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小さなことでも人に尽くす人が試練の時陥りやすい落とし穴

いつも読んでいただき
ありがとうございます。
さおりんです。


東日本大震災の日のことは日本人誰もが
忘れてはいけない災害です。


海外からは災害に遭っても取り乱さない
日本人の礼儀正しさ、東北の人たちの
忍耐強さを褒めたたえ、日本復興のため
のための祈りのことばを捧げていました。


日本は今こそ持ち前の底力を発揮して、
雄々しく歩きださなければいけないと
強く思いました。


わたしは1000年に1度という震災には
天からのメッセージが込められている
と考えています。


多くの日本人が目に見える物質的豊かさ
や快楽のみを追いかける震災前までの
ような生き方は、もうこれからはできない
と身に沁みて感じました。


とくに大きな揺れや津波に襲われた東北
から心のなかにも大きな津波が押し寄せて
自分のエゴの壁を破っていったと
感じている人も多いです。


日本は66年前の戦争で国土の多くが
焦土化し、戦後の日本人は何もない廃墟
の中から物を生産することで生きる力を
蓄え、この国を経済大国と呼ばれるまで
に育て上げました。


しかし、巷にモノが溢れるにつれて人々
は物質的欲求の充足のみに奔走し、
空虚感、閉塞感から抜け出せずに本来
進むべき道を忘れてしまっていたとも
いえます。


ある意味でこの厚いエゴの壁を壊すもの
でもあります。


すべてを失いながら避難所で身を寄せ合い
命あることを感謝し、笑顔で支えあい
励ましあう罹災者、ヘリコプターで救助
してくれた自衛隊員に深々と頭を下げて
お礼を言うお年寄り、避難所に差し入れ
られた食べ物を口にしながら感謝の涙を
流す人、その姿を報道され私は人が秘めた
本当の素晴らしさを見る思いがします。


一方で、損傷著しい原子力発電所での
大変危険な仕事に自ら志願していく人たち
がいます。
子育ても終わったから社会へのご恩返しを
したいという50代以上の方が日本のために
命がけで作業に当たられる様子には、
頭が上がりませんし感謝以外にありません。


このように守られて、日々の安全な生活が
あることを改めて思いました。


今回の震災は自分さえよければいい、
自分さえ安全であればよいというエゴ
だけでは人は生きられないことを私たち
に教えてくれました。


人間は本来互いに支えあい、
ともに成長していくために生を授かった
存在なのです。


体は別々でも、命は深いところでお互い
に繋がっているという原点を、もう一度
深く認識し直すように促されています。


戦後日本が復興していく過程においては
物の豊かさを追求することが求められた
時代がありました。


1人ひとりの自立を促すために欧米流の
個人に軸足を置いた教育も大きな役割を
果たしました。


しかしいつまでも、そのレベルに留まる
ことはできません。
これからは豊かさの恩恵を受けて人格的
にも自立し成熟した者同士が調和という
1つの目的に向かってお互いに協力し、
支えあって生きていく時代です。


日本では今、和の精神に立ち戻れと
盛んに言われていますが、
ただ依存しあうのではなく、
自分の足でしっかりと立つことを学んだ
人たちが、それぞれの長所、美点を
認め合いながら、よりよい社会づくり
のために取り組むことこそが重要です。


戦後60年間、日本人が積み上げてきた
努力の上に、新たな生き方を目指すところ
に日本が立ち直る道筋が見えてきます。


今回の震災を通して私は
新約聖書のマタイによる福音書の
次のことばを思い出しました。


求めなさい。そうすれば、与えられる。
探しなさい。そうすれば、見つかる。
門をたたきなさい。そうすれば、開かれる。
だれでも、求める者は受け、
探す者は見つけ、
門をたたく者には開かれる。
あなたがたのだれが、パンを欲しがる
自分の子どもに石を与えるだろうか。
魚を欲しがるのに、蛇を与えるだろうか。
このように、
あなたがたは悪い者でありながらも、
自分の子どもには良いものを与えることを
知っている。
まして、あなたがたの天の父は求める者に
良いものをくださるに違いない。だから、
人にしてもらいたいと思うことは
何でもあなたがたも人にしなさい。
(マタイによる福音書 7章7-12節)


求めるとは、願望達成の神頼みのような
ことをいうのではありません。


まず、神の国と神の義を求めなさい。
そうすれば、これらのものはみな加えて
与えられる。
(マタイによる福音書 6章33節)


これは、人に尽くせる人になりたいと
祈る事なのです。


傍にいるだけで相手の苦しみが半減され
喜びは何倍にも膨らんでいくような存在
になりたいと心で求め、
そのような生き方を志すことなのです。


そうすれば、神はその人に必要なものを
与えて下さると、聖書の中でイエスは
言っています。


誰かのためにといっても、大きなことを
しようと思う必要はありません。
ほんの小さなことで大丈夫です。


危機に陥った時に大事なのは、マイナス
の思いでエネルギーを消耗するのではなく、
自分の話していることばや声音に静かに
耳を傾けて、普段の倍も優しいことばを
使いましょう。それが危機を乗り越える
大きな力になります。


今の状況を周囲と比較するのではなく、
また過去に遡り自分を責めたり、
人を恨んだり、先の事を思い煩うことを
せず、自分をしっかりと整え、今やるべき
ことを着実にやっていくことこそ、
最善ではないでしょうか。


どのような厳しい状況でも神様は
必要なものを与えてくださいます。
いつか試練の意味がわかる時がきます。
いまは必ずよくなると信じて、1000年に
1回のこの試練の時期をお互いに乗り越えて
いきましょう。


神は真実な方です。
あなたがたを耐えられないような試練に
遭わせることはなさらず、試練とともに
それに耐えられるよう、逃れる道をも
備えてくださいます。
(コリントⅠ 10章13節)


ここまで読んでいただき
ありがとうございました。
さおりんでした。


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