『5年生存率7%未満のがんステージIVを宣告された私が8年たっても元気な理由』を自分の癌が治った体験をもとにデビューした!

【本の要約】

健康的ベジタリアンの生活を送っていた著者を襲った「スキルス性胃がんステージIV」。

胃の全摘手術後の病理検査で医者から5年生存率7%未満を告げられる。絶望と死の恐怖から、どのように再発を防いだのか、退院直後から9年目を迎えた現在までに行った食と生活習慣の改善、どうしようもなく襲ってくる不安に打ち克つ方法を伝える1冊。

また、がんにかかった場合に読みたいがん関連書籍は、書店に行ってもネット書店で調べても、数が多すぎてどれを読めばよいのか正直わからない。

本書では、その中から、自ら読み参考となったがん関連書籍を28冊紹介している。すべてを読む必要はないが、どれを読めばよいのか迷った時のガイドブックにもなるはずだ。

死に対する恐怖と不安は、がん患者にとっては避けがたいことである。それをどのように乗り越えたのか、その方法論は一読に値する。

出版社 ‎ユサブル (2021/7/17) 発売日 
4.1 5つ星のうち4.1 57 レビュー 単行本(ソフトカバー)
¥1,540 (15pt)

                       AmazonTOPレビュー、対象国: 日本

早乙女 輝(Hikaru Saotome)

私も5年生存率が低い癌と告知を受けたので共感し尊敬!

2022年6月30日に日本でレビュー済み

私も生存率が低い癌だと医師に告知され、著者と同じ様に真っ白になりました。まさか自分が癌にかかるとは夢にも思わなかったので、癌とは怖い病気としか知識がなく、この本を探しまくりました。

著者がご自分の体験談を元に癌についてや、どうして癌を克服できたのかを具体的にお話して下さっているのでとても説得力があります。

※このレビューは、原稿を出版社及び編集者また著者に了承を取り記事を掲載しています。予めご了承ください。

第一章〜第四章までの本文全てを、同じがん患者として、そしてまた同じがんから完治したものどうしとして、私の思ったことをつつみ隠さずにレビューさせていただきました。

巻末で著者がお薦めしたい本をご紹介してくださっています。世界的に有名な書籍や漫画まで、ユニークにためになる本がラインナップされてます。

【第1章衝撃のがん告知から手術後に至るまで】

①突然のがんの告知

自分の病気を早く受け入れ、これから先をどのように「生きる」かを考えなければいけません。

と言う冒頭の著者の言葉に私は強く共感しました。私もがんを克服する時に同じことを思っていました。

②調べれば調べるほど絶望的な事実

胃がんの5年生存率は結構高いが、著者の場合ステージ4なのでかなり5年生存率が低い。

このことが著者に大きな不安を与えたとありますが私の場合は、根拠のない自信がありました。でも、がんを克服するにあたり、この時にの私の根拠のない自信というのは、今振りかえると非常に大切だとたと思います。

③検索した結果、選択した治療法

3大治療を行わない主治医でしたが、著者には手術が必要という主治医の説得をすぐにをうけいれる。

著者は体代替え治療をを望んでいましたが、ここで、すぐに気持ちを切り替え手術を受けることにした。このことが後々すごく良かったと思う。私もそうだった。

④入院、検査、手術|腫れ上がる不安と恐怖

著者は、胃を全摘または他へ転移してるときにはその部位も切除すると主治医に言われました。

この時に著者の気持ちはまさに『まな板の遠い恋』と言う気持ちになり完全に吹っ切れたとある。私も入院してから、検査-手術とまさに『まな板の鯉』状態になり著者同様に生きた心地がしなかった。

⑤神よ、この体、を御手に任せます

著者は手術台の上でイエスキリストが十字架の上に貼り付けられたような気持ちになったと記載がある。
私の場合は、部屋から手術室に向かう廊下がまるで死刑台までの長い廊下に思えた。

著者も私も後は神任せと言うことを祈るしかなかった。という事が共通の思いだった。

⑥いまだかつて感じたことのない痛みと感謝

手術が終わり三日間激痛が走り著者はこりごりになった。私の場合も千本が手術した箇所に突き刺さったような痛みでした。1分1秒が耐えられなく、私の場合は1億円をもらってもこのような手術は嫌だと思った。私も著者もがんの手術はこりごりだというのが共通の思いだ。

⑦生きて、完全寛解を目指す!

