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見つめる日々

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世界と自分とを、見つめ続けた「私」の日々綴り。陽光注ぎ溢れる日もあれば暗い部屋の隅膝を抱える日もあり。そんな日々を淡々と見つめ綴る。
クリシュナムルティの日記やメイ・サートンの日記から深く深く影響を受けました。紆余曲折ありすぎの日々… もっと詳しく
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2021年4月の記事一覧

2009年10月13日(火)

娘の腕が飛んできて目が覚める。痛い、重い。思わず跳ねのけそうになり、寸ででとどまる。布団…

2009年10月12日(月)

目を覚ますと五時。寝過ごした。慌てて顔を洗い髪を梳かす。髪を梳かしながら薔薇を見やる。台…

2009年10月11日(日)

カーテンの向こうはまだ闇の中。いつもより少し早く目が覚める。時間もまだある。昨日疲れて洗…

2009年10月10日(土)

暗い空が広がっている。重たげな雲が一面。昨日の天気が嘘のようだ。無理矢理起こした体がぶる…

2009年10月09日(金)

足が重だるくてたまらず、湿布を貼って眠った。夢の中何度か、巨大な石に押し潰されそうになる…

2009年10月08日(木)

嵐が来ている。それは窓を叩く風の音で分かる。気配に起こされるようにして私は身体を起こす。…

2009年10月07日(水)

重たげな空が広がっている。いつ雨雫が落ちてきても不思議じゃない。私は試しにベランダから手を伸ばしてみる。まだ今は落ちてこない。でも、いつもならすっきり見渡せる向こう側の景色が、何となくけぶってみえる。 街路樹が風に煽られ、裏の白緑を見せ翻っている。風の向きのせいだろう、今のところベランダにその風は吹きこんでこない。一応支柱を立てておいた。台風がもし本当に来るなら、今の薔薇たちにはまだ支柱が必要だ。 夜、途切れ途切れ目覚める。そのたび、耳にはココアの回し車の音が響いてくる。毎日

2009年10月06日(火)

多分ココアなのだろう、回し車の音が夢の中に途切れ途切れ入り込む。幼い頃から繰り返し見る夢…

2009年10月05日(月)

まるで人形がその目をぱちりと開けるように目が覚めた。その直前のことも見た夢のことも一切覚…

2009年10月04日(日)

目を覚まし窓を開ける。地平線辺りにかたまっている雲は灰色だけれども、これも朝のうちだけだ…

2009年10月03日(土)

お馴染みの回し車の音が、夜じゅう響いている。カラララ、カラララ。勢いよく回り続けるその音…

2009年10月02日(金)

気がつくと雨。粉のような雨が辺りに散っている。昨日しまいわすれた洗濯物がベランダでしっと…

2009年10月01日(木)

夜じゅう回し車の音が響き続けている。あの勢いのよさはココアだろう。一時、二時、三時…うと…

2009年09月30日(水)

濡れた空気が帳のように下りている。そんな気配に包まれて目を覚ます。窓を開ければ、しんしんとした雨。風もなく、まっすぐに降り落ちてくる。それは柔らかい棘のようで、でも五月のそれとは異なる色合いで。まだ表通りを走る車もいない。そんな時刻。ベランダで髪を梳かしながら雨に手を伸ばす。手のひらに降り落ちるそれはやはり柔らかく、でも何だろう、何処か切ない。 まだ暗くて薔薇の葉を確かめることができない。多分今日もまた病葉を見つけ切り落とさなければならないんだろう。しばらくそれは続くんだろう