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見つめる日々

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世界と自分とを、見つめ続けた「私」の日々綴り。陽光注ぎ溢れる日もあれば暗い部屋の隅膝を抱える日もあり。そんな日々を淡々と見つめ綴る。
クリシュナムルティの日記やメイ・サートンの日記から深く深く影響を受けました。紆余曲折ありすぎの日々…
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2021年2月の記事一覧

2009年09月14日(月)

空の裾に灰色の雲が横たわる。朝というのはたいていそうだ。空の裾野に雲が横たわっている。そ…

2009年09月13日(日)

窓を開けると一面朝靄が広がっている。あぁなんて柔らかい景色なんだろう。私はしばしその様子…

2009年09月12日(土)

どんよりとした雲の下、目が覚める。何処を見ても雲だらけ。しかも灰色の。昨日の続きのように…

2009年09月11日(金)

目が覚める四時半。痛いなぁと思いながら横を見ると、娘が90度回転して、私の腰の辺りに頭突き…

2009年09月10日(木)

涼やかな風がカーテンをそっと揺らしている。私はベランダに出て髪の毛を梳く。午前四時半。今…

2009年09月09日(水)

もしかしたら四時半に起きることが癖になり始めているのかもしれない。今朝もその時刻に目が覚…

2009年09月08日(火)

今日もまた早くに目が覚める。時計を見れば四時半。外はまだ薄暗い。 ベランダに出て薔薇の樹を見やる。淡い杏色の花はもう開ききっており、その脇で白の薔薇も開いている。逡巡した後、私は鋏を持ってくる。パチン。鋭い音が響き、薔薇の花は落ちる。私はそれを、ガラスのコップに挿してみる。一度挿したものの、何か違和感を覚えしばらく見つめる。あぁ、もう新芽がここから出ているのか。私は枝を三つに切り分け、新芽が出ているところを潰さぬよう、挿し木をする。残った花だけを、ガラスの中の水に浮かべる。こ

2009年09月07日(月)

目覚ましのベルがなる前に目が覚める。娘の腕が私の胸の上にある。どうりで重たげな夢を見てい…

2009年09月06日(日)

目が覚めたのはいつも起きている五時少し前。習慣とは恐ろしいものだ。今日はもう少し寝ていて…

2009年09月05日(土)

窓を開けると、夜空にまんまるい月がぽっかり浮かんでいる。雲に交わるわけでもなく、空に交わ…

2009年09月04日(金)

まだ夜明け前。音を立てないように玄関を開ける。目の前に広がるのは小学校の校庭。その向こう…

2009年09月03日(木)

窓を半分だけ開けておくだけでも、十分眠れるほど涼しくなった。薄曇の今朝。私はちょっと寝坊…

2009年09月02日(水)

ひんやりした空気で目が覚めた。肌に纏わりつく空気が少し湿っぽく、そしてやけに冷たい。久し…

2009年09月01日(火)

美しく晴れ渡る空。白く輝く海。この街のこんな景色が私はとても好きだ。荒れ狂う海ももちろん好きだけれども、でもやっぱりそれは、こうした美しい漣があるからこそ、なのだと思う。 銀杏の緑は昨日の台風の名残を残し、雨の雫をたたえながら私を迎える。一本一本、それぞれに緑が違う。微妙に違う。その違いに手を伸ばしながら、そっと葉を撫ぜる。 昨日丁度娘が出掛けるときが一番天気が悪かったのかもしれない。道を渡り始めた娘の傘が、ぱかっとひっくり返る。振り返った娘は笑い、私も笑い、二人して雨を忘