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エッセイ集

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日々書きとめたエッセイをまとめています。
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2020年4月の記事一覧

正解のない夜だってあるから

時計の針につられるように、夜はいつだって時間通りにやってくる。まるで地球が今日もちゃんとまわっていることを示すように、休むこともなく毎晩毎晩。 別に毎日懸命に働いてくれなくてもいいのにな、なんて嘆きたくなる日もあれば、今日もお疲れさま、なんてことばをかけたくなる日もある。じぶんでもどっちが本心なのかはわからない。ただ、こんなじぶんも守らなきゃいけない地球もたいへんだな、と他人事のように同情したくなる夜がたまにある。 最近、いろいろ疲れたなあなんて思いながら夜を過ごすことに

また傘をひらく日がくるまで

 ずっと、雨が苦手だった。雨が降っているだけで気分はどんよりするし、なんとなく、その日一日に希望が持てなくなるから。ずっと晴れが続いたらいいのにな、なんて考えていた日が、すこし前まではたしかに存在していた。    でも、なんでだろう。  ふと、いつも使っている傘が玄関のすみっこにそっと立てかけられているのを目にしたとき。なんだか急に雨が、傘が、恋しく思えた。そして、胸がきゅっとなった。ことばにするとしたらそれは、行き場のない申し訳なさや、さみしさ。そしてほんのすこしの絶望

眠れない夜のつぶやき。

なんだか眠れないなあと思ったので、こうしてnoteをひらいてぽちぽちしています。 なにを書こうか全然決まってないのですが、たまにはこういうのもいいですよね…!思いつくままに書いていきます。 ✽ 最近はというと、ずっと家にいるからか、ひとりの時間がないとあかんタイプのわたしですらそろそろしんどくなってきました。なんかすこしずつ心がやられていく感が半端ないです。うう。 このままではちょっと先ゆきが不安なので、明日は久しぶりに近所の公園にでも行って心身共にリセットしてこようかな

体だけじゃなく心も休ませよう

ここ最近悲しいニュースや過度に不安を煽るような情報がひっきりなしに目に飛びこんできて、noteを書こうにも書けなかった。やっぱりわたしは不安に頭を支配されると特に文章が書けなくなるタイプなんだな、と改めて実感した。…って多少なりともみなさんそうなのかしら…? ちなみにこういうときは、本を読むスピードもガクンと落ちる。なんでかなと思っていたけれど、はあちゅうさんがある本の解説で、「本は消化するのに集中力と体力が必要」と書いていて、なるほどな…と思った。いわば心が疲れているときっ