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企業広報バイブル #50 夏〜秋は大切な準備期間

🎵日米のリーディングカンパニーで企業広報を統括して気付けば28年。IT系、インターネット系、不動産、エンターテインメント企業、広告代理店、流通業界トップ企業広報アドバイザーまで色々。かなりの私見も交えて色々書いてみようと思い立ちました、、、🎵

職業柄外を歩いていることが多い。久しぶりの方々に会えるのも夏。雑誌などはお盆進行といって本来なら月末まで時間を使う企画ものの締め切りがお盆前に繰り上がる。お盆は休みたいしね。というわけで7月後半から8月は皆さん地獄のような忙しさである。何しろ、1号分の締め切りが一気に繰り上がるので、ゆっくりと編集部にお邪魔できる機会は無くなる。しかし、本来ならすっごく忙しい方々も、お盆進行の原稿を入稿した直後はほっと一息。お盆の最中(お休みしない場合)とかお盆明け直ぐは比較的時間がとれたりする。久々に近況報告をかねた一献いかがですか?なんて具合にもなる。暑いし、ビールでも!

しかし、この時期の日中は暑くて大変。男性もスーツにYシャツ、ネクタイは何の罰ゲームだよ、気の毒に、と思うが、、女性だって、、、汗のおかげで化粧は剥がれるし、ジャケットなんぞ、持ってはいるが着れない!昨今のクールビズ万歳である。化粧といえば最近は眉毛コートなるものがあり、化粧した後の眉毛が消えないようにカバーできるが、、昔は汗をかくと、気づくと片方眉が、、、なんてことよくあった😅とんだホラー!

そんなこんなで、夏があっという間にすぎて、秋。やっと化粧も崩れなくなる数ヶ月間は年間でもコミュニケーションが最も手を抜けない時期。各メディアの年末年始特集などの企画の芽がで始める。その前にしっかりと大切な方々の所には顔出ししておこう。こちらの会社の最新の動きなどを情報シェアしてイメージを持っていただき大手メディアなどの正月号、元旦版、などで社長取材が仕掛けられないか鼻をクンクン。昨今は電子版に力を入れている大手新聞社も、どんな企画を考えてくるのかしら、といろいろ動きが気になる。また、四半期ごとの会社の業績、、今四半期はどうなのかなあ、、悪いのなら取材は仕掛けない方がいいしなあ、、年末年始、攻めるか引くか、秋は動きながら色々と考える時期。広報という職種は年間の様々な季節の動きに連動して仕事が回っていくので1年があっという間である。

また、秋は外だけでなく、内側のメンテナンスも行う時期。年末年始の長期休みに備えてリスクマネージメントを頭に入れて。いざという時の連絡体制と緊急連絡網の再確認。主要なマネージメントともこのタイミングで軽くコミュニケーションしておきたい(それぞれ、危機に対する認識にはバラツキがあるので知っておく意味でも)。年末が近づくと、社長や、主要マネージメントは年末年始、日本を空けるのか、いざという時に連絡できる環境にいるのか、駆けつけることができるのか、なども含めて業務の合間を縫って情報収集。まだ7月だけど、広報だって夏の休みは欲しいし、年の後半をイメージしておきたい。

企業広報は感性、感覚の仕事ではなく限りなく論理的な地味な仕事だと思う。
昔、新入社員に、広報部長って、テレビ局のディレクターとスポーツカーでドライブ出来るのですか?と聞かれて、気絶しそうになったけど、、、


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