手術が終わり4日目に初めて著者の顔がステージ4だとわかる。入院してから18日目に退院する。著者は手術後わりと早く入浴の許可が出るが、私の場合はかなり遅かった。

著者が入院してから18日目に退院とこの本を読みあまりの単位の早さにびっくりした。私は、3ヶ月ほど入院しそのほとんどが術後のリハビリも兼ね入院していた。

だから著者は退院の後すぐに自分でリハビリをしなくてはいけないので、とても大変だと感じた。

⑧強い書く事強い覚悟と意志を持って家着いた決意した瞬間

家に帰ると暖かい家族が出迎えてもらい著者は非常に幸福感を感じた。今から元から回復する決心をこの時にした。

私の場合1人でがん治療を受けていたので退院後も1人しかいなく非常に寂しいのを覚えています。なのでこの著者は非常に環境に恵まれていたと感じました。

⑨納得のできる治療法を選ぶ!

著者は自分の治療法を勉強した。主治医には抗がん剤を勧められたがそれには従わず、メンタルトレーニングと食事療法を選んだ。この2つは費用が安くまたハッピーな毎日を過ごすことができた。

私の場合は、手術が終わる前から自然治療の勉強をしていたので、また手術が終わってからの直感で看護師さんが持ってくる薬は一切飲まなかった。

私の場合。今となっては看護師さんは見て見ぬふりをしていたいてくれたのだろうと思う。著者と同じで私も治療について勉強した。術後の大切な道を自分で決断したことは、著者も私も共通点でありとても共感が出来た。

⑩勇気をもらった偉人の言葉

古代の医者ヒポクラテスの言葉が記載されています。
素晴らしい言葉がたくさんこの本には書かれてますが、
著者が1番心に残っている言葉をご紹介いたします。

『汝の食事お薬とし、汝の薬は食事とせよ』

『医師が病を治すのではなく、身体が病を治す』

私はこの著者は、神から素晴らしい言葉をいただいたと思いました。

お恥ずかしいことに私はこのソクラテスの言葉を知りませんでした。私のこれから生きていく肥やしにしたいと思います。

11,生きる、ではなく「生き抜く」!!

ここでは、著者オリジナルのメンタルトレーニングが記載されてます。ここでご紹介するより実際に著者が工夫してあみだしたメンタルトレーニングを読んで欲しいです。

私の場合は、ガンを克服したら世界一周の旅に出てやろう!と計画と楽しい旅を想像していました。そのことをモチベーションにし、全てことを楽しい旅のための修行だと位置け、辛いことも全てポジティブに考えていました。

【第二章スペース私が行った食事療法】

12.健康マニアの健康であるという思い込み

著者は自分のガンが発見される前も健康には非常に気を使い、月に一度何も口にせず丸一日お水とハーブ茶だけで過ごす日をもうけていた。

私の場合は、仕事のお付き合いでの豪華な会食や仕事の
ストレスからくる暴飲暴食などガンが発見されるまで
断食など一度もしなかった。

この本を拝見するまで、ガン患者はみんながん予防に対する意識が低いのが原因だと思っていたのでとても勉強になった。

13,「健康」思向の落とし穴

著者はガンを発見する数年前からベジタリアンや食にかんしてとても興味を持ち、食に関する講演会や勉強会の参加のみならず、資格まで取得するマニアになっていた。

私はガンや食生活に関して自分のガンが見つかる以前は
著者と違い全く興味がなかった。しかし、不思議なことはある。私の場合はガン発見の数年前から朝のトレーニングの量を極端に増やして、

