積み上げる

GAFAという本の中に、「シェア一位のライバル企業が全ツッパしても追いつけない事業にお金を突っ込む」という記述がある。GAFAはそうして、圧倒的な地位を手に入れて今を築いたらしい。

人間もそうあるべきだと思う。積み重ねを積み重ねることが大切で、
積み重ねた積み重ねに慢心することなく、次の日もまた次の日も、積み重ね続けること。

積み重ね続けたら、いつの日か、「おお、まあまあの厚みになったぞ」と思う日が来るだろうけども、それでも積み重ねることをのみ、考えるべきだ。

誰でも、積み重ねていくうち、その意味や効果、将来や過去、安心と不安が浮いてくる。
そこはもはや、信じるしかなく、続けるしか無い。先哲が行ってきたことと全く同じように。積み重ねを続けていくと、他社の誰もが戦おうとも思わないくらいの自分が出来上がっている。

まずは、自分の好きと得意を分析する。自分で自分の診断するのは通常かなり苦手なので、人から言われることや、他者とのテストや記憶力、知識量などの量的、質的な比較を行う。自分の体に問い合わせをして、興味関心、そして、うまく行った暁には継続し続けられるものかどうか？を分析し、確約なんて得られないから、まずはスタートしてみる。
そうして、あとはひたすらに、積み上げ続ける。
他社より得意で、粘り強く続けられて、没入でき、他社より秀でればさらにその領域を深掘りできる。そのようなものを、得意というのであろう。

十点の素晴らしいものがあっても、積み重ねる作業が一だと掛け算して十点だが、六点を六積み重ねたら、三十六点。
そんなに単純では無い。けれども、「積み重ねる」は本当に難しい。一瞬で途切れるしそもそも始まらないし。ある程度までいくと単調になるため、まさに「うさぎとかめ」のようになる。

自分が得意な領域で、積み重ね続ける。

まさに、寝ないうさぎ。
そんなことが自分に適用できたなら？

世界はおそらく違った見え方をする。

少々ずれていても、高く積み上げてあれば、横に崩れて一気に高いところから始められる。

これまでやってこなかったから。
だからと言っても、言い訳しても、やはり積み上げ千日目は、最短で千日後にしか訪れない。残念ながら、今日から、一日ずつを積み上げるしかない。あなたが憧れている人も、毎日積み上げて今日そこにいるだけかもしれない。

みんな、「今日」で人と比べて、評価する。でも、積み上げてきた人と比べたり、毎日頑張ってる部分ではない弱い自分を持ち出して相手と比較したり、とかくバグりがち。

誰でも2000時間で英語がペラペラ。「誰でも」。

この言葉に勇気をもらって、今日まで何を学ぶにも2000時間を意識して積み上げてきた。10時間を200日。5時間を400日。あながち間違った数字では無いと思う。

積み上げる。
少し頑張ったけどできないとすぐ諦めてしまっている人がいたとしたら、少しだけ意識していただければ、と思う。もし、始めてみて、机に向かえない。途切れる。なんてことがあったら？？考え方を変えるのもいいけど、とりあえず、嘘でもやってみる、というのも手かもしれないですね。