Photo by reautnt 地下鉄の花束 6 にのみやさをり 2024年4月17日 09:01 夜明けの地下鉄花束を買う自動販売機幽かな音をさせて落ちてきた花束は葉脈の先端までも冷え切って冷気は握る私の掌から背中へと抜けてゆく覚めきらぬ晩の酔いを残し走り出す車両に朝日は射さず何処までも何処までもトンネルの中走り続けるあなたわたし何処までも何処までもトンネルの 中何処までもあなたわたし花束あなたわたし花束何処までも何処までも熱を孕んでああ花束がとろけてしまう前に地上に出よう次の駅は次の駅は花束がとろけてしまう前にあなたをここに置き去りにしても ダウンロード copy #自由詩 #散文詩 #花束 #トンネル #地下鉄 #熱 #地上 #あなたとわたし 6 よかったらサポートお願いいたします。いただいたサポートは、写真家および言葉紡ぎ屋としての活動費あるいは私の一息つくための珈琲代として使わせていただきます・・・! 記事をサポート