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次から次へと悪いことが起こる

先月から職場で体調不良の欠勤者が相次いで同時多発的に発生し、欠員補充として僕自身が複数の現場を行き来して対処していました。

そんななか僕自身も発熱してしまい、それでも立場的に踏ん張らなければいけない事情から、体調不良をおして働くことで何とかその場を凌いだのです。

しかし、そういう時に限って僕の社用PCのエンターキーが壊れてしまい、個人の作業効率が下がりながら緊急事態を乗り切らなければいけない厳しい状況でした。

この様な不運な状況をユーモラスに表現した『マーフィーの法則』という、経験則をまとめたものがあります。

食パンを落とすと必ずバターが付いているほうが下になってしまったり、保証期限が切れた翌月に家電が故障したり、洗車しはじめた途端に雨が降り始めたりするもので、これらの経験則は私たちの印象に強く残り、共感できる部分も非常に多いと思います。

これらはユーモアの類で語られることが多いですが、実社会では危機管理の概念として、常に最悪の状況を想定して備えることや、想定外の危機が発生しても冷静に対応するための心構えとして、役立つものでもあります。

また、人生に対するマインドとしても「何が起こるかわからないのが人生」「人生なんてそんなもの」くらいに思っていた方が、何か不運に見舞われた時にもその状況を受け容れることで結果的にポジティブな日々を過ごせるのではないかと思います。

僕が大学生の頃、就職活動を始めようとした時にリーマンショックが発生してしまい、突然の大不況が訪れたことで就活は難航を極めることとなりました。

何とか内定を勝ち得たその数年後の2011年、4月の入社を控えた3月11日に東日本大震災が発生します。そしてその年の7月、僕は体調不良の予兆があったので、その原因を探るために通院したところ、胃がんの診断を受けて胃の全摘出手術を受けることとなってしまいます。

厄災というのは不確実性が高くランダムに発生するものであり、安定した人生を期待している時点で、それは人生の捉え方が誤っているとわかります。

僕自身は、こういった「次から次へと悪いことが起こる」経験を経たことで、何か不運なことが起こっても「それこそが人生」と思えるようになってきています。

まだまだ人生は続きますが、これから不運な出来事が連続した時も「マーフィーの法則」的なユーモラスを交えながら、そんな人生を受け容れたうえでポジティブに生きていけるよう、常に心構えをしておくこととします。

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