見出し画像

都会と田舎の喫茶店についての一考察。

友人と二人、高校を出て田舎から東京に出たとき、真っ先にとある喫茶店に入ったことを覚えています。当時、田舎でも喫茶店はブームでした。おしゃれでコーヒーの香りに包まれた「純喫茶じゅんきっさ」は薄暗く、チョコパフェの有名な店は明るく、ジャズ喫茶では昼間からモダンな楽曲が流れてました。そうした田舎の賑とはまったく別の雰囲気が東京の喫茶店にはありました。「やっぱ違うね、東京は」と妙に複雑な心境で語り合ったことが懐かしく感じています。

なぜこのようなことを書くのかといいますと、じつは昨日東京本社と久々にGoogle Meetでの会議がありまして、本社の雰囲気を画面に見ながら短時間に様々な感情を抱いたからです。会議がプツンと終わってふと気がつくと、そこは日常見慣れたわたしの執務空間。当り前なのですが、距離感がないんですね。会議直後の関わりというか雑談や感想を一言二言話す間もない、そんな索漠とした寂寥感さえ感じてしまったのです。

わたしの田舎から東京までは特急と新幹線を乗り継いで、当時6時間ほどかかりました。今は新幹線で3時間で行けます。インターネットは瞬時。当時は手紙か電話。ファクシミリもなかった時代です。昭和48年(1974)の昔と今を比較しても始まりません。なにしろ時を越えて変わったことと変わらないことをボーっと眺めたときに、鮮明に見えてきたものがありました。それを書き出しておきたいというのが、この記事を書いた動機です。

近頃もの忘れが激しくなって(歳のせいにはしたくないのですが)生活面に支障が出てきました。ところが記事を書いてるとキーボードとマウスのおかげで、手が覚えてくれてるんです。手順とはよく言ったものです。パターン認識で、自然と手が動くようにできています。人間の認知能力は捨てたものじゃないとは思いながら、最近はふらつくことも学習しだしました。道理でこの記事もあっちこっちに話が飛びます{笑

もとい、都会と田舎についての考察をはじめます。


はじめに
都会と田舎、この二つの場所はそれぞれ異なる魅力と生活スタイルを提供しています。今日は、喫茶店を舞台に都会と田舎それぞれの良さを探求します。なぜなら、喫茶店は人々の生活や文化が反映される場所であり、その地域の特色が色濃く表れるからです。

都会の喫茶店の魅力
都会の喫茶店は、多様性と刺激の象徴です。ここでは、世界各国からの影響を受けた様々なスタイルのカフェが見られます。例えば、東京の渋谷や新宿には、モダンなデザインのカフェが立ち並び、エスプレッソやカプチーノといった本格的なコーヒーを提供しています。また、アート展示が行われたり、ライブ音楽が楽しめたりと、文化的なイベントが頻繁に開催される点も都会の喫茶店の大きな魅力です。

一方で、ビジネスマンや学生など、多忙を極める人々にとっては、喫茶店は一息つくための憩いの場でもあります。都会の喫茶店は「第三の場所」としての役割を果たし、家と職場の中間に位置する社交の場を提供するのです。

田舎の喫茶店の魅力
田舎の喫茶店は、その落ち着きと親密な雰囲気で知られています。ここでは、地元の人々が日常的に集まり、コミュニティの一部として機能しています。田舎のカフェでは、地元の食材を使った手作りのお菓子や軽食が提供されることが多く、その地域ならではの味を楽しむことができます。

さらに、田舎の喫茶店は、のんびりとした時間を過ごすことができる場所としても魅力的です。例えば、山間部の小さな村にあるカフェでは、窓からの自然景観を眺めながら、ゆっくりとコーヒーを味わうことができます。このように、田舎の喫茶店は訪れる人々に平和と安らぎを提供します。

結論
都会の喫茶店と田舎の喫茶店、どちらもそれぞれの地域の文化や生活スタイルを反映した魅力的な場所です。都会では多様性と文化的な刺激を、田舎では自然との調和と心地よい対話を提供しています。この二つの異なる環境での喫茶店体験は、それぞれの地域の魅力をより深く理解する手助けとなります。どちらの喫茶店も、私たちの生活に豊かな色を加えてくれる重要な場所であると言えるでしょう。


わたしは否応なく二拠点生活を強いられています。いわば「デュアラー」ですが、これも時間の問題。いずれ田舎一本の生活に戻りたいと考えています。まだ当分は会社員として働きたいのですが、若い方たちと話していると、そろそろ限界かなと感じることは多々ございます。

老害なんて言わせないと申しましても、そう思われても仕方ありません。やはりどこか頑固なんですよ。客観的に。マウントとる気持ちなどさらさらないのですが、どうしても我見を押し付けてしまうことがあります。日中はまだマシな方で、こないだ若い上司と呑んだときなどは、自分の意見を言い過ぎでした。困ったものです。これは昔からそうですが、毎回反省しきり。

なんか、この場所(note)が愚痴吐き場になってきました。
どうもすみません。

今日一番申し上げたかったことは、喫茶店大好きということです。
たまには「お茶しません?」


喫茶店

ご覧頂き有難うございます。
念水庵


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?