもある?!

今回はこの辺で。マタネ!

あんbe


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