体重計に乗るのが楽しみになっていった。91kgの体重
が70kgまで落ちていた。

著者も私も自分の近い将来のガンと戦う生活のための準備を直感で行っていたのかも知れないと思うと疑問が
とける。

14.改めて徹底的に食生活を見直す

ベジタリアン&ヴィーガンのことについて少しふれている。著者は食について、ガンの術後にもう一度考えた。

『食という漢字は人に良いと書く』

なるほど!そうか著者に感謝。

15.酸化した油が元の原因になる

動物性油と植物性油のことについて詳しく書いてある。
新鮮な野菜もドレッシングの成分によっては、体に悪いものもある。

私も術後毎日トマトやレタス、キャベツなどフレッシュな野菜を努めて食べています。いつもは塩しかかけなかったが、最近になりドレッシングの美味しさに気が付き、毎回ドレッシングをかけてしまっていた。本日から野菜には塩をかけて食べようと思った。

16.健康的な菜食と不健康な菜食 

ここでは、『日本一薬を与えない小児科医』真弓定夫先生に著者が影響を受けたことが記載されている。人類は猿社会だと私も以前から思っている。

ではどのようなことを著者が猿から学んだのかを真弓先生の先生の言葉を借りてここでとても分かりやすく説明している。

『食は猿から学べ』

17.泉水流食事の基本〜自分の身体のための『食』

著者は自分で味噌、梅干、漬物を自分で作っている。
私の祖父母や両親が那須やトウモロコシなどを作っていましたが、私は一度も食物を栽培したことがない。

著者の食に対するこだわりを少しでもとりいれたい。

18.主食は玄米

著者は毎日食べるお米までも気をつけています。
それも農薬を使わない無農薬のお米や野菜です。

19.私が食べている野菜

ここでは、著者が口にする無農薬野菜と遺伝子組換え食品のことが詳しく記載されています。勉強不足の私にはまだ難しかった。

20.遺伝子組換えの種と勝手に交配

21.あまり知られていないF1種について

ここではF1種というききなれない言葉について詳しく
説明が記載されています。また、野菜を料理する時の洗い方も詳しく説明があります。

私も野菜の洗い方にはこだわっていますが、著者の洗い方の方が優れていたので早速やって見ようと思いました。

22.(1汁1菜)と言う選択

ここでは、著者が味噌と醤油にこだわり、その著者がおこなっている購入方法が具体的に記載されています。

23.自家製発酵食品

ここから、いよいよ著者が自分で味噌を作り始めます。

24.簡単にできる自家製味噌の作り方

著者が失敗を繰り返し苦労してようやく完成した自家製味噌マニアルが惜しむことなく詳細に記載されています。

25.発酵食品が体に良い理由
(p92より)

発酵食品によって、腸からビタミンが排出されるようになるとの記載があった。

私は、ハッとした!

私は小さいころから朝はご飯に納豆に味噌汁を毎日食べて元気を出していた。食べた後は冷蔵庫からデザートを探しヤクルトやヨーグルト、果物を知らず知らずのうちに食べていた。

パンにコーヒーでは私は元気が出なかったので食べた気にならなかったのである。

こんなエピソードの話がある。

ある日、私が監督をしている選手をナショナルチームの選考会に連れて行った時の話である。

2日間で行われる選考会だったが、彼は朝にご飯と味噌汁、納豆を食べないと元気がでない!と突然いいだした。

私は予定と違うので渋々ホテル側で用意してくれた朝食をキャンセルして2人気で近所のコンビニを何軒か周り、

おまけに彼がどうしても食べたくなったという梅干まで購入し、ようやく朝食をとった。

私は何故、選考会当日にこの選手が朝食にこだわったのか?当時はわからなかった。

私はむしろ朝食を早く終わらして、誰よりもは早く会場に入り入念な準備をして欲しかったのであったのだ。

結果は最終日の最後の最後の試合でナショナルチームの切符を勝ちとった。彼は初めてナショナルチームのメンバーに入り日本代表として世界大会に出場するとこになった。

今、思えばこの選手も監督をしていた私も自分の直感で発酵食品を食し、ビタミンを作り出し栄養のバランスをとっていたのである。

私はここに記載されている発酵食品の文章を読んでいて、当時の謎がようやく解けた。

我々がこだわって探しもとめていた梅干、納豆、味噌、どれも『火事場の馬鹿力』を我々にもたらした食材は、健康にもっともよい発酵食品であったのだ。

そして、ときには発酵食品は即効性もあることも付け加えたい。

26.生きた発酵食品-重要な「麹」

著者も最初は手作りの麹屋さんで購入していた。そのうち麹も甘酒も自分で上手につくれるようになり、ここどは初めて麹や甘酒を作る人でもわかり安いように工夫して記載されている。

