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目標と目的。コンテンツとコンテキスト

イケイケになったらションボリ

「お金稼げるようになりたいー!」
って2年間言い続けてた友人がいます。
2年前までは「全然売上足らん」ゆーてたはずなのに、稼働100%になったからって話すと、「不安、そわそわ、うずうず」と、言っておられる。

不動産探しも同じ体験が

不動産屋の頃に家を扱ってた時も同じことよぬありました。
リッチなお部屋、対面キッチン、立地、アイランド型、LDKの広さ、動線。
みたいな、言うてみればショボい「コンテンツ」に不動産屋は視点を誘導して、気付かれる前に印鑑を押してもらうのが仕事です。(悪意ありすぎ?(笑))
だけど、リピートまで繋げようと思うと、「何のためにそれが必要でしたっけ?」を提案しなければならない。
ニーズを引き出して、「多分この部屋だろうな、見た目よりお金少なかったらこっちか」と当たりをつけて、その部屋で「引っ越して落ち着いた時に毎日紡ぐストーリー」に視点を誘導する。
コンテンツではなくてコンテキスト。少し意味は違うけど、それをやるようになって、相当な割合で、家族が増えた時や土地探し、知人が不動産屋を探してる時に僕の個人携帯やLINEで声かけてくれるようになった

手に入れた後から始まるネクストストーリー

マジシャンの友人から聞いた話がまさにそうですが、とにかくマジックそのもののタネを見破られないように、注意をそらすのが大切。美人が助手なのはまさにその目的だそうです。
それと同じだとしたら???
部分的なコンテンツに目がいきすぎて狭い視野で選択した不動産。鍵を手に入れたその日からは、不満や後悔が襲ってきます。
僕が負動産時代に「顧客目線」で提案してた理由の一つには、不満が多いと、退去時の部屋がめちゃくちゃ汚いから。というのがありました。
不便さ、不満、だけではなく、夫婦仲、稼ぎ、子の成績、体調至る所に歪みが出てきます。

当たり前のことを当たり前に言うとわかりやすい

家を手に入れたいと言うニーズは、家を手に入れた瞬間消える

目標か目的か?

目的が山の頂上だとすれば、目標は1合目などのチェックポイント。漢字を見ればわかりやすい。
ゾンビのように次から次とニーズを設定し続ける人生か。それとも人生をハピネスに、という目的を目指すためのチェックポイントとして家探しという目標に取り組むのか。

メンターの役割

ビジネスもコーチングも同じで、外部にいるメンターがどこまでそれを設計して誘導するか?がとても大切だと思う。
僕が心がけているコンサルテーションは、「この人がありたいと思っているであろう」場所をしっかりと認識して、一つずつチェックポイントを伴走するお手伝いをしています。自分自身ではわからないし、その人の器も自分ではわからないから。
四国八十八霊場巡りのように、弘法大師が実際にはいる訳では無いけど、同行二人のごとく、行っています。

1つ目の頂に登ったときの喪失感と迷走感、これを繰り返しながら戦闘力高い経営者になっていくんだろうなぁ。と思った次第です。いま、僕自身は何合目なんでしょうか。

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