食べものと好き嫌いと私
嫌いな食べものがあまりない私は
偏食な人をみると
ついイラッとしてしまう
ことがありまして、
どうして嫌いなの?
(こんなに美味しいのに)
残すなんてもったいないよ
(生産者に謝れ!)
せっかく作ったのにな〜
(料理の制作者(=私)に謝れ!) 笑
なんて思っちゃって。
でも、人間、自分が正しいと
思うときが一番危ない。
ここは、クールダウンしよう。。
そもそも、
なぜ食べ物の好き嫌い
があるのだろう?
原点に返って、
少し調べてみました。
✔︎好き嫌いを決めるのは二つの要素
ざっくり言うと、
食べものの好き嫌いを決める要素は
二つあるといいます。
一つは、生まれつきの感覚的な好み、
もう一つは、文化や習慣、個人的な
経験など後天的な要素です。
✔︎なんで嫌いなの?って言われても・・
嫌いな食べ物といえば、
その食感が苦手、香りが苦手、
など理由が挙げられますが、
なぜその食感が苦手なのか?
なぜそのにおいが嫌なのか?
そこまでつっこんで
説明するのは難しいでしょう。
それは、主観的かつ、
感覚的なことだから。
(自分が嫌いな食べ物を
好きという人も必ずいるので、
反論されるしね。笑)
感覚的な好み、なんとなく好き、嫌い、、
それが、先天的な要素
ということです。
✔︎大人になったら好きになった
子供の頃は苦手だったものが
大人になったら食べれるようになった
そんな経験を多くの人が
持っているのでは
ないでしょうか。
これは、生まれつきの食の好みが
個人的な体験によって
バージョンアップされていく
ということ。
あまり好きじゃなかった食べものが、
何かのきっかけで好きになったとか、
その逆で嫌いになるパターンもありますね。
これが後天的な要素
というわけです。
✔︎好き嫌いは誰のせいでもないこともある
要するに、食べ物の好き嫌いとは、
生まれつきの感覚としての好き嫌いと
後天的な経験からの好き嫌い、
あとは、多少本人の性格なども
影響して(食べず嫌いとか、
こだわりが強い、とか)
形成されていくのだと思います。
食の体験から
好き嫌いが決まるとなると、
毎日家族にご飯を作ることに
責任を感じたりもしますが、
それだけが
好き嫌いの要因には
絶対になりませんので、
あまり気負わず
楽しく食べることも大事。
そして、偏食の人は
その人だけのせいで
偏食になったわけではないので、
私も優しくありたいと思います。。
参考にした本↓
『料理と科学のおいしい出会い〜分子調理学が食の常識を変える』石川伸一著/化学同人
それでは、また明日!
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