27.『奇跡の野菜』ビーツ

ここでは、主にロシアで大人気のビーツのことが記載されている。著者がガンを寛解するにはなくてはならない食材ビーツは以下のような効用がある。

・むくみ解消
・高血圧予防
・動脈硬化予防
・抗酸素化作用によるがん予防
・腸内環境を整える
・肝機能を高める
・肌を健康に保つ
・糖尿病予防
・血行不良を改善

以前、私は青果を従業員として4年半も販売させていただたいていた時期がある。同じ従業員のロシア女性にビーツをとてもすすめられた。

すすめられるままビーツを食したが、味がなくそして
すごく値段が高い!

当時は適当な応対をらしたのが恥ずかしくなってきた。
彼女はロシアに帰ったが、今度お会いする機会があったらこうあやまりたい。

『ビーツおそロシア!』m(._.)m

28.命を宿す種

著者はビーツを皮切りに自分が口にするほとんどを
自分で作っています。

『自分で食べるものを自分でつくる』

29.伝統的な食の素晴らしさ(p107)

ここでは、いかに日本食が素晴らしいかが記載されています。私も世界一周をしていた時よく日本食のことが話題になり話も盛り上りました。

びっくりしたのは、若い層にも日本食が人気があることでした。特に海外の女性には大人気だと感じました。

海外、特に欧米で食に対して敏感な人も多く、その人々の中には、日本食に対してとても詳しい人々がいました。

寿司や醤油などはもはや世界共通の言語であり、世界中の飲食店で通用しました。

著者は自分で野菜を日本古来の製法にこだわりがあります。何故、著者はそこまで伝統的な製法にこだわっているのか?何故日本食が素晴らしいのかがとてもわかりやすくここに記載されています。

30.手作りした漬物の効果

善玉菌と悪玉菌と漬物の関係が記載されています。私は歳をとってからの食の好みがとてもかわりました。

若い時は漬物やタラの芽、わらびなどは出されても口にすることもなく、努めて自分で買おうとすることもなかったです。

しかし、最近やたら山菜が食べたくなり、また漬物も同じです。漬物だけでもご飯が食べれるくらいに好きになりました。

私の漬物の買い物はもっぱらスーパーが主流でした。
しかし、著者の教えにより安い漬物は体に悪い調味料が含まれていると知り、明日からどこで漬物を買うか迷ってしまっています。

31.季節を肌で感じ大地で触れながら知恵を身に付ける。

著者ががんになったことで自然への感謝や通常の状態では気づくことのできないことが記載されています。

私もがんや免疫力向上、またがんから回復をした人の自叙伝を読むと、必ずと言って良いほどこのワードが目につきます。

『がんのおかげで気づかせてもらった』

「がんのおかげ?」なんでがんにかかって喜ぶことがあるのか!

