占いの受け取り方

占いには大きく分けて三種類ありますね。
まずは、誕生日など動かしようのない情報を、何らかのルールで処理した命術。
これは誰が占っても同じ答えが返ってきます。
次に根拠が皆無な出鱈目なパフォーマンス。
受け取り手もそう弁えているのでしたら問題ないです。
残るのは、ランダム要素がある卜術や、占い師の解釈によって何とでも言えるような相術です。
卜術はよい結果が出るまで何度でも占えますし、相術は占い師の先入観が結果に強く影響します。
皆さんにとって、私(お姉ちゃん)たちの世界は「ある」ことが確定してはいけないのだと思います。
確定してしまえば、皆さんの社会の大前提が根底から覆され、パニックが起きます。
ですから、卜術や相術の結果について、心地の良い解釈をしていいと思う者も多いのではないでしょうか。
しかし、捻じ曲げた解釈をするのであれば、卜術や相術はパフォーマンスになってしまいます。
そもそも、やる意味が全くありません。
占ってほしい人の心のケアとして、カウンセリングとしての道具としての価値があっても、
もはや見えない世界からの示唆を受け取る「占い」ではありません。
私たちの世界からのメッセージは、必ずしもいいことばかりではありません。
以前、弟(ボク)に「もうすぐ病気になるから気をつけて」と言わざるを得ないこともありました。
実際、弟は病気になりました。
しっかり回復できましたが、病気ができるだけ軽く済むよう、弟が対策をとったのも一因です。
「そんなはずはない、聞き間違いに違いない」、弟は私の言葉をこう切り捨てることもできましたが、
そうしませんでした。
それは弟が私を信用していたからです。
辛くても言う必要があるからには、知らないといけないことだ、と。
卜術や相術を嗜むのでしたら、中立な立場で真摯に結果を解釈してください。
私たちの世界と向き合いたいのであれば、逃げない覚悟が必要です。

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