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夫婦円満芸人の教え

先日、テレビで「アンタウォッチマン」をぼんやり見てましたら、ゲストのバカリズムさんが子育てについて語っていました。なんでも、赤ちゃんのお世話を積極的にされているとのこと。奥さまが赤ちゃんのお世話をしている間は、皿洗いもしたり。大活躍ですね。

しかし、バカリズムさんが「たまに、おしりふきのフタを開けたままにしてしまって、奥さんに怒られるんですよ」と。あるあるですね。

「でもね、奥さんもたまに開けたままにしてる時があるんですよ」と続けたバカリズムさんに、ザキヤマさんが「ああ、それは言ってはダメだよ」と。すごい。よくわかっていらっしゃる。

「わかってはいるけれど、言ったことがあります」と続けたバカリズムさんに、ええーと驚くサンドウィッチマンさんとアンタッチャブルさん一同。で、どうなったか。

「予想通り、変な空気になりました」とバカリズムさん。ですよね。

富澤さんが「おしりふきは、閉まってることが大事なんだよ」と笑うと、バカリズムさんから「そう!おしりふきは誰が閉めたとかじゃない。閉まっていることが大事!」と名言が飛び出して、一同大笑いされていました。

そのやり取りに、テレビの前で深く頷く私。そうです。犯人捜ししたって、誰も幸せにならないのです。フタが開いてれば「フタ開いてたから閉めたよ」、ドアが開いてれば「ドア開いてたから閉めたよ」で良いのです。

というのも、ウチの夫さんはこういう場合すぐ「なんで?」と言うのです。
お部屋の電気が点いたままだと「なんで電気点いてるの?」。ドアが開いたままだと「なんでドア開いたままなの?」と。

結婚当初、私はいちいち真に受けて「なんで?って消してないからでしょ。そんなこともわからないのか、不思議な人だ」と思っていましたが、今は分かります。単なる嫌味です。その証拠に、彼は決して自分では消したり閉めたりしない。彼はやりっぱなしの人に、反省を促しているのです。

「誰が点けたまま、開けたままにしてるかが問題ではない。消したり閉めたりすることが大事なのだ。」

なんという名言。お寺の掲示板にも飾れそう。
「電気点いてたから消したよー」と私が言うと、夫の嫌味にはノーリアクションの子どもたちは「あ、自分かも。ママごめんね」と言ってくれます。母と子は今日も平和です。

余談

私の推しの見取り図盛山さんは「芸人なんて結婚相手にするもんじゃない」とよく言われますが、結局は芸人という属性よりもその人の人間性によると思います。

私だって「二人の記念日」とかはあんまり気にしないタイプなので、意外と気にする夫さんから見たらガッカリ奥さんなのだろうと思います。それが相性というものですね。

言い訳:記念日自体は記憶にございますが、毎日が忙しすぎて今日が何日かを把握しておりません。誠に遺憾に存じます。

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