と最初はこのワードが出てくるととても不快な気持ちになりました。しかし今は違います。まだ未熟者のわたしにはがんに感謝することはまだできません。

しかしながら、私ががんから学ぶことが沢山あり、私の人生でがんは学びの先生になりました。

32.自然に生きると体がよみがえる

では、実際に著者が日常何を食べているのかが記載されています。今まで読んでいると著者は食べるものがないという疑問が読者なら誰もが抱くと思います。

しかし、著者にとっては不自由を感じないだけの豊富な食材が具体的に紹介されています。

33.生きるためのエネルギーをいただく

『油断大敵』

まさに神様、仏様が著者の口をかりて私に言っているような気分になりました。

今、私は世界平和を目的に、また免疫力向上を教えを
広める為に2度目の世界一周の計画を立てています。

また、その莫大な費用を貯めようと、朝から夜遅くまで時間を惜しんで頑張っています。

あろうことか、ここ1ヶ月間は毎日のペースを崩して外食やお弁当が多くなってきてしまいました。

著者のおかげで今日から精進を再開しようと心に強く感じました。

34.意外と安い無農薬野菜

無農薬野菜を通販で購入すると意外と安いことが記載されている。

35.素材の味の良さに気づく

著者は胃癌のため、胃を全摘出した為食事は流動食から始めなければならなかったそうです。

この文章は胃癌になられた人や、またそうでない人にも食材の本来の味を理解するにはどうしたらよいのかが記載されているので参考になると思います。

【第3章 がんにかかったときのメンタルの重要性】

36.敵を知る! 「顔と顔」と「ストレス」と「性質」

著者は自分のガンの原因の一つにメンタルを上げている。私もその意見に賛成です。私は逆にガンを克服するのにかなりメンタルが鍛えられた。

37.ストレスが体に与える悪影響

ここでは「安保徹」の教えがかかれています。安保先生といえば、免疫力向上の第一人者として活躍されていたことは、あまりにも有名な話なので安保先生のことは、第五章で本の紹介のところでもふれていますので、ここでは割愛させてもらいます。

少しだけふれると「交換神経」「副交感神経」について記載があります。私もがんの手術をして退院するまで、
この言葉を知らなかったです。

私はこの言葉を知ってから急激にがんが治る道を突き進んだといえます。

38.目指すはマイナス思考人間からの脱出

著者はガンにかかる前にネガティブな考えをしていたと記載があります。このことをがんになってしまった原因ではないかとポジティブな思考に切り替えていきます。

私も退院がんになる前は怒ってばかりいました。自分のことを棚にあげて、あの人は悪い、なぜ約束したことを
守ってくれないのか?

などと、今から思えばほんの些細なことで腹ばかりたてていました。自分は悪くない、悪いのは約束を破った人だと他人ばかり責めていました。

当時、自分では全く感じませんでしたが私もガンになる前はかなりネガティブ人間だったことがここで気付かされました。

39.超えられない壁は無い

著者はここで5年生存率7%から決意をした経緯を述べている。私の場合も5年生存率0%と医師に宣告された時は
ショックだった。私の場合は著者のように決意をしたのではなく、生きるという根気のない自信が半分、後の半分は開き直るしかなかったのだが。(笑)

40.医師を「信用する」と医師に「任せる」は別物

著者とがん患者さんとの交流会で「医師から抗がん剤治療をすすめられなかったのか?」というような内容が多い。著者は断ったとあります。

私の場合は主治医に術後、抗がん剤や放射線治療を進められなかったので非常についていました。ただ私のがんの症例は肺に転移することが多いと10年経った今、初めて聞きいたのであります(笑)。

だからおかげ様で私の場合、他の部位に転移するかもしれないという恐怖と不安は一ミリもありませんでした。

41.知って、決めて、生きる!

著者は3大治療で手術だけ行い、抗がん剤治療と放射線治療は選択しなかったとあります。なので現代医療には感謝しているといっています。

私も全く同感です。私の場合は著者よりも、現代医療に感謝していると思います。

自分のがんは手術なしでは生きてはいけなかった。
手術なしでは私はこの世に存在しないと今でも思っています。しかし、それだけではがんの克服は出来なかったのも事実です。

