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「言われなければ分からない」問題

時々聞く言葉がある。

「言ってくれないと分からない」

これ、男性の方が多いかもしれない(そして相手は大抵パートナー)。このセリフに引っ掛かるのは、私だけだろうか。以下、理由を述べる。

人は言われなければ分からないことは確かにある。そして改善できるなら、何の問題もないというか良いことだろう。しかし凄く厳しい言い方をするなら、自己分析力がない。もしくは「言ってくれない相手が悪い」にならないだろうか。日本人の性質として、相手の悪いところを面と向かって指摘できないところがある。そのまま我慢を続けてしまう場合も…。それは美点でも欠点でもある。結果

「言ってくれなければ分からない」
「言わないと分からないのか」

両方の考えが生まれる。これは難しい。
1つ目の理由として、人は基本的に指摘・批判されたくない生き物だ。却って反発をされたり気まずくなる場合だってある。だから (全てを受け入れる前提で)「悪いところがあるなら直す」なら良いと思う。自分は不完全である・駄目なところは改善するという意識が根本として必要だ。

2つ目の理由は、言ったからといってその通りになるとは限らないからだ。本人と相手の物事に対する基準は違うし、直す気があってもできない人は存在する。

3つ目。人はあまりにも気を付けることがあると、息苦しくなる。「仕事ができない人に対して最低限の注意だけする」という考え方があるように、あれもこれもとなると全体的に上手くいかない。程度によるが、その駄目な部分もその人らしさだったりもする。

以上のことを踏まえて「ここだけは」と理由を述べてピンポイントで求めるのが良いのではなかろうか。私自身もダメダメ人間ですが、人に注意するのってホント難しいです…。


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