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過去や未来に目を奪われない生き方

いつも読んでいただき
ありがとうございます。
さおりんです。


人は今、ここにしか生きられません。
だとしたら、いま、ここを心豊かに
生きることがどれほど大切か
知っていますか。


そのことが
医学で明らかになりつつあることに
大きな喜びを感じたのです。


先哲と呼ばれる人たちは、
そのことを体験として知っていたのだ
と思います。


例えば、仏教では坐禅の修行中、
次々に沸き起こる妄念を消すのに数息観
すそくかんという方法があります。


自分が吐く息に合わせて
ひとーつふたーつみいーっつと10まで
数え、またひとつからはじめます。


このように、ひたすら息に心を集中する
ことで、いま、ここを見つめることを
訓練するのです。


弓道にしても剣道にしても同じで
目の前の1点に心を集中させることが
できるか否かが勝敗を決めるといいます。


ある哲人といわれ、多くの政財界人に
師と仰がれた中村天風氏(1876~1968年)
こんな話があります。


天風氏は30歳の時に結核を発病しました。
心と身体の問題に深く悩み、当時一流と
呼ばれた学者や医者を求めてヨーロッパ
を旅するが、納得する答えは得られません。


あきらめかけて帰国の船に乗り込んだら
ここで生涯の師であるインドのヨガの聖者
カリアッパと出会いました。


カリアッパは天風氏をヒマラヤの山奥へ
と連れていき、毎晩自分の後をついて
歩くように言いました。


真っ暗な中、師匠の足下だけを見ながら
一歩一歩歩いていく修行が続きました。


あるとき、天風氏は朝の光の中で自分が
毎晩歩いていた道を見て驚きました。
それは山頂の絶壁に通った1本の細い道
だったのです。


少しでも横を見たら、足がすくんで
深い谷底へ落ちてしまいそうになります。
真っ暗な中わき目も振らず、
ひたすら師匠の後を追うことだけに
気持ちを集中させたからこそ
できたことなのです。


ここにも多くの教訓があるように思います。
絶壁の右側にあるのは未来です。
左側にあるのは過去。
過去を憂い、未来に不安を覚えれば、
ズルズルと谷底に引き込まれてしまいます。


たとえ絶壁のような環境にあろうと
ただ目の前の一歩一歩に
気持ちを集中していきます。


真心をこめて目の前に現れた課題に
取り組んでいくことが、
幸せに繋がる道標であるということを
改めて考えました。


感謝をささげ、御名をたたえよ。
主は恵み深く、慈しみはとこしえに
主の真実は代々に及ぶ。
詩篇100章4~5章



人を包む神の愛は今、
未来も永劫に注ぎ続けられます。
目に見えない大きな力に
常に守られていることを信じながら
いま、このときを精いっぱい
生きていきたいものだと感じます。


ここまで読んでいただき
ありがとうございました。
さおりんでした。


今回ご紹介したのは、
シスターの鈴木秀子さんの著書
「自分を生き抜く聖書のことば」
について、ジェンダーのLGBTQ種族や
ADHD・HSPなどの繊細敏感種族、
いわゆる繊細感覚派が
生きづらい世の中から生きやすくなる
ために感銘を受けた思想を
私の主張も絡めながらご紹介しています。
ぜひ一度、読んでみてくださいね。

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