私の場合、手術から10年の間に2回もがんの数値があがりました。慌て自分の生活や行動、考えかたや食事を
見直してがんの数値を下げていきました。

42.「がん」は「生き方」を変えるきっかけ

著者はがんにかかって気づきがたくさんあったと、この本のいたるところに記載があります。ここでも著者はがん治療の決断に対して自分なりの考え方を書いてます。

たくさんの気付きが記載されていますが、例えば風邪をひいたときにどうやって治療するかについて論じています。

風邪をひくとその原因を探り、そして風邪を治すために病院に行ったりその他の処置を自分で決めます。

著者はがんもはそのようにするべきだと訴えています。がんも風邪と同じように自分で治療を選択するとよい。

話はちょっとそれますが、この著者の風邪と言う言葉を聞いて私の入院時代のことを思い出しました。私の病室のフロアーのほとんどががんの患者さんでした。

同じフロアーにある食堂で他の患者さんとお話しをしていると、

話す患者、話す患者さん、非常にポジティブな人ばかりでこの病院に入院すれば必ず顔が治る!とみな口々に言っていたことを思い出します。

遠い他県から転移してきた患者も多く、その多くの患者さんは、『これでがんが治る!』と毎日ニコニコして私とお話をしている明るい顔がとても印象に残っています。

ここにいると、まるでがんがあたかも風邪がひいたような不思議な感覚になったのです。

私のがんに対するイメージは、著者と同じでがんイコール死をメージしていました。

しかし環境とは不思議なもにで、周りでこのようなポジティブな患者がいるおかげで、私も風邪をひいたら治るように私のがんも簡単に治ってしまうのではないかと思うようになりました。

ですから、このレビューを読んで下さっている皆様も
是非、多くのがんから実際に回復されたかたと多く接して欲しいです。

直接でも、電話でも、お手紙でも、メールでも、この著者のように多くの講習会や勉強会やイベントでも良いと
思います。

私のようにベッドの上から一ミリも動けなく長い間布団と友達の生活をしている方は本でも十分良いと思います。まずはがんの恐怖症を取り除くことが良いとおもいます。

話が脱線してすみません。これから益々この本は面白くなっていきます。

43.「生きる」ことに「集中」するとは!?

ここでは、がんになったことで著者が生き方を変えることにより、以前出来なかったことが出来るようになったコツが記載されています。

信じられないかもしれませんが私もがんにより、出来なくなったこともたくさんありますが、出来るようになったことのスケールと幅は以前よりとても大きくなりました。

ベッドの上で一ミリも動けなく寝ていたのに、元気になったら世界一周の旅に出よう!と大きな目標を持ち、
毎日コツコツと準備し、一昨年ようく達成することが出来たこともその一つです。

44.ポジティブの先にあるもの

ここで著者が考えるポジティブについて、泉水流の考えが発表されます。わたしはその独創的な発想に思わず笑みがこぼれましたが、このページは楽しみに読んでいただきたい。

45.「失敗と経験」は必然だった!?

ここでまたまた、著者と私との考えかたが同じだったので共感できました。

私は広辞苑に解説されている、古文漢文、四文字熟語の
物語が好きす。一番すきな物語は私の座右の銘にもなっています。

ここに記載されている著者と表現はちがいますが、
私の座右の銘は、『人間万事さようが馬』です。

46.自己啓発本をヒントにメンタルトレーニング

著者は自己啓発本が好きで読む機会に恵まれれいるようです。

他の単元が1〜3ページなのに対しこのタイトルは実に8ページにも及んでいます。主に次の3つのことについて記載があります。

・セルフイメージについて
・ホメオシタシスについて
・スコトーマとは

著者はビジネス書で学んだ自己啓発と自分のがんを治すためのイメージトレーニングを上手くマッチさせて、ご自分の治療の足しにしている。

最近では、ちまたで下記の自己啓発本が人気でしす。
1,ダイヤモンド社の『嫌われる勇気』

2.アドラー心理学・自己啓発

3.『1%の努力』今、話題の人、2チャンネルの創設者ひろゆき氏が書いた本

ビジネス用の本てか自己啓発本はがんの治療とはなんの関係も思われがちですが、ご自分の意識や環境を変えるのにかなり良いと思います。

私も著者同様、がん克服をする10年もの間自己啓発本やビデオ、YouTube等でたくさん視聴しました。

その中でここ10年間もっとも影響をうけたベスト3は?

