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水槽の水漏れの原因は何か?

工事現場の一角に厚いコンクリート製の貯水槽があります。
この水槽は防火水槽を兼ねています。
水槽への給水は、屋根に降った雨水を樋で受けて貯めてます。
ほとんど雨が降らなかったため徐々に水位が下がってきました。

「どこかで水が漏れているのではないか?」

建設会社の社長の提案で水漏れの調査を行うことになり、水槽に雨水が入らないようにして、様子をみることになりました。
1ヶ月で水位は20cmも下がりました。
自然蒸発で20cmも下がることは考えられません。

「やはり漏れているのだろうが、そんなに大きな穴ではないな」

ここまでは単なる勘であり直感に過ぎません。
そこでChatGPTに相談してみました。
以下は、その相談過程です。


相談1:水槽から漏れる水の量の算出式
相談2:1ヶ月当たり0.2㎥(200l)の漏水
相談3:ひび割れの直径の計算式

これは、1㎥(1,000リットル)ぐらいの容量の水槽の水位が1ヶ月で20cm下がった、つまり200リットルの水が漏水したことを単純に計算したものです。

ひび割れが、円形とした場合の直径は約0.15mmでしかない。
ようするに漏水箇所は針の穴ぐらいのものだという結論です。

コンクリートのヘアクラック(髪の毛ほどのひび割れ)が防水層を破断して生じた水漏れであることが容易に推測できます。

ならば、ということで解決策は、屋根の面積ぐらいの雨水ではなしに、上流側の道路側溝の集水桝からホースで導水した方が手っ取り早いという結論を導き出しました。

防水工事や漏水調査の費用をかけるより合理的だという話です。


このように、自分で色々リサーチして考えるより、生成AIの力を借りて、対話的に解決していくアプローチは、もう既に多くの方が取り組んでおられるでしょうから、わたしが誇らしげに申し上げるまでもありません。

今回わたしが、この記事を書こうと思った動機のほうが、皆さまの参考になるかもしれません。

相談する相手を選ぶことです。
知ってる人に聞く方が速いわけです。
その人が本当に知っているかどうかも大事です。
ChatGPTに同じ質問をしたら、
違う答えが返ってくることもあるわけですから。


相談(水)

ご覧頂きありがとうございます。
念水庵

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