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#24 もうすぐ移住1年。田舎暮らしの方が楽しくなってきた理由

早いもので気づけば3月、昨年4月に南房総⇔東京の二拠点居住を始めたので、もうすぐ移住して1年がになります。南房総に暮らしながらも、都会のエッセンスも失わずにいたいわ!という心意気で二拠点生活を続けてきましたが、ここにきて、完全に「あー、海辺暮らしの方が楽しいかもー!」という境地に達しました。

何が楽しいって「暮らしが楽しい」ことに気づいてしまったのです。一番楽しいのは「食生活」です。近所のスーパーや直売所などを把握できたので、いつどこで何を買うといいのか、なんとなく分かるようになってきました。お魚やお肉は地元で評判のスーパーへ。でも、たまにあのスーパーにも地物のいいお魚が入ったりするんだよな。お野菜は基本的に直売所をチェックして、そこで手に入らないものはあっちのスーパーへ行くといいんだよな。有名な佐藤バナナ店のバナナはあのスーパーで、宮本養鶏さんの小さい卵はあの直売スーパーで買って…などなど。だってね、海も近くて里山も近い南房総なので、海鮮も野菜も果物も豊富で新鮮で安いんですよ!楽しいったらありゃしない!

とにかくテンションが上がるのが、お魚の種類の多さです!お気に入りスーパーのときわやさんでは、魚コーナーが充実しすぎて、私にとってはもはや水族館。マグロ、カツオ、タラ、サバ、ブリ、あとサンマとかアジとかイカとか、そういう一般的なのもあるのですが、マンボウ、ヤガラ、イシダイ、タチウオ、ウマヅラハギ、ホウボウ、アンコウ…など、ん?何これ?みたいなお魚が売られていたりします。あとは、キンメダイみたいな高級魚がずらりと並んでいたり、サザエやハマグリがいっぱいあったり。ちなみにクジラコーナーは常設です。

こちらはホウボウというお魚。エビを食べているそうで、甘くてめちゃめちゃ美味しかったです!近くで獲れた「地物」というのもまた嬉しい。

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こちらのイナダはたっぷり入って298円。漬け丼にして食べました。

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お野菜も新鮮でお安くて最高です。もちろん、安いだけではありません。東京でも探せば安いお野菜はありますが、畑で獲れてからの輸送ストレス!?が無いからなのか、変に冷やされたりしてないからなのか、しっかり野菜の味がするので、料理下手な私でも大丈夫。素材の味だけでそのまま美味しくいただけます。特に直売所では、生産者の方々が野菜を並べていたりするので、「あ、あのおばちゃまが作ってるんだなー」と親近感が湧いてきて「ちゃんと味わって食べよう」という気持ちになります。

パクチーが山ほど入って200円!パクチーサラダにしましたが、全部は食べきれなかった…。

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冬の間はとにかく、柑橘類がいっぱいでした。各種みかんはもちろん、無農薬のレモン、ゆず、すだち、かぼすがいっぱいあるので、しょっちゅう、ホットはちみつレモンにして飲んでいました。ちなみに、はちみつも地物。こちらのはちみつ直売所では、養蜂家の方にいろいろお話うかがいました。蜂の巣にいる蜂は基本的に全員メスだって、知ってました?

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写真は直売所で買ったホワイトポメローというグレープフルーツの一種。苦味がなく甘くてほどよく酸っぱくて香りが良くて、リアル「はちみつレモン」。私史上、最高に美味しい柑橘類第1位!になりました。国産のホワイトポメローはあまり出回っていないようです。見つけたらぜひ食べてみてください!

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というわけで特に料理好きでも、料理上手でもない私が、ただ買い物に行って、ご飯を作って食べる、というごく普通の日常生活にしみじみ喜びを感じるようになってきています。なんていうか、食生活を通じて、季節の移ろいを感じたり、未知の食材を見つけたり、生産者のことや海のことを思い浮かべたりすることが、日々を彩り豊かなものにしてくれているんですよ。それが、刺激的な都会生活よりも楽しいような気がしてきているんです。私も歳なのかなー(笑)

ちなみに、一番上の写真は昨年の秋ごろ、サーファー息子が拾ってきた岩ガキです。嵐が来た翌日、岩についていたカキが剥がされ、砂浜にいっぱい落ちてたそうです。小さかったけど、美味しかったですよ!

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