・アドラー心理学
・マズローの欲求5階層説
・社会心理学者ミルグラムのスモールワールド

です。

47.自分を変える、変わるきっかけと出会う。

著者はここでアンソニーロビンズの『一瞬で自分を変える法』本田健訳の本と出会って、さまざまな気付きがあったという。

私も思う、がんにかかった人の半分くらいの人は、今までがんの防止策をしていなかったのか?がんに対する知識がなかったのか?このどちらかだと思う。

遺伝や特別な場合をのぞいて、自分に革命を起こさなければ、また、がんがかなりの確率で再発すると思う。

それで著者は自分を変えるまた変わるきっかけと出会うことの重要性をここでうったえている。

私の場合は、免疫力向上の為に凄く勉強をしていてそれを自分の患者さんに教えている椎名志津男先生でした。

椎名先生は空手の世界チャンピオンで日本武道館の全日本選手権でも優勝し、NHKでもインタビューを受けてしまうような空手界の中でもエリート中のエリートです。

椎名先生は私の退院時に免疫力向上の基礎を教えいただきました。交換神経や副交感神経も知らない私にとってはとても新鮮で私の体内で革命が起きました。

今、こうして元気にしているは、もちろん手術をしてくださった執刀医の先生、また看護やリハビリをしてくださったスタッフチームの皆様のおかげであります。

しかし、この著者のように私が変わるきっかけになったのは、やはり椎名志津男先生が免疫力向上のお話しを熱心にしてくれ、私に免疫力とは何かということを一から教えて下さったおかげだと思います。

【第4章スペースお金がかからないがん治療】

48.がん治療の選択をいつ、どこですべきか?

ここで著者が体に異変を、感じてから現在にいたる経緯についにて時系列にて改めて紹介されている。

私がここで感じたことベスト3.

①検査後、主治医に抗がん剤治療をすすめられるが断る

②胃の全摘手術を受ける。

③メンタルトレーニングと食事により再発を防止している

49.実践したのは「がんに栄養を与えない、生きるための色」顔がんの治療のお金と現実

がんにかかり心配になるのは、やはりお金です。高額医療制度の簡単な説明がここに記載されています。

私も医師に先進医療に入っているか尋ねてられました。
保険を使わない治療の方法だと1000万円以上の医療費の
自己負担があると聞いた時は、生きたここちがしなかったです。

さいわい著者も私も医療費は少なくてすみました。

50.正解がなければ後悔もない。必要なのは納得感だけ

通常、現在の癌治療と言えば抗がん剤治療です。このことはここでも紹介されていました。医師から勧められた治療を断る人はほぼいないと思います。

著者には妻や娘さんがいます。みな著者のことを心配しています。自分で医師と違う治療を望む時は、まず家族の理解が必要です。

著者は素晴らしい家族に恵まれて感謝しているとあります。その通りだと思いました。ここまで私のレビューを読んで頂いたり、本書を購入して読んでいただいた読者の皆さんも、まず主治医、ご家族や周りのみんなを説得しなければなりません。

これは文字に表すとたやすみえますが実際には、とても大変なことだと、改めて感じました。

51.がん治療に、「治る」と言う正解はない

著者はとても強い意志の持ち主だと思う。がん治療をよく調べているとがんの治療は抗がん剤の治療だけではありません。

総合医療、代替医療、自然療法、食事療法、3大医療、他にもいろいろ数え切れないほどのがんの治療法があります。そのような中、著者は自分で信じた治療を自分で
選択していきます。

私も運よく、病院で出された薬を私の野生の感を信じて一切口にしませんでした。その時、たまたま熱心に私に免疫力向上を教えくれた椎名先生のお言葉も私の直感に頼りました。

では、万が一、私が再発したらどうするのか?病状と部位によりますが、私は著者のようにな選択を出来るかは
不安です。なので著者はとても意志が強いと改めて感じました。

52.心を打たれ、克服への決意が湧いてきた妻の一言

私も著者の奥様の一言に感動し、思わず声を漏らして涙しました。素晴らしい奥様です。

最後まで私のレビューをお読み下さり。ありがとうございました。

【最後にレビューをさせていただいた私から】

私も癌患者として、また現在もがんの再発防止にむけて真剣にとりくませていただいている者の一人として、この本をしっかり読ませていただきました。

患者目線で率直な感想をひとこと言わせていただきます。

『私が癌になった時にこの本があればどんなにこころ強かっただろう!』

もし、昔の私のようにいろいろ悩んでいるお方がいらっしゃったら、まずこの本を迷わずに読んで欲しいです!

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