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シュークリーム格言

今日は目先を変えて、純粋な料理の記録です。
たまには料理の仕事をしてる人間らしくですね。
料理じゃなくてお菓子ですけどね。
いつもより長めの文章で失礼いたします。

国民的スイーツ、シュークリーム

シュークリームといえば、皆様もうご存知ですね?ふわふわでサクサク、一口頬張れば優しい甘さのカスタードとバニラの香りが口いっぱいに広がる国民的洋菓子。日本では昭和30年頃から普及して、今では立派に市民権を得たスイーツです。

美味しいですよね〜。私はクッキー生地のザクザクしたシュークリームが好きなのですが、初心者なのでとりあえずオーソドックスなやつ、行ってみよー。

参考にしたレシピはこちらに載ってます。

ムラヨシマサユキさんのレシピはどれも丁寧なのですが、この本は特に秀逸。一つ一つの工程について、これでもかというほど解説が載っていて、わかりやすいことこの上なし。


傾向と対策が大切です。

皆様にご承知頂きたい大前提として、シュークリームは作るのが難しいと言われるお菓子です。初めて作るなら念入りな下準備と下調べが必要だと感じた私は、レシピ本を熟読し、アスリートの如くイメージトレーニング。

幸いこの本には、購入者特典として動画が見れるサービスが付いているので、動画で予習もしました。


それから、本を広げページをめくりながら作業するのは場所もとるし、時間のロスも大きいので、レシピをテキトーな紙に書き出します。
(本当はルーズリーフに書きたかったけど、ルーズリーフ探すのめんどくさくて)←

紙に書き出すことで作業の順番も覚えるし、ピラっと一枚の紙なので、まぁー見やすい!書くのは面倒ですが「急がば回れ」とはまさにこのこと。

書き出したら、下準備といきます。

生地を絞り出すときのガイドラインをオーブンシートに書いたり、計量したり、卵を溶いて湯煎で温めたり、粉ふるったり。
私は大雑把でズボラな人間なので、こういう作業はあんまり得意ではないんです。でも、この下準備が大事なんだよね。
「急がば回れ」とはまさに(以下同文)

煩雑な下準備を終え、ようやく調理にとりかかります。

シュークリームといえば、外側のシューが最大の難関。 
材料は水、バター、牛乳、小麦粉、卵というシンプルなラインナップなのに、それを特定の順番で混ぜ、オーブンで焼くことで、あのサクふわなシューが出来上がる。
ほぼパンケーキと同じ材料なのに、全然別物が出来上がるんだから、お菓子ってほんとに錬金術です。

作り方は、まず水とバターと牛乳を鍋で温め、煮たったら小麦粉をイン。しっかり混ぜて、鍋に張りついてくる感じになってきたらさらに混ぜて、火からおろして卵を加える。冷めると焼いた時に膨らまなくなってしまうので、一気に混ぜる。目安はゴムベラですくって二等辺三角形に伸びればOK。
ここの工程が特に難しく、急がないと冷めちゃうけど、生地を見極める慎重さも必要。

「んー、二等辺三角形?かな?う、うーん??」

、、よくわからんまま、とりあえずOKということにして(だって冷めるやん)急いで絞り袋に入れて、丸く絞り出す。
100均で買ったプラスチックの口金なので、上手く絞れず、またここで時間ロス。

半泣きになりながらも、しっかり霧吹きして、フォークで軽く形を整えて、ええいままよ!とオーブンにイン。


はあぁぁぁぁ〜〜〜
疲れたー、、




お菓子作りって、可愛い女の子がウフフ、オホホと優雅にやってるイメージがあるけど、少なくともシュークリームに関しては体育会系です。

焼き時間は30分ほど。その間に洗い物をして、カスタードクリームを作ります。
(カスタードクリームに関しては今日は割愛。)

ちらっとオーブンを覗いては徐々に膨らむ生地に心が躍る。そう、これが私の好きな時間なのよ。その調子でうまく膨らんでくれー!


そして、焼き上がりがこちらになります。

まあまあ膨らんだけど、、膨らみ足りない。
やっぱり、生地が冷めてたようです。
反省点はあげたらキリないけど、初めてにしちゃ上出来ってことにしたい。

そして、十分に冷ましたカスタードと、固めに泡立てたホイップリームを混ぜた特製クリームをシュー生地に注入する。
これがまた難儀な作業で、シューの中にクリームがどれだけ入ったかわかりにくい。どんどん入ってるような感じもするし、あまり進んでない感じもする。最終的にいっぱい入れすぎて破裂しました。

というわけで、完成!

うーん、クリームうまっ。
シューは膨らまなかった分、厚ぼったくなってしまいましたね。でも、クリームが頑張ってカバーしてくれている。よしよし。お高いバニラビーンズ使ってカスタードを作るとやっぱり美味しいですね。

また作ります。

前評判通り、シュー生地作りは難しかったです。でも、それなりに形にはなったので予習の成果が出たかな? 流れは掴めたので、次はもっとうまく作れそうな予感がします。

なんでもそうだけど、チャレンジする前が一番不安なのです。「案ずるより産むが易し」とはまさにこのこと。


シュークリーム作りは、私に、
「急がば回れ」と
「案ずるより産むが易し」という
一見相反するような格言を残してくれました。



次回もがんばります!



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